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〜恋愛依存症克服への道〜③私の苦しい現実の原因はなに?

“引き寄せの法則”や“潜在意識による願望実現”を、自分なりにやってみたにも関わらず、私の心からの願いである恋愛成就と結婚は、叶えられるどころか、状況はますます悪化する一方。そんな逆行する現実に疑問を抱いたことから、そもそも私に必要なことは、何度も繰り返される苦しい現実を創り出している、潜在意識下の“思い込み”の正体を知り、それを取り除いてあげることなのだということに、気がついた私。私にとっての苦しい現実とは、いつも大好きな人に振られて、ひとりぼっちになってしまうという、失恋の現実でした。
ちょうどこの時も、24年にわたる数々の失恋体験の集大成とも言える、最高潮の苦しみの中にいた私には、とても一人で自分の“思い込み”を見つけ出せる自信が持てず、プロの手を借りることを決意したのでした。それは、秋山まりあさんのブログでたびたび目にしていた、セラピストさんによる“CPM個別メールセッション”なるものでした。『一生に一度の思考の洗い出しをしましょう』という文字が目に飛び込んで来た時、「もう、やるしかない!」と腹をくくりました。

※その、秋山さんのブログがこちら。


説明にもある通り、セラピストさんとの5往復のメールのやりとりを通して、潜在意識下の思考を探っていきましょうというものでした。
初めに送られてきた質問シートは、確かワード4ページ分くらい。私の家族構成や、家族との関係性、また、幼少期・学生時代・社会人時代・現在、それぞれの人間関係やエピソードなどに関する質問項目が、書いてありました。すっかり忘れていることもたくさんあり、それらを思い出すのに、とてつもないパワーと時間を費やしました。ただでさえ、恋愛でも辛い思いをしているのに、頭から煙が出そうなほど疲れるし、精神的に参ることもありました。
2往復目はどんなことをするのかと思いきや、前回の私の回答に対して、またまたセラピストさんが、重ねて新たな質問をしてくるというもの。正直、あまりにも掘り下げて問うてくるので、もういい加減にしてくれ!と思うこともしばしば。まるで、お節介で知りたがりのおばさんに、「それで?それで?」と、デリカシーなく、しつこく聞かれているのと同じようなストレスと言いましょうか。そんな風に、根掘り葉掘り質問されたことに対して、回答しているだけで、本当に私の“思い込み”を探してくれているのだろうかと、若干の疑念を抱きながらも、なんとか全ての質疑応答を終えた時、私とセラピストさんがやりとりした質問シートは、90ページ以上に膨れ上がっていたと思います。
そして、ついに、セラピストさんが私の回答から導き出してくれた、私の潜在意識下にある“思い込み”の数々を、教えてくれました。


●自分が一番でないと嫌な思考
→4つ下の弟が生まれたのをきっかけに、それまで祖父母を含めた家族全員が、私を一番に扱っていてくれてたのに、そうではなくなってしまった(という思い込み)。私は、みんなから一番に扱われるべき存在なのに、そうではなくなってしまったことに対する、怒りや悲しみを感じていた。

●上下・優劣をつくる思考
→私が一番なのだから、当然、弟は私よりも“下”の存在なのだ。なのに、弟がみんなに可愛いがられてるのが気に入らなくて、弟に意地悪することで、おとしめようとしていた。その思考の癖は大人になってからも消えることなく、全ての物事に、上下や優劣を決めつけるようになっていた。

●何かをしてくれることだけが愛だという思い込み
→幼少期、弟が生まれるまで、私の望むことは全て家族が叶えてくれていた。それが当たり前だと思い込んだ私は、私のために何かをしてくれることが、私への愛なのだというだという思い込みをつくった。

●結婚は難しいという思い込み
→失恋を重ねるごとに、結婚とは難しいものだという思い込みをつくっていった。そのため、その思い込みが、ますます本当のことだと信じさせるような情報を自ら引き寄せていた。そして、更に結婚は難しいことなのだと確信していった。

●条件をクリアしないと、幸せになれないという思い込み
→「良い現実を引き寄せるには、ポジティブシンキングをしなければならない」とか「結婚するためには、思い込みを探さないといけない」とか、「〇〇しなければ、幸せになれない」という条件や課題を自ら設定し、乗り越えてこそ幸せになれるのだという思考を持っていた。

●自分の価値は人からの評価で決まる
→他者からどのように見られているか、どのように評価されるかが、自分自身の価値を決める基準だという思い込み。それゆえに、自分が他人の目にどのように写っているのか、常に人目が気にしていた。

●ジャッジする思考
→「良い、悪い」とか「正しい、間違っている」とか、人や物事をジャッジする思考の癖を持っている。その分、自分も誰かにジャッジされることを恐れて、「良く、正しく」ないといけないと、他人の目を気にするようになっていた。


