仕事に穴をあけて、メンタルがやられた10分日記

仕事ができないことと、仕事に穴をあけないことは、どちらの方が罪は軽いんだろう。 
わたしは、仕事に穴をあけないことだと思っていた。

基本的にチームで動く仕事が多い。誰かに何かがあったらカバーが当たり前だし、そのために自分が動くことになんの抵抗もなかった。

仕事ができず怒られたこと、迷惑をかけたこと、無視されたこと、その度、罪が重いな、と思っていた。それが他人ならば、「まぁ仕方ないよね」とこれまた済む話だった。

だけど、仕事ができないなりに、これまでの私は案外穴をあけてこなかったらしい。というか、多分それでしか自分の存在意義を感じられなかったんだろう。
ずーっと、「とにかくいつでも動けるように」「何かできるように」。

だけど、どんどんやらなきゃいけないことは増えて、人にうまく振れなくて、振ったとてうまくいかなければ自分が怒られて、だからまた抱えて。

効率化、仕事術、余裕、自分の時間、価値観、ライフプラン、早く帰れ、自分の時間持て、仕事の仕方考えろ、自分軸、下を育てる動き方を、次のステップに進むとき、それはやってもらわないと困る、時代の変化、求められるもの変わってるからうんたらかんたら、、、

がんばったけど、がんばったら、1番穴をあけたくないタイミングで、仕事に穴をあけた。
それでも今のチームは多分快く、カバーをしてくれているけど、不甲斐ない自分だけが残った。

なにしてるんだろ、わたし。
仕事ができないわたしに、唯一できることは、穴をあけないことだったのに。

そんな泣き言を言うと、また人にフォローさせてしまうから、カバーしていただいたことにお礼を言って、次はカバーできるようにまた働くしかない。

少なくとも、そうやって人に気を使わせないように手段を講じられるようになっただけ、昔よりは成長したのかもしれない。

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繭
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