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2024年をフィルムの写真で振り返ってみる
今年の6月にnoteにジョインして約半年。
2024年は仕事と両立しながら好きな写真を撮り続けた1年だったので、
愛するフィルムの写真たちから一年を振り返ってみたいと思います!
※ この記事はnoteのみんな Advent Calendar 2024の19日目の記事です。
1. 有休休暇中に旅した島での出会い
5月下旬、noteへ転職するまでの有給休暇中に岡山県の港町宇野から、香川県の直島・豊島など島を巡る一人旅に。
①人との出会い
島を巡っていて気づいたのですが、1日島の中を回っていると、同じ人に度々会うという現象が起きます。
2度くらいであれば、あっまたあの人いるな〜くらいでお互いそのまま過ぎるのですが、3度目、4度目となってくるともはや顔馴染みなので、会釈やちょっとした会話が生まれたりします。
そんな距離の近さがおもしろいな〜と感じていた時、
はじめてすれ違った海外からの旅行者の2人が、
「Nikon F3!It's a nice classic camera.」(ニュアンスしか覚えていないけどおそらくこんな感じ…リアルで喋ってくれた言葉までは思い出せなかった)
と私の愛用しているフィルムカメラをみて話しかけてくれました。
歩いていて話しかけられるという体験がとても久しぶりで、さらに英語というのが新鮮すぎて、その時は私のカメラや2人が持っていたカメラのことについて少し話す程度で分かれたのですが、結局その後1日の中で、3度ほど行く先々で会い、ちょっと喋ったり笑顔を返したり、束の間の顔馴染みになりました。
写真を撮っていることやカメラをきっかけに、旅先で人と出会ったりコミュニケーションができることってなんかいいな、と思った体験でした。
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海を見てのんびり過ごしていたおじいちゃんおばあちゃんの後ろ姿
なんかほっこりしてしまう
②言葉との出会い
直島で偶然入ったご飯やさん「玄米心食あいすなお」さん
古民家のあたたかさやゆっくり落ち着ける雰囲気と、ご飯も絶品でした。
その場所でしか食べられない美味しいご飯も旅の醍醐味。
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玄米を中心にお惣菜の小鉢や
瀬戸内の郷土料理である呉汁が楽しめる体にやさしいランチ
そのお店を出た時の看板に書かれていた言葉が、
優しい素敵なお店の想いが込められていて印象的でした。
「愛がとう」
これからもずっと覚えていたい、と思う素敵な言葉に出会えた旅でした。
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あらゆるところに英語のメッセージも添えられていた
猫のイラストがやさしい気持ちになる
今まで撮るだけで行き場所がなかった旅行先で撮った写真ですが、
そのほかの写真も含めてマガジンにまとめはじめました。
もしよければ気が向いた時にのぞいてみてください〜
2. はじめての写真展から得た学び
6月下旬に、個人でははじめての写真展を開催しました。
(2022年4月に知人とのグループ展示を開催)
《展示概要》
Photo Exhibition「Tender」
2024.6.22 sat - 6.23 sun 11:00-19:00
at ORANGE PARLOR
special thanks.
art direction&styling ‥ kyon
model ‥ itsuha
hairmake ‥ kotone
dress .. dtou
and each work's member.
①「自分らしい写真」を見つめるきっかけになった
2019年ごろから少しずつ写真を撮りはじめて約5年、
知り合いやSNSで繋がったモデルさん、クリエイターさんと作品撮影を趣味の一部として撮っていく中で、いつか実現したいと思っていた個人での展示。
今回展示をやるぞと決めてから、一番時間をかけて考えたのが「自分らしい写真」とは?という問いでした。
全体のディレクションに関わってくれた素敵なクリエイターであるkyonさんと共に、自分のルーツや写真を撮る理由、想いなども深掘りながら、テーマ決定、キービジュアルとなるメインの作品作り、空間作りなど進めていき、なんとか実現することができました。
これまで以上に「自分らしい写真」という自分の表現したいことや、
クリエイティブ活動の軸になることを見つめるきっかけになったことが、
写真展を通して得た一番の学びになりました。
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印刷する紙選びや、布への印刷など
質感も考えていくのがリアルな展示の醍醐味
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Design:kyon
②見てくれる人とのコミュニケーションのきっかけになった
写真展を開催してよかったと思うもう一つのことは、
普段SNSなどで自分の写真に触れてくれている人と実際に会ったり、
作品に参加してくれているメンバー、友人、家族など来てくれる人に感謝を伝えたりと、自分の写真を見てくれている人とのコミュニケーションのきっかけになったことです。
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コメントが書かれたノートやお花
写真展を開催するまで、アイデアをまとめたり、テーマを考えたり、作品を作ったり、印刷をしたり、展示場所を探したり、色々な制作物を準備したり、、考えること・やることは山ほどあるのですが、
自分のクリエイティブ活動を直に目の前で見てもらって、話やコミュニケーションがとれる展示の空間は、自分にとってはとても大切なものが詰まっているし、大事な分岐点になっていると思います。
また2025年にもどこかで展示ができるように頑張りたいと思います!
詳しい展示のまとめや振り返りはこちらの記事もぜひ。
3. 人の大切な瞬間に写真で関わることでの気づき
2023年の秋ごろから、少しずつ写真の仕事として関わらせてもらっているウェディングフォト。
今年撮影させてもらったウェディングフォトを数えたら、計9件(!)でした。
関わらせてくださったみなさん、本当にありがとうございます。
①1人の「フォトグラファー」としての責任感
自分の表現として撮りはじめた人の写真から、
写真を通じた人とのコミュニケーションを大切にしたい、
人が「残しておきたい」と感じる瞬間を写真で撮っていきたいという想いで携わらせていただくようになった仕事としての撮影。
1人の「フォトグラファー」として、ウェディングフォトを撮らせていただくことに幸せや嬉しさ、やりがいを感じるとともに、撮らせていただく機会が増えていくごとに、一回一回大切に向き合う責任感が強くなっていった一年だったなと感じています。
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②友人の大切な瞬間に寄り添えることの嬉しさ
「写真撮って欲しい!」と友人に言ってもらえる機会が何度かあり、
今年は大好きな友人の大切な瞬間に写真で関わり、寄り添うことができたのが個人的に一番嬉しかったことでした。
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まとめ
自分の撮った写真や一年の出来事を振り返ってみて、今年は新しい場所での色々な出会いや、はじめての挑戦からの学び、活動を通して感じることなど、とっても濃く、変化が大きい、自分にとって転機となる一年でした。
これから自分もクリエイターの1人として、仕事でも写真の活動でも、「クリエイティブでいこう」「クリエイター視点で考えよう」というnoteのバリューを体現していきながら、「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする。」というミッションのために自分にできることを日々考えながら、2025年に向かって走り抜けていきたいと思います!
これからも愛するフィルムカメラで写真を撮り続けます。
写真撮って欲しいよ〜というリクエストも大歓迎です!