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2019年11月IKERUレッスン:菊はエクアドル、バラはケニアから

夏は南国、秋は秋の野原のように、と季節を意識してこの数ヶ月レッスンのお花を選んできたので、11月はいったん季節から離れて緑色でまとめた西洋風の組み合わせにすることにしました。作品の空気をつくる枝ものの代わりに葉物のハラン(葉蘭)を。そしてアナスタシアという気品のある白い菊と、黄緑のバラ、ユーカリを合わせました。(仕入れはいつものはなどんやさんから)

菊は中国と日本原産。そこからヨーロッパに渡り品種改良がなされ、花束にいれても違和感のないような色とデザインの様々な菊(西洋菊、マム)ができた、と聞いたことがあります。和洋菊はとっても和風になるので、IKERUでは大体西洋菊を使っています。今回使用したアナスタシアは、エクアドル産。それに合わせたバラはケニアから。エクアドル、ケニアのように赤道直下でありながら高度が高い土地は、気候が安定して花栽培に適しており、一大輸出産業になっています。

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西洋菊・アナスタシア

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ケニアローズ

Y-anのゆきこさんの和菓子はバラに合わせて。この写真だけ玉利康延さんのよるものなので圧倒的にアーティスティック。

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Y-anの和菓子(写真:玉利康延)

今月は46名の方にお越しいただきました。枝ものに比べて葉物は葉ごとの違いが小さいので、それなりに似た感じの作品ができるかなと思っていましたが、やっぱりそれぞれに全然違って、それぞれに素敵な作品ができあがりました。

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鈴木智子さんの作品

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大島陽介さんの作品

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真下くる美さんの作品(初めてのいけばな!)

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堀越ゆうさんの作品(初めてのいけばな!)

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保坂恵真さんの作品(「すしざんまい」花器)

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井上天馬さんの作品

どの作品にもはっとさせられる美しさがあり、こうした場を設けることのできる幸せを感じる全8回でした。

*後ろの絵はアーティストのKuniさんの作品です。

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