〜恋愛依存症克服への道〜②引き寄せの法則&潜在意識との出会い
これをお読みいただいている方は、“引き寄せの法則”や“潜在意識”を、ご存知なのかなぁ?
多分、一度や二度は耳にしたことがあるのではないかと思うのですが、もしご存知じゃない方のために、あくまで私の解釈に基づいて、すごーく簡単に説明させていただきますと、、
●引き寄せの法則
『思考は現実化する』という法則。
自分が思考したことによって、あらゆる現実が創造されているのだから、自分の思考を変えることで、望ましい現実を引き寄せようとするもの。
●潜在意識
私たちが認識できない意識のこと。
ちなみに、私たちが認識できる意識のことは顕在意識といいます。顕在意識は意識全体のわずか5%で、潜在意識は95%を占めると言われているんですって。
そして、私たちが顕在意識で思考したことは全て潜在意識に蓄積させるらしい。すごっ。
潜在意識には、私たちの生命を維持したり、顕在意識から引き渡された思考を現実化させる働きがあるらしい。
※思考とは•••考えること。考え。考えや思いを巡らせる行動のこと。
でございます。
私が、これらのワードを初めて知ったのは、35歳の時。当時、彼から“少し距離をおきたい”宣告を受けていた私は、後ろにも前にも進むことのできない状況に、少しもの心の安らぎを求め、恋愛系自己啓発本を読みまくっていました。その中の一冊が、秋山まりあさんの『100%自分原因説で大好きな人に世界一愛される』で、私はこの本で初めて、“引き寄せの法則”や“潜在意識”に触れました。
「いつも私の恋愛が破局に終わってしまう原因は、よっぽど私に男運が無いか、はたまた、よほど男を見る目が無いからで、いつも振られてしまうんだから、自分ではどうしようもない」と、原因は全て外側にあるのだと信じていた私にとって、「恋愛成就も結婚も、すべて自分で引き寄せることができる」というその本の内容は、衝撃であり、希望の光でもありました。同時に、自分も自分の人生を思い通りに創造できたなら、どんなに素晴らしいことだろうと、胸を躍らせました。
今思えば、この時こそが、〜恋愛依存症克服への道〜の、初めの一歩でした。
※その時の失恋ストーリーがこちら。
それからというもの、“引き寄せ”とはなんぞや、“潜在意識”とはなんぞやを知りたくて、この著者のブログにも、時間があれば目を通しました。
この時、なぜ夢中で読みまくったかというと、前途の通り、もう別れに片足を突っ込んでいる彼との破局を食い止め、心穏やかに過ごせる日々を、一刻も早く引き寄せたかったからです。それに、読んでる間だけは、なんとなく心が晴れるというか、前向きな気持ちになることができたので、心の安定剤として読んでいた節もあります。
しかし、自分がこのブログを書くにあたり、改めて、その時分に読んでいた書籍や記事に目を通してみると、「えぇー!思考が現実になることを踏まえて、こんなに分かりやすく“引き寄せ”とか“潜在意識”について書いてくれているのに、昔の私といったら、いったい何を読んでいたのだろうか!?」と不思議に思うほど、すごい読み間違えというか、理解不足というか、スーパー自己解釈で終わっていたことに、驚きました。
当時、早急に苦しみから逃れることが最優先だった私は、“思考が現実を創る”仕組みを理解することをすっ飛ばし、「とにかく良いことだけを考えれば、良いことが起こるんだよね。」と、心は岩のように重いまま、頭では無理矢理ポジティブシンキングするという、なんともアンバランスな状態で、懸命に幸せを引き寄せようと頑張っていたのでした。
実際に、どんなことをしていたかというと。
【彼から距離をおきたい宣告中の私】
・「恋愛がうまくいくには、とにかく彼とラブラブでハッピーなところをイメージするだけでオッケーなのか!」
→終日不安な気持ちをぬぐい去れないでいるのに、急に思い出したかのように、寝る前にだけラブラブなシーンを無理矢理イメージ。
・「鏡の中の自分に向かって、『可愛いよ』とか『大好きだよ』と言っていると、周りの人から実際にそう言われる自分になれるらしい!」
→鏡に映る自分を見つめながら、このセリフをつぶやいてみたものの、気恥ずかしいやら、にわかに信じ難いやらで、すぐに忘れて三日坊主。
・「二週間、彼のことを考えないで、彼に連絡してみずに、自分の好きなことをして過ごしましょう」
→二週間とかマジで無理。ともすると、トイレで用を足している瞬間でさえ、彼との今後に対する不安で、頭がいっぱいなのに。
・「ほぉ、アファメーション!短めのポジティブなワードを、現在進行形で唱えるだけで、願望が叶うのか!」
→『彼と私はラブラブです♡』、『私は彼に愛されて幸せです♡』など、念仏のように唱えてみたが、現状との激しいギャップに疑いの気持ちを払拭できず、効果なし。
・「えっ??ホ・オポノポノ???」
→『ごめんなさい 許してください ありがとう 愛しています』と唱えるだけで、全てがうまくいく?!どういうこと?何かのおまじないなのか?
