畑から学ぶ!心と栄養の世界②朝露の秘密
植物たちの栽培理論を学び始めると
最初に
「まずは、植物という生き物の基本的な生態を知らないと始まりません」と講師の方が言った
そりゃ、そうだよね
うんうん
「人間とは、全然違う生き物なのでね。勘でやってもうまくいきません。うまくいった時、ダメだった時、全部理論で説明できます。魔法はありません」
これは「土づくりに10年」とか言われるハードボイルド系自然栽培業界では、かなり希望を持てる言葉(この講座は無農薬・有機栽培だから自然栽培ではないけども)
経験者しかうまくできないのであれば、農業を新しく始めるのは不可能といってもいい
おばあちゃんになったらいい野菜ができるんじゃなくて、今、now,
いい野菜作りたいじゃんね
で、濃厚な講義の時間
【植物が吸収するための栄養を作る反応】の説明のところで
一枚の写真が出てきた
「これ、なんだかわかりますか?朝露です!」
「朝露は夜に植物が成長した証なんですよ!
空気中の水蒸気がついてるんじゃないんです。
植物が細胞を作るときに不要な水を排出している化学反応です。」
え!?
この綺麗な水が、植物から出てきたの?
どういうこと?
この部分の説明は
「加水分解と脱水結合」
(かすいぶんかい と だっすいけつごう)
というもので
超簡単にいうと
物質に
水を加えたらバラバラになって
水が抜けるとくっつく、反応のこと
これを使って、植物は外側にある栄養素を
体に吸収して、いらないものは排出して
細胞を大きくして成長していく
この、「水が抜ける」ときに出た水が朝露で
「結合水」と呼ばれている
この綺麗な結合水を見て
「なんか、涙みたい!!」と思った
私はすごくハッとした
「あれ、もしかして、こういう化学反応って人間にも起きてる?」
続く
12月11日土曜日20時〜
畑から心へ繋がるお話、トークライブします!ご参加お待ちしています💓
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