月の欠損【まゆちんの視点】後編
この記事は、前回の記事
「月の欠損【まゆちんの視点】前編」の続きになります。
まだ読まれてない方は
先に前回の記事を読んでからの方が
理解がしやすいと思います♪
ということで、
早速「月の欠損【まゆちんの視点】後編」を書いていきます。
月は取り組む価値のないものなのか
前回の記事では
月の機能を使って生きると
太陽が象徴する「自己実現」には至らない
ということを書きました。
もちろん、月の機能を使って
誰かの役に立つことはできるかもしれない
能力は発達するかもしれないけど
自分が心から生きがいを感じるか
本当の喜びを感じる生き方かというとそれは違う、と。
じゃあ、月は取り組む価値のないものなのかというと
もちろんそんなことはなくて
それがないと私たちは太陽の「自己実現」という
未来に向かって切り拓いていく力は発揮できないんです。
なぜなら、
私たちは単純に肉体を持った有限の存在だから。
肉体という生命を維持しないといけないので
安心感の中でないと太陽は発揮できない
というのが事実としてあります。
サバイバルしながらは
なかなかできないですよね。
よく自分を満たしてからじゃないと
人を満たせないと言われるのと同じで
月と太陽は表裏一体だから
月の支えがないと太陽は活かしきれない。
自分の中の
「太陽と月のパートナーシップ」は
すごく重要なんです。
でね、私が思うに
人には人生の所々で
月をやりきらないといけない場面もあるんじゃないかな
とも感じているんですよね。
これは月のアスペクトを見たら
それぞれ個性があるんだと思います。
(まだ検証には至っておりませんが。。)
ちなみに・・・
私は太陽と月がスクエア(90度)なんですね
太陽が双子座で月が乙女座という葛藤の角度をとっています。
スクエア(90°)というのは
どっちかを燃料として
どっちかを優先するという角度なので
こっちを取れば
あちらが立たずみたいなことが起こる。
だから、私の場合は
自己実現(積極性)と免罪符(罪悪感)が葛藤して
融合できないから、どっちも取れないんですよ。
(※「積極性」と「罪悪感」についての説明や
免罪符については前回の記事で書いているので
こちらを読んでいただけると嬉しいです)
そういう場合は
・一旦、月をやり尽くす
・月を燃料として使い尽くす
ことが必要なときがあるんじゃないか
と思うんですね。
どういうことかというと
たとえば
私は講師として活動する前は
誰かのフォロー役がすごく得意だったんです。
実際、秘書もやっていたし
誰かが表舞台に立つのを影で支えることがすごく得意だし
多分、今もそれだけに集中すればめっちゃ得意だと思うんです。
だけど、講師とサポートが同時にできない。
だから、フリーランスになり始めたとき
ビジョンがある人のサポートをするという
乙女座(月)の機能をメインで使っていたのですね。
すごく楽しかったし
得意だったし喜ばれる。
その結果、乙女座の月をやり切ったときに
「私もやっぱり何か伝えたい」っていう
双子座の太陽が出てくるわけです。
そもそも、フリーランスになるというのは
太陽を発揮したいという表れなのだけど
私は「本当は伝えたい」という思いを持ってるのに
それまでクリエイターばかりやっていたこともあって
効果的に人にプレゼンテーションをしたりとか
伝える術をそれまでの過程で手に入れてこなかった。
一方で、サポートする相手は
プレゼンテーションが得意だったわけです。
そこで、私は乙女座月の機能を使ってサポートしながら
彼女の能力を見て学ぶっていうことをやったんですね。
もしかしたら彼女にとっては
私はただ役に立ってただけで
希望には至っていないのかもしれない
とも思うときがあったんですね。
そして、ある時
やっぱり別々の道に向かうわけです。
彼女の得意分野(プレゼンテーション)を私が吸収して
私の得意分野(コンテンツ作り)を彼女が吸収してという形で
お互いの月と太陽の能力が統合された時だったと思います。
何が言いたいかというと
月が本来の望みじゃないにしても
太陽の望みに行きつく過程で
月が力を発揮してくれる時は
それをやり切るときがあっていいよね
と思うんですよね。
それが必要なときもあるんじゃないかってこと。
(特に、月と太陽がハードアスペクトの場合に多い気がします)
そしたら
きっとその先で見えてくることがある
と私は思っています。
月は思っているより・・
月というのは、今でこそ女性性というか
何でも受け入れてくれる女神みたいな
母性の象徴としてのイメージがありますが
ギリシア神話以前の
もっともっと前の初期の神話では
実は月はめちゃくちゃ強いんです。
めちゃくちゃ強くて、しかも変化するし
男の人を追いかけ回すような神話とかあるんですね
