私のスピリチュアルフレンド👭ちーちゃん
ちーちゃんとの出会いは、2020年3月。
いよいよコロナが全世界に蔓延し、これからこの世の中はどうなっていくのだろうかと、混沌と混乱の世界に突入し始めた矢先のことでした。
私はというと、バリ島に移住して1年半弱が経とうとしていました。
恋愛依存症で、いつも幸せ不感症だった私は、そんな自分や自分の現実を変えるために、オンライン講座で「自分の思考(潜在意識)が現実を創っていく仕組み」を受講しており、ちょうどその学びが終盤を迎える頃でした。
そんなある日、パソコンの講座画面に向き合っていた時、ふと脳内に声がこだましました。
「もう勉強の時間は終わりだよ。これからは実践の時間だよ。」と。
そのメッセージを受けとった直後、偶然のような必然で、彼女と出会うことになったのでした。
そこは、お世話になっていたヨガの先生のご自宅に併設されているヨガスタジオ。
その先生のご自宅にホームステイしていた、ちーちゃん。
アースカラーの洋服とターバンが印象的で、いかにもヨガマスターという雰囲気を醸し出していました。
ひとたびヨガのクラスが始まり、ちらりと横を見てみると、ヨガマスターに違いないと思っていた彼女の前屈が、全く前傾されていないという、良い意味で期待を裏切られる光景が広がっていました。
「なんか面白そうな子だな。」
ヨガのレッスンの後、先生のご自宅で、お茶をいただきながらのおしゃべりタイム。
いざ彼女と話してみると、とんでもなく無垢でピュアで不思議な少女という感じで、それまでの私の人生では出会ったことのない新しい人種のように感じました。
しかし、二人とも福岡県で生まれ育ち、出身大学も同じだったという共通点が判明し、お互いに大きな親近感を覚えたのは言うまでもありません。
ちーちゃんは、もともと備わっている(霊)能力というか、目に見えない世界についての学びを深めるために、バリ島に修行に来たと言っていました。
目には見えない存在から発せられるメッセージを受け取れるというスキルを活かし、依頼者の相談に応じて、見えない存在からのメッセージをキャッチし、それを相談者へと伝えるという、通訳のような仕事を始めたばかりなのだと言っていました。
何十年もの間、物質世界の中で、目に見えるものだけが真実であると信じ切って生きてきた私にとって、ちーちゃんから聞くあれやこれやの話は、まるでおとぎ話のような、ファンタジーのような、私の常識と概念をガラガラと崩すようなものばかりでした。
後々、本人にも伝えましたが、「この子は、メルヘンクソ野郎だな」と本気で思うほど、私とちーちゃんは正反対の性質やキャラクターを持っていました。
でも、お互いに違った感覚や視点を持っているからこそ、新たな発見や気づきを、互いにもたらし合える、最高の学び仲間になっていったのだと思います。
彼女に出会い、とても濃厚な時間を共にさせてもらった約一年と数ヶ月。
私には、怒涛のように色んなことが巻き起こりました。今、思い返しても、不思議と神秘に溢れる、とても特別な人生のひとときを送らせてもらったなと思います。
私にとって、とても思い出深く、印象的な時間の中で、学んだことや感じたことについて、これから綴っていこうと思います。
ちなみに、このままでは、ちーちゃんがすごく浮世離れした、変わった人かのような印象を与えてしまうかもしれませんので、書き加えます。
目に見えない世界(スピリチュアル)のことを学びながらも、本人は極普通のめちゃくちゃ人間的な女性で、落ち込んだり凹んだりしては、「まゆこさん、聞いて〜」と電話がかかってきたりと、普通の可愛い妹のような存在でもありました。
そんな超人間臭い感覚を持ちながらも、目には見えないスピリチュアルな世界についての学びも、どんどん深めていける、すごくいい感じのバランス感を保てる人なのです。
そんな、“人間ちーちゃん”を見て、学んだことをいくつか紹介して、今回のブログは終わろうと思います。
学んだことその① 『絶対的な自己愛』
