がーんとくる
日常生活がガラッと変わるとやっぱり誰でも不安になるもんで。
コロナで仕事がお休みになった当初は、やっと休める、自分の時間が持てる!とポジティブ思考。目覚ましをかけないで寝床につける生活なんて10年以上なかったので、それはある意味嬉しいことだ!と思っていたのもつかの間。
やっぱりそれはやってくるのです。落ち込む日。
そんな日に同居人に言われたことは、あなたは今は鬱だから、それは脳のケミカルがなんちゃらかんちゃらでこうこうこうだから、とりあえずしょうがない。と。そしてご飯をつくってお散歩に連れ出してくれました。なんと優しい!
しかし。なぜかお散歩に連れて行かれた先はモントリオールでも貧乏地区と言われるエリア。それはもう、道にゴミは落ちまくりだしなんだか空気は荒んでいるように見えるし。道行く先に目にする建物も西洋風オシャレには程遠いグレー感。ほんと、なんとも言えないユニークな人だ。
彼の考えとしては、その貧乏エリアの近くには大きな川が流れてるから、それを見たらいいと言う考え方だった模様。
しかしなにはともあれ貧乏エリア、川にもたくさんの工業用の舟が浮かんでるし、むしろ貨物用のコンテナやその類のものがうじゃうじゃ。
そして、ホームレスさんたちが住んでいた跡地であろうゴミだらけの線路にかかる橋の下で一休み。
そこで、ボソっとこんなグレーな景色を見ても元気になりませんと呟いてしまったり。
結局、またそこからトボトボと歩いて家に帰ったのでした。
特にそのお散歩の効果があったのかはわかりませんが、鬱々とするのも飽きてきた私は次の日からは通常運転!
その傍ら、翌朝彼は一人でお散歩に行って、今度はもっと楽しいお散歩エリアを見つけてきたとの報告。優しい。!!!
次は、変なとこ連れてかないでね。