狩りするぐらいの勢いで。笑
何よりも「命を生みだす性」なので
かなり強力なんですね。
だから
本来月が持っている象徴って
実はみんなが思ってるよりも
ずっとパワフルだと私は思っていて
だからこそ、空回りもするし
太陽主導で意識して使うことが大事だと
言われるんだと思うんです。
愛先生は「月に支配される」という
言葉を使われていますが
支配されるということは
それだけのパワーを備えている
ということですよね。
そうでなければ
こんなにみんな振り回されないだろう、とも。
『占星術完全ガイド』には
月は「宇宙の本質を体現してる」と書いてありますが
これって、私たち人間に内蔵された
本能のシステムみたいなことだと思うんですね。
だから、無意識で発動しちゃうし
知らない間に大きなことを
起こしちゃう可能性も秘めている。
じゃあ、私たちが
このパワフルな月に対峙するときに
一番なにが大切かというと
「いかに意識化して使うか」
ってことなのだと思うんですね。
月は無意識を司るものでもありますが
無意識って集合的無意識に近いところにある
とも言われているので
この集合的無意識を味方につけると
めちゃくちゃ強力ですよね。
だからこそ
ちゃんと意識して使う必要があるよって
そろそろ、みんな分かってきたよね?って
月を改めて考える機会というのは
こんな風に私たちに知らせてくれているのかも
とも思ったりします。
ちなみに・・
太陽視点で地球や他の天体をみる
ヘリオセントリック占星術では
「月」はないんです。
ないというか
あえて読まないというか。
それは、太陽系の大きな規模で見ると
地球の衛星である月は小さすぎて
地球とほぼ同じところにあると捉えられるからです。
それに対して
ジオセントリックという
いわゆる地球視点の一般的な占星術では
先ほど書いたように
「月」はかなり重要な役割をします。
だから、やっぱり「月」というのは
地球を選んで生まれてきた
人間の”魂”独特の機能ではないかな
という感じがするんですね。
この地球に留めておこうとする
地球で何か体験してやるぞ!みたいな
すごい決意みたいなものって
もしかして月の威力では?と思う時もあります。
月の感覚を磨くこと
もう少し
別の視点から見てみると
月って「吸収体」だったりします。
お花にたとえると
・大地の中にある
根っこの部分が「月」
・いろんな栄養を吸い上げて
花を咲かせるのが「太陽」
だから、月が吸収するものに
私たちはものすごく影響を受けています。
・大自然から
・集合的無意識から
・自分以外のいろんな繋がりから
月が何を吸収するか
そこに意識をむけることが
これからの時代はすごく大切だと思うんです。
今の時代って
「月」に不安を煽る情報が
勝手にめちゃくちゃ入ってきますよね。
その勝手に吸収したものたちから
私たちの心や体はものすごく影響を受けている。
そして、知らず知らずのうちに
自分がしんどくなっていたりする。
だから、吸収するものをちゃんと選んだり
いらないものは意識して除いていくこと。
それがこれからはすごく大切だと思っています。
ときには、自分の「月」のために
一旦すべてを遮断してみるという選択肢も
あってもいいかもしれないし
ちゃんと選び直してみる
というのも必要な気がしているんですよね。
・なぜか分からないけど嫌いとか
・この感じ、なぜかいやというもの
それらは月が知らせてくれてるもの
そこにちゃんと気づいてあげること。
この情報が溢れる時代で
自分がしんどくない状態で
混乱しない状態で生きていくには
そういうものを
意識して除いていくことも
必要になってくるだろうし
自分の中にある
「月」の感覚を磨くことが
より大切になってくるのではないか
そんな風に思っています。
もしかしたら・・
今は、いらない情報を遮断するだけで
元気になる時代だったりするのかもしれませんね。
まとめ
今回の内容をまとめると・・
・月は取り組む価値のないものかというと、それは違う
月の支えのもとで太陽は生きるから
そして、月をやりきることが必要なときもある
・月は思っているより、ずっとパワフル
だから意識して使っていくことが大事
・お花にたとえると、月が根っこになるので
何を吸収するかを選んでいくことそれが大切
いらないものを遮断すると元気になる時代なのかもしれない
ここまで書いてみて
占星術ってやっぱり深いなぁと
改めて感じているところです。
そして、何より面白い。
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伝えたいし、知ってほしいという思いから
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