新しい年に向かって:2019年12月新年IKERUレッスン
クリスマスの後は、新年のお花をいけるレッスンを5回開催しました。この時期はお正月ならではの花材がたくさん出るので、そうした花材を使っておめでたい感じの組み合わせを考えました。
まずは松。松は一年に一度、12月の頭あたりに市場で開催される「松市」でほぼすべて取引されるそうで、この時期はたくさんの種類の松が手に入ります。今年はまるで扇のような形の大王松を選びました。大王松だけだと空間が作りづらいのでサンゴミズキを足します。メインのお花は、美しい色合いのアナスタシアという品種の西洋菊。そこに、いろんな品種が出てきているお正月ならではの葉牡丹と、鮮やかな黄色のスプレーマム(菊)を合わせました。(いつもはなどんやさんより仕入れています。)
以前岩手県の沿岸部を新年に訪問した際に、野に生えているサンゴミズキを切って、そこに白とピンクの丸いお餅をさしてお正月の飾りをつくる、という作業をお手伝いさせていただきました。サンゴミズキはほぼ一年中手に入りますが、冬の時期に名前の通り真っ赤になるので、新年の花材としても使われるのかも。
みなさま、太い枝でかつ頭が重いのですぐ倒れる大王松に苦戦し、また直線のサンゴミズキをためて流線型をつくることを楽しみながら、ダイナミックで美しくめでたい作品が31個、できあがりました。
*一回のレッスンでは普段とは違う大きめの場所で行い、花器も通常チームビルディングのワークショップで使用する白と黒の組み合わせで遊ぶような花器を使ったため、写真の感じが違います。
青山貴子さんの作品(3回目!)
玉利康延さんの作品
木次萌さんの作品
森藤徹也さんの作品
守屋洸洋さんの作品
山本健太さんの作品
戸田ちえ子さんの作品
Y-anゆきこさんの和菓子はかわいらしい新年のおまんじゅう。柚子が入っていてお味も新年でした。
諸事情により、この2019年12月のレッスンをもって、しばらくIKERUのレッスンやワークショップをお休みいたします。
どうかみなさま、よいお年を!またお会いできる日が来ることを願いつつ。
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