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バリ島と私の宇宙論

ふと、私は以前にもブログを書いていたことを思い出しました。そして、確か、私なりの宇宙論について書いていたなぁということを思い出し、改めて読んでみました。
今の私が持っている宇宙に対する解釈の方が、当時のそれよりも、リバイスされているところが沢山ありますが、当時の私の視点にしては、なかなか的を射ているのではないかと思うので、こちらにその内容を残しておきたいと思い、今回は過去のブログを掲載します。



「宇宙?はぁ?こいつ、何言っちゃってるんだ?」
私は日本にいた頃、宇宙がどうのこうのって言ってる人を、いぶかしげに見ていました。
でも、よくよく考えたら、私がいるこの空間こそが宇宙空間だよなって、当たり前のことを思い出しました。だって、地球も広大な宇宙空間に浮いている、小さい小さい惑星の一つですからね。
そして、バリ島全体が発してるエネルギーって、とてつもなく強烈で、ひとつひとつにインパクトがあって、多彩でユニークで。私たちの目には見えない、宇宙のエネルギーやパワーを、誰しもが、敏感に感じざるを得ない島だなぁって思います。
そんなバリ島に、単身で移住してきた悩める恋愛依存症の私が、その移住から約一年後に書き記していたブログです。
ご興味あれば、お読みください。

2020年2月14日 バリ島にて。


最近の自分について、つらつらと綴る。
この一年、異国の地に来てフワフワして、まるで地に足がついていなかった。
それはそれでよし。
今まで、物質世界で日々忙しく、見えない何かに打ち勝ち乗り越えてやろうと必死に生きてた。やってもやっても、まだダメ。もっともっと。いつもそう思ってた。
だから、この一年のフワフワは、ご褒美のような、解毒のような、浄化のような。まるでそんな感じだった。
それと同時に、これまでにないほど自分の過去をさかのぼり、自分と向き合う時間が、これでもかと言うほどたくさんあった。
そして、自分に対する価値観が変わってきた。一度にぶぁっと変わるんではなくて、じわじわ、じわじわ、ほんの少しずつ。


あることをきっかけに、
真剣に自分と向き合った。
自分の心を理解したいと、ときには涙を流したりした。
これまで、自分のことはわかっているような気でいたけど、本当の本当の自分はそれとは違っていた。そして、本当の自分がどういうものかわかってあげられた時に、初めて自分を愛するということがわかった。
どんな私も私。それでこそ私。


小さいころ、つむったまぶたをぎゅーと押さえて暗闇の中にたくさんの点々を見ていた。これって、宇宙かもと思って、ひとり宇宙鑑賞をしていた。もちろん、最近までそんなことをしていたことは完全に忘れていた。


時を経て大人になった完全文系の私が、なぜか暇つぶしのために手に取った科学誌ニュートンをきっかけに、相対性理論から宇宙に興味を持つことになった。ひとたびはまれば、とことんのめり込む性分ゆえ、宇宙の誕生ビッグバン、ブラックホール、宇宙の膨張、素粒子、量子論、宇宙に関するいろんなトピックをかいつまんだ。
そして、飽き性な私の熱烈な宇宙トレンドはしずかに過ぎ去り、なにごともなかったかのように、ほとぼりがさめた。


そして、2018年暮れからバリ島住まい。
神々が住む島とよく聞くが、本当に人々の信仰心が厚い場所。不思議な現象を信じている人も多い。
「あなたは宇宙と通じている」と、ある日言われた。目に見えないものを信じてこなかった私は、完全にはてな?だった。
「私が宇宙と繋がっているですって??」

そして、自然と本当の自分を見つめようとするきっかけと時間が訪れ、それをしているうちに、少しだけその意味が理解できてきた。

どのように宇宙ができたのか、どうして宇宙が生まれたのか現代の物理学をもって、いまだ解明されていない。
でも、宇宙が生まれ、地球が生まれ、生命が生まれ、さまざまな進化を経て人間が生まれ、私もここにあることは確かなこと。


全ては進化するために生まれた。
全ては繋がっている。
全ては繋がっているから、
私=宇宙なんだ。
全てはひとつ。


宇宙が生まれたのが奇跡なら、私が今ここに魂を持って生まれたことも奇跡。


宇宙の誕生は未だに未知の領域。ゆえに、哲学的にも宗教的にも、神の意思によって生まれたと言われるが、神が生んだと言われる宇宙は、今も膨張を続け、さまざまな天体を生み出し、ただただ成長を続けている。これは、物理学を持って確認できている事実。


であれば、私の魂の目的も、成長し続けること。これが、神の意思。
自分を成長させたいと願うのも、その情熱を持つのも、私の心。
だから、私の心の中に神の意思があり、私の心の中に神が存在する。すなわち、神を信じることは自分自身を信じること。
どんな自分でも信じるということは、自分を愛するということ。


そういう結論に至った。


小さい時から、宇宙に興味を持ち、それが今こういう人生観となって繋がっていることに、人間の人生の不思議と面白さを感じている。


私は、決して宗教にハマっているわけでもなく、スピリチュアルな世界に生きているわけでもない。


より自分を理解して、自分を愛することを知る上で、やはり宇宙は切っても切り離せられなかった。
宇宙は私の中にある。
神も私の中にある。


そんなこと、日本では考えることもなかったことを思い出すと、いまこのような思想を持つようになったのも、バリ島のエネルギーのせいかもしれない。


エネルギーは目には見えない。でも、見えないものも、きっと存在する。現に、現代物理学では、この世界は11次元でできていることを証明しようとしている。まさに、目に見えないものも存在しているのだ。


と、インドネシアで絶大な人気を誇るベンベンというチョコレート菓子をかじりながら、壮大な想いにふける夜でした。


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