「百貨店が消えたまちを歩いた」というYAHOOニュースの連載を読んだ。 この連載は、私の住む島根県松江市と鹿児島を舞台にして、同じく百貨店が無くなった町としての比較や、置かれた状況の違い、町の人々へのインタビューなどで構成されている。まだ連載の途中だが、非常に興味深い内容だった。 インタビューに思うこと 百貨店の存続には、運営母体の企業の事情や訪れる人の高齢化など、様々な視点がある。しかし、私が特に注目したのは住民へのインタビューだった。 19歳の女性は「寂しいとは思
桜もすっかり葉桜になり、野山に花咲く春。 新年度も始まり、この空の下のそこここで 新しい生活が始まっているのだろう。 去年縁あって設計(プランニング)を教える機会があった 学校の先生と今日、再びお会いしてお話した。 私の担当したテーブルには4人の学生さんたちがいて 1日で設計のプランニング(エスキスまで)を仕上げるという 授業だった。 4人はそれぞれ個性的で、それぞれ実現したいプランがあって 外部から来た講師と一緒に作るという照れと、私の言うことを 真剣に捉えてプランを作ろ
毎日は色鮮やかで、心にくさびを打つような日々なのに、それを見過ごして生きている。 まだ私が中学生だったころ、現国の先生から聞いた言葉がある。 「1年日記を書いた人は何かになりたい人。5年日記を書いた人は何かになる人。10年日記を書いた人は何かになった人。」 もともと文章を書くことが嫌いでなかった10代の私は、日ごろから気まぐれに日記を書いていたし、それを聞いてではこれからも日記を書いてみようかと思ったものだ。 その時を起点としたら、今、30年以上の日々を重ねた。 私にと
木次夜歩き 夜に町を歩き回るのが好きだ。 私が路地から路地へと伝い歩きする頻度は、週に1日から2日。普段はホームグラウンドとも言える松江市の天神町周辺がメインだが、出張にでれば、そこの町を歩く。この町歩きにはほろ酔いを伴うことも多い。というかほろ酔いを伴う可能性は8割くらいだから、ほぼ 酔っ払いの徘徊 ・・・うん。 その内天神町の名物おばさんになってしまうのが目に見えるようだ。「ツボさんまた歩いてたねえ」・・って。気を付けよう。 話を戻して、最近歩いたのはお隣、鳥取
さざめきの中の日常 飲み屋で偶然居合わせたひとたちのさざめきを聞きながら、ぼんやり飲むのがとても好きだ。 こうして外に向けた発信の表現としては、本当に子供じみていて拙い表現だけど、やっぱり、とても好きだ。 元々お酒を飲むことが好きなので、ひとりで飲むことも多いのだけれど、気心知れて「ただいま」という店とは別に、知らない店に入ることを時々自分に科している。科している、というと格好は良いが、一瞬の緊張と引き換えに、実際は自分が何より楽しんでいるので、自分に甘い、の一部なのか
私の物差し 私はどうやら10年スパンで人生を転換する癖があるようだ。 特に意識をしている訳ではないけれど、10年経てば大概のことは見極めがついて、周囲に受け入れられ始めるのは事実だと思う。 人は少し違うことをする人や、見慣れない動きをすることに、とやかく言うものだ。ただそれも3年も経てば飽きられ、10年経てば受け入れられる。(というかどうでもよくなるとも言う)同じく自分自身も、このままこの道を進むのか、踵(きびす)を返すのか、どこか別の道へ飛び込むのかが見えてくるタイミング
先日のことです。 忙しいというのに夜中のドライブに行きました。 これは衝動性と共に生きてきた私の癖みたいなもので、その週にどんな徹夜作業が待ってようと、仕事が遅れ気味であろうと、気分転換が必要だと思ったら飛び出します。ドライブ中は作ることやアイデアを纏めず雑多に考えているので、仕事や抱えているプロジェクトを忘れる為のドライブでは決してありません。 そんなこんなで、非日常を味わいたいと思った私が思いついたのは 「そうだ!雪を見よう!」 翌日から松江も雪予報だったというのに、
昨夜はしまね県民オペラ「ラ・ボエーム」がご縁で知り合った皆様とのオペラのミニライブとトークイベント。 発起人のYさんは私が事務所のピロティで絵を描いたのをFBにアップしたのを見て、一瞬でこの企画を纏めるという奇跡を実現して見せてくれたのです。凄いなあ。 急な開催だったにも関わらず、沢山の方にご来場いただき、ありがとうございました。また急な開催に関わらず、心地よい場所をご提供いただいたエブリプランさん、ピアノ演奏をしてくださった菅原さんにも感謝を捧げます。 トークも皆さん歌