【タロット】多くの解釈が生まれるのはなぜ?
今日もタロットの楽しい話を
していきたいと思います。
私は以前
大阪のちょっとした盛り場で
占い師をしていたんですが
私が行ってた場所は
周りに飲み屋さんがたくさんあったので
たまに全然占いに興味のない
ちょっと酔っぱらったおじさまが
フラっとお店に入って来られたりするわけです。
そして
「お姉ちゃん占ってや」
「なんでもいいから占って」
って言われるんですね。
「じゃあとりあえず
お父さんのお仕事についてみましょうか」
みたいな感じで
私はカードを展開していくわけです。
もちろん目の前に座られたおじさまは
おそらくタロットも知らないし
占いもおそらくあまり興味がない方だと思います。
にも関わらず・・
私が並べたカードを
端っこから勝手に読んでいかれるんですね。
「ここに出ているこのカードは
職場のあいつの顔に見えてきたから
きっとあいつの態度を表しとるんやな」
「俺の未来にこれが出てるってことは
きっと仕事があんまり上手くいかへんな」
そういうことを
カードを見てお話しされるんです。
その読みというのが
タロット占い師の私から見ていても
そんなに外れていないわけです。
これはすごく不思議な現象なんですけどね。
もちろんそのおじさまは
タロットの知識はゼロだと思います。
だけども、
なんとなく目の絵から
展開を読みとっていく。
これがですね
タロットに描かれている
象徴画のパワフルな効果、作用なんですね。
タロットに描かれているのは象徴画
つまり、何かを象徴した絵なんです。
ただの風景画とか
人物を書いたカードではなくて
その絵の背後に膨大な表現を含む
ようなカードなわけですね。
もっと言うと
人類の共通した意識に働きかけるような絵
が描かれているんです。
どういうことかというと
例えば、みなさん
ハートの形を見せられて
「このハートは何色でしょう?」
って聞かれたら
おそらく多くの人が
赤とかピンクとか白と言うでしょう。
あまり黒とか言わないですよね。
(たまにいますけどね…笑)
逆に黒って言われたら
「何かありましたか」って聞いちゃう
みたいな感じ。
赤って言われても
まぁあるよねという風になるし
ピンクって言われても
あるあるってなる。
かといって
赤が正解とかピンクが正解とか
白が間違ってるとかないと思うんですよね。
だけども
共通して人類が持っている
ハートに対するイメージ
っていうのは確かにあるはずなんです。
そういうふうに象徴画っていうのは
これが正解です!
っていうのはないんだけども
人類共通の何かしら
考えとか思考っていうのを
引っ張り出してくれるわけなんです。
だから
タロットの知識が何もないおじさまが見ても
(しかも酔っ払ってるおじさま)
何気なく読めちゃうっていうことが起こる。
あと、人類共通ということでいうと
赤色を見た時に
静かな気持ちになる人っていないし
黒色見たときに明るい気分になる人もいない
黄色を見たときに暗い気分になる人もいないわけですね。
そんな風に私がお伝えしているタロットは
色だけでもいろんなことが語れたりする
面白いツールなんですね。
だからこそ
たくさんの解釈が生まれる
ということでもあります。
なのでそういった意味では
タロット占いって
私は誰にでもできると思っています。
「これは美しい」
「これはなんか気持ち悪い」
と感じる普通の人間としての感覚があったら
ある程度読み解いていけるもの。
もちろんプロとしては
お客様の相談に合わせてどの言葉が最適かな?とか
伝える表現はいろいろ学んでいかなきゃいけないけども
基本的には普通に生活していくなかでの
”快不快を感じる力”
っていうのがあればカードは読み解けます。
タロットは
感性を利用して活用していけるツールである
っていうことが言えるんですね。
そういったわけで
タロットの奥深い世界の話を
ちょこっと書いてみました。
そしてですね
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