セラピストさんにいただいた、“思い込み”の報告シートを、すでに削除してしまったので、記憶が曖昧な部分もありますが、これらが、私が潜在意識的に抱いていた“思い込み”の数々です。ひとつひとつ、丁寧に解説してあり、そうだそうだと納得せざるを得ませんでした。
とりわけ、弟に対して抱いた嫉妬に近い感情をきっかけに、さまざまな“誤った思い込み”を作ってしまっていたことには、とても合点がいきました。すっかり忘れてしまっていたけど、確かに、弟が生まれたことによって、それまで不動だった主役の座から、望まずも引きずり降ろされたような、なんとも物悲しい気持ちでいたことを思い出したのです。特に、大好きな母の愛情を、弟に奪われてしまったと勘違いした幼少期の私が、寂しがったり悲しがったり、怒ったりしていたことが、少しずつ記憶に蘇ってきました。そして、私はあることに気がつき、ハッとしました。

これまでの私の恋愛すべてに、私と母と弟の
三角関係の構造が当てはまってるんだ!


私の恋愛は、いつもこうでした。
初めはラブラブなのに、途中から他の女性が現れる。私は嫉妬に苦しむが、結局は、彼はその女性を選び、私の元から去っていく。
または、奥さんや彼女など、はじめからライバルとなる女性が存在する男性と恋愛関係になり、最初のうちは自分の方がライバルよりも愛されていると優越感を感じるものの、のちに嫉妬に苦しみ、結局、彼はライバルの女性のもとに戻っていくなど。
私の恋愛には、必ずと言ってよいほど、“私と彼とライバル女性”という3人が、キャスティングされていたのです。そして、私はライバルの女性に負け、彼は私の元を去り、私は再び一人になってしまうという同じパターンの失恋物語を、何度も何度も繰り返していたことに気づいたのです。

私は弟に、大好きな母を取られた。
イコール
私は別の女性に、大好きな彼を取られた。


まさに、幼少期の私が勘違いしていた、“私と母と弟との関係”が、そっくりそのまま恋愛に反映されているではありませんか。
このことに気がついた時も、彼女と別れると言いながら、一向に別れてくれない彼との、まさしく苦しい三角関係の恋愛に、深く悩んでいた時でした。だとすれば、「弟は、私にとってのライバルで、私は大好きな母さんを、弟に取られてしまう」という、“思い込み”を無くすことができれば、この恋愛をよい方向へ変えることができるかもしれないと思ったのでした。
このメールセッションの目的も、“発見した思い込みを手放して(削除して)、新たな思考をたくさん送り出すことで、本当に望む現実を創造していく”ことでした。
ここで、セラピストさんに推奨された思い込みの手放し方は、心の中もしくは声に出して、それらの思い込みに「これまで、ありがとう」と感謝し、「もう、私にはこれらの思い込みは不要です」と自分に決意して、「これらの思考は手放します」と、宣言するというものでした。
苦しい思いでいっぱいの三角関係の恋愛から解放され、めでたく彼と結ばれて、ゴールインする現実が、私のもとに引き寄せられますようにと、何度も何度も「これまでありがとう。もう不要なので手放します。」と、心の中で呟きました。
また、それと同時進行で、“やり直しワーク”というものにも取り組みました。これは、イメージの中で、その“思い込み”をつくる原因になったと思われる過去のシーンを、やり直すというものです。過去の思考を修正したりリセットすることで、現在の現象を変えられるというものでした。私は、イメージの中で、子供の頃の自分に戻り、私と母と弟の3人が仲良くしている場面や、3人がお互いに大好きだよと言い合うシーンなどを、思い描きました。この時、あまりにも感情移入しすぎて、しばしば涙することもありました。


こうして自分と向き合ううちに、「今後は、誰に頼らなくても、思考が現実を創っていくことを根本からきちんと理解し、自分で人生をコントロールできる、ブレない自分になりたい。」という思いが湧いてきました。
そして、個人メールセッションと同じく、秋山まりあさんの、“CPMマスターコース”に申し込んだのです。ここからが、〜恋愛依存症克服への道〜の第三ステップとなりました。
ちなみに、メールセッションを終えて、自分の“思い込み”を確認して手放してみたり、“やり直しワーク”をやり始めた私の現実が、どのように変化したかというと。。。
以前よりも、多少良くなってきたんじゃないかと思える時が出てきたかと思えば、すぐさま再び、苦しい現実に引き戻されるを繰り返し、私が切望していた、“彼との相思相愛で幸せな現実”は、一向に訪れそうにありませんでした。
そのうえ、彼との間に、人生最悪とも言える、絶望の淵に突き落とされる出来事までもが発生してしまう始末。なぜそうなるのか、もう当時の自分では理解不能でした。「せっかく、意を決して自分の思考と向き合い、現実を変えようと頑張っているのに、どうして私の潜在意識は、辛い現実ばかりを現実化させるのだろうか?」と。


次回は、〜恋愛依存症克服への道〜の道中の、“思考が現実を創る仕組み”と“この世界の成り立ち方”についての学びと、それによる私の現実の変化について、綴ります。
今回も、お読みいただきありがとうございました。

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※この時の、私の苦しい恋愛ストーリーは、
こちらから。


※私が読んでいた本の紹介
秋山まりあさんの
『100%自分原因説で物事を考えてみたら•••••』



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