月の欠損【まゆちんの視点】補足編:月とカイロン
今日は以前書いた記事
「月の欠損【まゆちんの視点】前編・後編」の補足になります。
・「月の欠損【まゆちんの視点】前編」
・「月の欠損【まゆちんの視点】後編」
を読んでから読み進めてもらえると
理解しやすいと思います♪
月の傷を癒すとき
「月の欠損」説というのは
マドモアゼル・愛先生が提唱されたもの
簡単に説明すると
「月(月星座が示すもの)は、
自分には無い要素だから、追い求めるとしんどくなるよ」
ということです。
これまでの占星術では月は、
その人が生まれ持った資質
と語られていたこともあり、
それが本当はなかった!ということを知り
驚かれた方も多かった様です。
備考)ここでいう「月」とは、
生年月日から割り出せる「月星座」のことです。
いわゆる雑誌の占いでみる「12星座占い」とは
太陽星座のことを指しますが、
それとは別に生まれた時に月が
どの星座に位置していたかを表すのが月星座です。
まゆちんがこの「月の欠損」説について
どう考えているかについては
・「月の欠損【まゆちんの視点】前編」
・「月の欠損【まゆちんの視点】後編」
こちらの記事を読んでもらうとして
今回は
愛先生の『月の教科書』で紹介されている
月光反転法について書いていこうと思います。
月光反転法というのは
自分の月の正反対のサインのように振る舞うことで
月の力を反転させ、太陽の力にできる方法
たとえば、
月が牡羊座にある人だったら
真向かいにある、天秤座の振る舞いを
取り入れてみるということなので
天秤座の、全体の調和を考えてみるとか
自分の視点よりも相手の視点を一旦優先してみると
月の力を太陽に変えていけたり
月が牡牛座にある人だったら
真向いの蠍座の振る舞いを
取り入れるということなので
蠍座の、もっと深く人と関わろうとするとか
物事を探求する姿勢みたいなものを取り入れると
月の力を反転させて、
太陽のエネルギーにしていける
ということになります。
参考までに
正反対のサインの組み合わせはこちら
牡羊座 ⇔ 天秤座
牡牛座 ⇔ 蠍座
双子座 ⇔ 射手座
蟹座 ⇔ 山羊座
獅子座 ⇔ 水瓶座
乙女座 ⇔ 魚座
これって、他の惑星でも
正反対のサインを使うことはよくあるので
それも確かにあるとは思います。
ただですね・・
私は自分に引き当ててみたとき
まゆちんは月が乙女座なので
正直、
そのまま「月の乙女座をいかに使うか」と
考えた方がすごく便利な感じがするんですね。
実際、月の機能を生かしていくと
能力も上がっていくし
周りの人にも役に立つことが出来るしね。
だけど、一方で
月って傷や痛みを感じるところでもあります。
もし、月の乙女座が傷ついた場合
そのときに、向かい側の魚座を
取りにいったら楽になると思うんです。
だから、月光反転法はそういうときに
使うのがいいかもと私は思っていたりします。
以前書いた記事では
月は「免罪符」という言い方をしましたが
月というのは
7歳までに罪悪感を学んで
自分にこう言い聞かせるもの
「~~じゃないと私は存在価値がない」
「~~じゃないと私は重要ではない」
「~~じゃないと私は居場所を得てはいけない」
この「~~」に当てはまりがちなのが
それぞれの月サインの意味です。
たとえば
乙女座であれば
「私は完璧じゃないと存在価値がない」とか
牡羊座であれば
「私は一番じゃないと居場所を得てはいけない」とかね。
でね、これって
小さい頃の「傷」がもとになってるんです。
乙女座の月なら
テストで100点取らないと
お母さんは優しくしてくれなかったとか
おやつを減らされたとか
それが傷となっていて
大人になって頑張りすぎて
100点取ろうとしてしんどくなった時に
その痛みが出てくるわけですよね
「私は100点じゃないと存在価値がない」と。
その傷は、癒す必要がある。
そのときに
乙女座の向かい側の
魚座の振る舞いをとりにいく。
乙女座のお母さん厳しかったけど
魚座のお母さんは
何でもいいんじゃないって言ってくれる
理想のお母さんなわけですよ。
心理学的に言うと
傷を癒して満たしてくれる。
魚座は何でも許してくれるから
癒されるんですよね。
だから、
自分の月の育て直しをする時だったり
傷の癒しが必要なときに
月サインの向かい側のサインを使う
というのがすごく有効な使い方じゃないかな
と思っています。
月の傷とカイロンの傷はどう違うのか?
