地獄少女。
大好きなアニメのひとつです。特に二籠が好きです。
わりと、地獄少女って、ホラーとか、必殺仕事人的なイメージで見られがちなんですが。
私にとっては、ホラーでも何でもなく、人間の、醜くて弱い部分のお話だなあと。怨みを晴らして、地獄流しをしても、必ずハッピーエンドじゃないところとか、何も悪くないと思うような人が地獄流しにあうのとか。めちゃくちゃつらい。見ててつらい。その仕事を無表情で全うする閻魔あいが、とてもつらい。
特に二籠の終わりらへんの、悪魔の子の話のあたりは、最初見たとき本当に涙が止まらなくて、そのあと何回見ても泣いてしまいます。
とても、現実的。
人は、汚い。狡い。嘘つき。弱い。
人は、簡単に変わってしまう。集団になると、人は、恐ろしい。
噂、というのは、本当に、恐ろしい。
そういうのが、ひしひし感じられるアニメ。
あいが地獄少女になったいきさつにしても、村の人たちだって、楽しくてやってたわけじゃないだろうけれど、あんまりにも理不尽で理不尽。そういう、むら社会みたいなのって、まだ結構あるよなあ、、って。あれはさすがに極端だからないだろうけれど。
しょーもない集団意識みたいなのを、私は小学生のときに身を持って知らされて、一回絶望したので、たぶんそのせいで過剰に反応してしまうのかもしれませんが。
いじめ、とまではいかないけれど、小さい頃、地方から大阪へ、親の仕事の都合で転校した時に、ある日突然クラスの女子の殆どから無視されたんですよ。
私はさっぱり意味がわからなくて。誰かと喧嘩をしたわけでもなく、心当たりがなかったので、とっ捕まえて一人一人に問い詰めました。「私、貴女に何かした?」と。
そしたら、返ってきた答えが
「喋る言葉が違うから(方言のこと)、みんなで無視しようって話になった」
え????????????
ってなって、いやだって私地方から来たし当たり前じゃない?それ私が悪いの?意味わかんないんだけど??って話をして、まあ小学生でしたしすぐ解決しました。本当に短期間だったし大した事案ではなかったのだけれど、私の心に何かが強く根付いた経験だったなあ、と。
その後も、靴を隠されたりとか、地味にあったけれど大体のことは、やった人に同じことやり返して怒られてました・・・笑。
話がそれた。
そんなわけ(?)で、地獄少女、アニメ、たいへんおすすめです。大体が一話完結なので入りやすいですし。
少し前に宵伽やってて、話数は少なかったけれど、施設のおばあちゃんの話がしんどかった。めちゃめちゃ泣いた。お前「泣いた」しか感想ないのかよって話ですが、とてもつらくて優しくて、どう言ったらいいか・・・語彙力ください。
たまーにギャグが混ざってくるところも結構好きです。
あと、圧倒的に一目連がかっこいいです。