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reasemmbly横浜アリーナ #星野源 #assembly #reassembly #横浜
途中まで書いてほったらかしにしていた1年前のライブレポですが、1月2日に源さんが収録のANNをいてもたってもいられず生放送にしていたのを聴いて、続きを書きました。
一昨年 娘が起立性調節障害という病気になった。穏やかに生活を送っていたけど思春期を境に朝、起きられなくなり、連日娘をヒステリックに起こしては優しくなだめていて、あらゆることが嫌になってしまった。
娘の病気が思わしくない日が続いて、星野源のオタ活もだんだん億劫になってきて大槻ケンヂの以来三十年ぶりに聴き始めたオールナイトニッポン『星野源のANN』も聴けなくなった。
娘の小学校に「今日は1時間目から」「すみません2時間目から」と連絡しては眉間の皺がどんどん深く心配で表情が暗くなっていった。そんな中、当たらなくてもいいや〜と軽い気持ちで申し込んだ星野源『reassembly・横浜アリーナ』が当選。よりによってこんな時に…(涙)ワールドツアーは外れたのに、行くも地獄、行かぬも地獄(娘が心配で横浜なんて行けない)
星野源がひねり出したニセ明という胡散臭いなキャラクターがいる。高校生くらいの精神年齢の私には丁度いい。考え事をしすぎでイライラした時ニセさんを心に召喚して長髪をかきあげ「ふ〜、仕方ないよね☆」と両手を小さく広げ肩をすくめる時代遅れのジェスチャーでギャグを飛ばす、すると気持ちが軽くなった。
・・・くだらない
「くだらないの中に愛がある」と星野源は言っている。
星野源がくも膜下出血で倒れた時に自宅のカラオケで布施明の歌を歌って自らを奮い立たせて、できた「ニセ明」が辛い現実から身を守る術を与えてくれた。
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2023年 1月27日 チケットはリセールすることなく
星野源の『reassembly』に参戦。 横浜アリーナへは千葉から乗り継ぎ1回でほぼ1直線で行けた。半年間看病で憔悴しきってたので、夫も娘(早く起きろ!)もせっかくだから行ってこいと背中を押してくる。
眉間の皺を指でのばして コロナで開催中止になった『assembly』のグッズを鞄に詰めて3年ぶりの有観客ライブ『reassembly』のキラキラした会場へGO!
新横浜駅に着くと小雨が降ってたので3COINSで傘を買い、駅ビルのカフェで軽食を取ってから会場へ向かう、「MIU404」の志摩一未のキーホルダーに星野源ファンと思しき女子達からチラリと視線を感じて、一人じゃないなと感じホッとする。 事前に「A!SMART」でグッズは買ってたので横浜アリーナでは販売の列に並ばず「可愛いな💕」と遠くから愛でる。
歳をとるとつい断捨離しすぎるのでこうゆう不用不急なグッズを欲しくなる事で心に潤いやときめきが戻ってくる 「本当はあのステッカーも欲しかった」
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横アリの会場内はコンパクトで無駄のない造り、一歩足を踏み入れると空気は源さんの登場を待つファンの期待で胸を膨らませる高揚感や熱気で温かかった。
自分の席からステージを見上げる「もうすぐ源さんがあそこに立つんだな」
「化物」でバンドの演奏がスタートし 源さんが登場
ブルーの淡いサングラスがよく似合ってて、3年ぶりのライブでちょっと緊張気味(に見える)
ここ数ヶ月、死神が横に張り付いてほおを舐められるようなビリビリした焦燥感や孤独を感じた時に、星野源バンドの演奏に支えられていたので、生の演奏を聴いて生の星野源を観たらメリメリと地面から芽が出るみたいに硬くなった頬に赤みが差すのを感じた。
星野源という人も孤独を背負ったミュージシャンだけど、もがいて立ち上がったり、ふざけて笑い転げてる姿に今まで勇気や胸キュンをもらってきた。
希望を捨てずに会場に来て良かった、「もう知らん」と自分の推しから目を背けなくて良かった。
星野源の追っかけばっかりしてるからバチが当たって娘が病気になった❗️と責任をなすりつけた事もある(そんな訳はない)初期の星野源の歌詞はひねくれていて可愛げがなく子育てに似ている、とママの気持ちと無理くり結びつけた事もある(ちょっと気の毒が過ぎるよ)
そして思い入れのある曲を1曲聴き終えるごとに、豊かな時間や愛しい時間を星野源と過ごした日々を思い出して、会場の中で萎んでいた魂が光をとりもどしているような感じがした。
おなじみのメンバーの面白トークやスマホでの撮影もあり、ただただ幸せな時間だった。私は星野源のオールナイトニッポンのヘビーリスナーでもあるので、会場での若い男の子のファンと源さんとのやりとり
ファン「友達だろ!」
源さん「友達じゃねーよ!」
にもばっちり乗り込むことができた。
やっと楽しくなってきたのはSPY× FAMILYのED「喜劇」位からで、会場のステージライトがクラゲみたい、深海で音と一緒に揺れてる様で心地良かった。
うつむいてずっと「早く元気にならないかな・・」と病気の娘を覗き込んでたけど、フォージャー家と家族構成の一緒の我が家は『SPY×FAMILY』にも笑顔にして貰っていたのを思い出す。
「HELLO SONG」の後、例のあの人 ニセ明の登場!
白と黒のアシンメトリーなギラギラのスパンコールの衣装が眩しい。ペトロールズのジャンボさんがたじろいでるのが可笑しい。
ぼっちだったけど、隣の同じくぼっちの栃木から来た女性に声をかけてもらう。星野源ファンはみんな優しい✨
ラストは異世界混合大舞踏会(feat.おばけ)星野源おなじみのアニメーションMVが可愛くて娘も私も大好きでライブが終わる頃、やっと笑顔になれた。
源さんありがとう、大阪人じゃないけどほんまおおきに
間際までチケットをリセールして行かないつもりだった「reassembly」
3年ぶりの有観客ライブはぎゅっと人生の濃縮された1日でした。
翌日1月28日源さんの誕生日に会場で声出しOKとなりました。後にNetflixの「オードリー若林さん×星野源」のトーク番組『LIGHT HOUSE』にて28日ファンの前で思わず泣いててしまった源さんを観てもらい泣き。推しは推せる時に推せというけど、これからも河よりも長くゆるやかに源さんの曲聴いていけたらなと思う1ファンでありました。
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源さんは『光の跡』を制作する前や「コウノドリ」の四宮春樹役で訪れた金沢に思い入れがあるようです。
2023年末「光の跡」をエンドレスで聴いて帰省しました、娘の病気は長引いてしまってますが、 大変な世の中にそれぞれの人が希望や光を感じて日々の「ささやかな幸せ」を大切にできるといいなと心から思います。