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〜恋愛依存症克服への道〜⑥思考の現実化と幸せへの確信

コロナウイルスの流行で得られた、無限にも思える自由時間。新しい仲間に出会い、新しい景色を観て、さまざまな新しい体験をし、どんどんと自分の世界が広がっていくようでした。
それまでは、体も頭も心も全て、好きだった彼のことに囚われすぎて、自分を生きている感覚さえ忘れていましたが、自然とその囚われから解放され、久しぶりに自由や幸せを噛み締められるようになっていました。
前章でも書いた通り、彼が付き合っていた彼女との関係を完全に終わらせたという、私にとっては奇跡のような展開も巻き起こりました。長きに渡り、苦しみ続けた三角関係の呪縛からも、やっと解放されることになったのです。


私の過去の全ての恋愛遍歴は、三角関係の構図のもと、最後は私が捨てられてオシマイになるというのが通例のパターンでした。なので、この展開は、今後を期待できる、誠に喜ばしい出来事だったのです。
そして、私はこの展開について、次のように分析しました。

①“今”楽しいことや自分が喜ぶことをして、そのポジティブな感情で“今”を過ごすことで、さらにハッピーな未来に続いていくというのは、本当のことだったんだ!!

※私は、“今”の大切さを、まずは秋山まりあさんのブログや書籍で目にしていました。その後、あるヨガの教えでも、とにかく“今”に集中することが大切だと教わましたし、それを実践しようとする人達にも出会いました。が、実感としていまひとつピンときていない状態でした。しかし、コロナウイルスが与えてくれた人生の夏休みを大満喫する中で、無意識的に“今”を楽めていたのでしょう。これまでの苦しかった現実が、徐々に好転していっているように思えました。



②秋山まりあさんの提唱する“やり直しワーク”をやってきた成果が、現実に現れてきたのかもしれない!!

※“やり直しワーク”とは、「過去の嫌だった出来事」を、「こうだったらよかった」とか「本当はこうだったら嬉しかった」など、ポジティブなストーリーに変換して頭の中にイメージすることで、潜在的な記憶を書き換えるというものです。そして、新しく書き換えられたポジティブな記憶に基づく好ましい現実が、潜在意識によって引き起こされるというものです。

私は、自分に向き合う手始めとして、“望まない現実をつくってしまう潜在的な思い込み”を探すにあたり、専門のセラピストの方に手伝っていただきました。
その結果、“私と母と弟”との関係において、幼い私が思い込んでしまった“苦しい三角関係”が、そっくりそのまま、全ての私の恋愛に反映され、自作自演で苦しんでいたいうことに、気づかされました。
それからというもの、この過去の思い込みを解消するために、必死に“やり直しワーク”に取り組んだのでした。
母親に「愛してるよ」と言われて抱きしめられているところ、母と弟と私が三人で仲良く過ごしているところなど。それらのシーンを頭に思い浮かべるたびに、涙を流したりもしました。
だからこそ、この“やり直しワーク”が功を奏して、彼が本命彼女と別れて、三角関係が解消されるという現実が、やってきてくれたのだろうと思いました。

その時のブログはこちら↓




それを踏まえて、「せっかく良い流れが来ているし、このまま自然な流れに任せていれば、きっと彼との関係も良いものになっていくだろう。だからこそ、今は彼との緩やかで暖かい時間を楽しもう。」そう決めました。
しかし、やはり、両思いのような片思いの状態に、心から満足できるわけがありません。
“決めた”というのは建前で、自分の本当の望みに蓋をしていただけでした。
「やっぱり私は、私を彼女として認めて、私を大切にして、私を愛してくれる人がいい!」という本当の望みが、心の奥に見え隠れするのです。


“思考が現実化すること”を学び始めてからというもの、また、バリ島という土地のエネルギーも相まって、自分の思考が現実化するスピードが、とても速くなったように感じます。
だからこそ、必然のことなのですが、自分が期待していたほど、彼は私という存在を大切だとか必要だとは思っていなかったんだと思い知らされる出来事が起きたり、挙句の果てには、予期せず彼の口からはっきりと「私を彼女にする気はない」宣告を受けることになったり。ましてや、彼との縁を絶たざるを得ないほどの大事件が勃発したり。
一見、どれもこれも、再び私を苦しめるために起きているようにも見えましたが、ただ純粋に、“私の思考が現実化していた”だけなのでした。
すなわち、立て続けに起きたネガティブにも見える一連の出来事は、「私を大切にして、私を愛してくれる人と共に幸せになりたい」という、私の本心からの願いが現実化していく上での、必要なプロセスに過ぎなかったということです。


以前の私なら、その状況に対して、メソメソと「嗚呼、また彼に振られてしまった。また捨てられてしまった。また一人ぼっちだ。私のどこがダメだったんだろう。」と嘆いたり、自分を責めたりしていたでしょう。しかし、私は確実に変わっていました。
自分自身の心の持ち様に、自分で驚いてしまうほどでした。
どれだけ辛くても、泣き叫びたくても、「私は絶対に大丈夫。必ず、幸せにしかならないんだから。」と、強い確信にも似た思いが私を支えてくれたのでした。


●この時の学び。
私が講座を受けた、秋山まりあさんのメソッドの言葉を借りるなら、「顕在意識で思考していることではなく、本当に信じていることが“願い”として潜在意識に伝わり、現実化されていく」ことを、実体験として納得しました。
いくら、表層の意識で「彼との関係は、このままでいいの」と思ったとしても、深層の意識で「私を大切にして、私を愛してくれる人」を望んでいるのであれば、それは当然、深層の願いを潜在意識は叶えるように動いてくれたのです。


次回。
なぜ、私が「私を大切にして、私を愛してくれる人と幸せになりたい!」という願いを、潜在意識まで落とし込み、現実化まっしぐらになるまでに至ったか。そして、「絶対に大丈夫!」と言える自分になっていたのか。
この点についてと、いよいよ、私の長きにわたる恋愛依存症に自ら終止符を打つことになった“内観”と“心の癒し”について綴ります。
最後まで、お読みくださりありがとうございました。


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私の過去の数々の失恋物語は、
私の〜恋愛暗黒時代〜シリーズにありますので、
どうぞお読みください。












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