ちなみに・・
「傷」というと
カイロン(キロン)を思い浮かべる方も
いるのではないかなと思いますが
月の傷とカイロン(キロン)の傷は
どう違うのかというと
人生全体で考えた時に
月というのは安定感を得るため
生きていくための充電地のレベルを増やすためのもの
一方、カイロンの傷は
人生をある程度重ねてきた上で
もう1つ生まれ変わっていくぞみたいな時に出てくる傷
月よりもスケールが大きい傷です。
だから、
カイロンの傷を癒すと、使命につながるんです。
めちゃくちゃプロになれたりするところ。
月は使命を果たすための
機能の1つにはなり得るけど
それ自体が使命にはつながらない。
ここで、もう少し感覚的に捉えてもらうために
カイロン(ケイロン)の神話をみてみましょう。
月の傷はちょっと幻想が入ってる感じで
自分の思い込みとか幻想なんですよね。
自分の想像の世界で勝手に傷ついてる
何も起こってないのに心配したりするみたいな感じ。
一方、カイロンの傷は
もっとリアリティがあって
もう確かにそれきついよね、みたいなもの。
でも、それは絶対活かした方がいい!
あなたの使命に繋がってる!
みたいなものなんですね。
つまり、月とカイロンの傷の違いは
それを癒して使命につながるかどうか
というところにあります。
ちょっと前に募集した「お悩み相談」でも
カイロンのご質問があったので
この流れで紹介しちゃいます。
カイロン(キロン)リターンというのは
50歳前後に、自分の生まれた時の
ホロスコープのカイロンの位置に
現在の天体のカイロンが戻ってくること。
この時期は
人生を進化させていくための
テーマに取り組むとき
カイロンというのは
土星と天王星の間にある
というのがポイントで
土星は「制限」の象徴
人生の、もう頭打ちのところですね。
そこから天王星の「進化」に向かう
その途中に位置するのがカイロン
つまり
「今までの制限を超えて、進化にむかう」
その時にカイロンの傷が痛む。
人は誰しも人生のなかで、その人なりの
「~~しちゃいけない」という
大きなテーマを持っているんですね。
(心理学でいうビリーフというもの)
例えば
自己重要感がテーマの人は
「私は~~じゃないと重要な存在ではない」
を人生でずっと持っていたりするし
男の子を望んでいた家庭に
生まれた女の子だったら
「女性であってはいけない」という罪悪感を
持って生き続けてきたのだろうと思うんです。
それがその人の
パーソナリティの一部でもあるけれど
それを超えて人生を進化させていきたい時に
向き合うもの、それがカイロンの傷です。
医療や科学技術の進化によって
私たちは、昔よりも
この世で過ごせる時間を
長く与えてもらっていますが
だからこそ、その分
昔の人が向き合わなかったであろう課題など
この世でのたくさんのミッションが課せられている
ということなのかもしれませんね。
まとめ
・月が傷ついて癒しが必要なときに
月の正反対のサインを使うと癒しに繋がる
・月とカイロンの傷の違いは使命につながるかどうか
カイロンリターンは、人生を進化させていくとき
そのときにカイロンの傷と向き合うことになる
というわけで
「月の欠損」記事の補足を書いてみました。
お読みいただきありがとうございましたー!
<お知らせ>
◇『星占いダイアリー2025』発売中です!!◇
書店でご購入いただくと
豪華な特典があるので
この機会にぜひ受け取ってくださいね~♪
こちらから↓↓(10/30まで)
◇まゆちんの占星術講座もやっています♪◇
ホロスコープをスイスイ読めちゃう講座【無料】
こちらから申し込みできます♪(9/24まで)