たとえ一泊であろうと、どこかに泊まりにいく時は、2枚の藍染のブランケットを持参する彼女。
スヌーピーに出てくる、いつも青いブランケットを抱えている男の子を彷彿とさせました。
その天然の草木染のブランケットがあるのと無いのとでは、眠りの質が違うらしいのです。
その他にも、天然塩、ココナッツオイル、シルクのパジャマ、全てオーガニック素材の洋服、水晶入りのタンブラーなどなど、どれひとつとっても、妥協を許さない物選びをしていました。
当時の私は、そのようなこだわりは一切なくて、ケミカルな石鹸類とか化粧品とか、化繊の下着や洋服でもぜーんぜん平気でした。
むしろ、科学的であろうがいい匂いがして、イケてる女に見えれば、それでよしと思っていたし、こだわりまくるヤツなんて面倒くせっと思っていたし。
でも、今ならすごくよく分かります。
自分のために、自分の体や心が喜ぶ物や時間を、惜しげもなく提供してあげるって、すごく大切なことだよなあと。
自分を一番大切にしてあげられるのも、一番愛情を注いであげられるのも、他人ではなく自分自身なのだから。
「自分に厳しく」とか、「自分を甘やかしてはいけない」という、一昔前の“美徳”の教えに染まっていた私は、自分が自分を労ったり、自分が自分に優しくしてあげる、“自己愛”のことをすっかり忘れてしまっていたけど、ちーちゃんの妥協なきこだわりは、私に“自己愛”についてを思い出させるきっかけを与えてくれました。
学んだことその② 『自然の美』
フォトグラファーでもある彼女。彼女が何気なく撮った写真や動画から、彼女が捉えている世界は、私の見ている世界よりも何倍も広くて深いんだろうなと感じることが多々ありました。
言葉で表現するのは難しいのだけど、光の当たる場所の美しさだけではなく、そこにある影の美しいさも捉えることができる。そんな感じ。
また、美しい自然の光景を見た時に、彼女が「うわぁ、かわいい〜♡」と言うのを聞いて、流石メルヘンクソ野郎だとびっくりしていたのだけど、今ならその感覚がよく分かります。
こんなにも喜びや幸せや感動を与えてくれる自然の美しさに、感謝と愛情が湧いてきて、思わず「かわいい〜。ありがとぉ〜♡」となるのです。
明るかろうが暗かろうが、晴れていようが雨だろうが、穏やかだろうが荒ぶっていようが、小さかろうが大きかろうが、どんな姿であっても、自然は美しさと豊かさそのものなのだ。
フォトグラファーちーちゃんの写真や動画から、そういう“自然美”の捉え方を学ばせてもらいました。
学んだこと③ 『素直さ』
ここでいう素直さは、ふと浮かんでくる心惹かれる直感やアイディアに対して素直だということ。すなわち、それらをすぐに行動に移せるということです。
直感とは、もちろん自分のものでありながら、より高次の自分や、自分を導いてくれる存在などからの伝達だと言われますよね。
ちーちゃんは、そういう直感やインスピレーションをしっかりキャッチして、それを早いうちに行動に移せる人でした。でも、それらは決して大袈裟なことではなくて、楽しそうとか美味しそうとか、なんとなくピンときたことを素直にやってみるということ。
例えば、その先に素敵な人々との出会いが待っていたりなど、思いもよらぬラッキーが芋づる式でやってくるのを目の当たりにしたことで、素直で軽やかにいることの“お得さ”を知りました。
そして、なぜか彼女の直感に私も巻き込まれる形で、さまざまな体験をすることになったのですが、そのひとつひとつが今の幸せへと繋がっています。素直に巻き込まれてよかった。
そんな感じで、彼女と過ごす楽しくて心地の良い時間の中には、たくさんの学びが溢れていていました。
そして、ふと気がついたのです。
「ああ、これこそが、『これからは実践の時間だよ』というメッセージのことだったのか。」と。
今回はここまで。
こらから、実践の中の学びについて、綴っていこうと思います。
それでは、お読みくださりありがとうございました。
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