自分が自分であり続ける。ただそれだけ
今日、ある企業にIKERUのワークショップの導入について打ち合わせに行きました。その時に、こういう質問が出ました。
「他にもいけばなとか日本の伝統を研修にしているところがあると思うのですが、そういう方々と違う点って何でしょうか?」
まずは、「へー、そうなんだ!」
いけばなを研修としてビジネスに導入しているのは自分だけだと無邪気に思ってましたが、そうではなかったようです。確かに自分の活動が受け入れられる時代ということは、十分機は熟していてマーケットはあるということなので、同様の活動をされる方も当然いらっしゃるはず。
ではどう答えるか。そもそも他の研修の存在を知らなかったので、自分の研修がそれとどう何が違うかはわかりません。
なので、こう答えました。
「このワークショップは今までビジネスや人材育成の分野で自分が20年働く中でリーダーシップや組織について学んだこと、そして同時に20年いけばなを続けて学んできたこと、その二つがあって初めて生まれました。
これまでの自分のすべてがこのワークショップにつまっている。自分のすべての経験がつながって、自分の内側から出てきました。
IKERUワークショップは私の人生そのものだし、私のここまでの人生の値段、ということになります。」
こう答えてみて、さらに思いました。
よいワークショップを提供する、ということが目的ではない。よい自分、自分が自分であり続ける。そこから結果として出てくるのがワークショップにすぎない。
だから鍛錬すべきは自分であり、ワークショップのやり方とかじゃないのではないか、と。
いけばなの本を読んだり、英語でもワークショップをちゃんとできるように日々英語の鍛錬をしたりしているのは、ワークショップをよくするため、というよりは、自身の基礎力を高めるため。そして何より一番大切なのは、わたし自身がちゃんとお花と自分に向き合えているのか、それが究極的には結果としてワークショップの質につながるのではないか、ということを、改めて思いました。
だから、ちゃんと身体を治して元気にならないと、ですね。