結果:彼に振られる
【その後、フリーの時】
・「誰かが、新月の日に願いを書き出すと、知らぬ間に叶うと言ってたなぁ。。」
→わざわざ可愛いノートを購入し、張り切って書いたものの、叶う様子なくノートの存在すら忘れる。
・「誰かの本で、左の薬指に指輪をはめて寝て、朝それをぼぉーと見つめると、潜在意識が結婚を意識して、実際に結婚できると書いてあった!」
→またまた、わざわざ、そのための指輪を買って試したが、ときおり逆に虚しくなり、結果はついてこず。
・「今度こそは、浮気しないで一生私を大切にしてくれる彼に出会うため、理想の彼との結婚でもイメージしてみるか。。」
→仕事からの帰り道、一人夜道を歩きながら、結婚式の幸せなシーンとか妄想してたが、、、
結果:変な不倫男につかまる。その後は、妻子持ちのジゴロにだまされるという、さらにおかしな展開に。
このように、結婚はおろか恋愛成就を引き寄せるなんて、全く出来ない始末でした。
そして、いつの間にか、秋山さんの書籍やブログからも遠のき、“引き寄せ”や“潜在意識”のことも、すっかり忘れ去っていきました。
しかし、確か、ジゴロとの失恋で傷つきまくっていた時に、お世話になった占い師さんに、『マーフィー100の成功法則』という本を勧められ、久しぶりに“潜在意識”に触れることに。この時もまた、大きな精神的ダメージを受けていた私は、この本の「潜在意識を活用すれば、どんな願望だって叶えられないはずがない!」という強いメッセージ性のある内容に、心が救われる思いがしました。が、ここでも、潜在意識がどのようにして思考を現実化するのかを、きちんと理解していないままだったので、またもや間違いだらけの方法で、潜在意識を利用した願望実現を試みることになったのでした。
以下、その一例です。
【マーフィーと出会って】
・自己啓発系洋書の翻訳ならではの、『なのだ』『である』『!』みたいな、言い切り系の文末に、大いなる説得力を感じた。
→だから、私も「潜在意識よ、〇〇なさい」みたいな命令口調にした方が、望みを伝えやすいのかもしれないと勘違いしたが、全く関係なかった。
・『願望を達成したいなら、マイナスな考えは排除して、プラスのことをイメージをしなさい。』というメッセージが全体から伝わってきて、鵜呑みにしてしまった。
→“ネガティブやマイナスなことを考えることは悪いことで、ポジティブやプラス思考をすることは良いことだ”という、ガッチガチの固定概念を作ってしまった。
・100ある法則の中でも、やはり気になるのは恋愛や結婚についての項目だったが、そこに書いてあるセリフを、そのまま入眠前に唱えていた。
→全く意味がわからないし、ピンとこないから、もちろん潜在意識が現実化してくれるわけがない。『私はいま、正直で真面目で誠実で平和で幸福で繁栄している男性を私の経験の中に引きつけております。私が尊敬するこのような諸性質が、いま私の潜在意識の中に沈み込んで行きつつあります…』って、今でも意味がわからない。。
結果:彼女と別れる詐欺の若い男の子に熱を上げまくって、苦しむことに。
余談:そういえば、この男の子との恋愛に悩みまくっていた時も、一人寂しくYouTubeで『マーフィーの法則』の朗読を、何時間も聞き流したりしていたっけ。
という感じで、私は、“引き寄せの法則”や“潜在意識”というものに出会ったのち、自分なりに色々と試行錯誤をしてみたものの、こと恋愛や結婚に関しては、自分が望んでいる通りには、何も叶えられませんでした。そればかりか、なぜか妻子がいたり、彼女がいたりする人との、一筋縄ではいかない多難な恋愛という、自分の願望とはかけ離れた現実が、私の元には引き寄せられていたのです。また、私にダメージを与える、数々の辛い出来事も、その内容をますますパワーアップさせて起きているようにも感じていました。
そして、最後の失恋相手との間に、精神崩壊寸前のショッキングな出来事が発生した時、「私はただ純粋に、私を愛して大切にしてくれる人と恋愛して結婚することを、こんなにも望んでいるのに、どうして私の潜在意識は私の願いを叶えてくれないんだろう?私のどこがいけないんだろう?」という疑問が湧いたことから、再び、秋山まりあさんのことを思い出すことになったのです。
そして、「もし、望んでいない現実を繰り返しているのであれば、その現実を創り出している原因となっている潜在的な“思い込み”を、まずは探し出す必要がある」と、書籍やブログに書いてあったことも思い出し、私に必要なことは、心の奥すなわち潜在意識の中にある、“思い込み”の正体を、きちんと知ることなのだと気づいたのでした。
ここから、〜恋愛依存症克服への道〜の第二ステップとなる、“思い込みを探っていく作業”が始まっていきます。
次回は、自分でも気がついていなかった、様々な“思い込み”を発見するまでの物語を綴ります。
それでは、最後までお読みくださり、ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。