めり込んだ心を軽くする推し
仕事でやらかしている。いろいろやらかしている。
いつまで経っても「70点を取り続ける」スタイルの仕事に切り替えられず、さりとて満点の仕事をしているわけでもなく、自分の要領の悪さを呪い、人に仕事を振れず、やや感情的にもなりながら、仕事に追い立てられている。
どうしてこんなに追い立てられているのか。
ほかの同僚に目をやれば、私より細かな仕事をしている人はいる。
先回りして仕事を進めて余裕を作っているという話も聞くけれど、私はこれがどうも苦手である。苦手なりにやっていたつもりだけど、結局時間があればあるだけ仕事をしてしまう性格が、しみついて治らない。
結局そうやって働いているから余裕もなくて、思うように働けなくて、気持ちも暗くなって、人にマイナスオーラをまき散らしているようにさえ感じる。そして別の同僚に迷惑もかけた。
仕事の優先順位がつけられないのは社会人としてどうなのかと思う。
本当に思う。
もう2時間くらい病んだ。追い立てられて仕事をしながら、もう仕事辞めようかなくらいに思ってたけど、唐突に、
「ジェシーも、ミュージカルで焦ってたりプレッシャー感じてたな。壁も感じてたけど、乗り越えたんだよなぁ。樹だって風磨だって、落ち込むこともあったよなぁ」
「それでも、乗り越えて今があるんだよなぁ」
という思考が頭をよぎった。多分風磨と樹が浮かんだのは舞台Dream Boysの期間中か、終わった直後だったからだ。
そこでふっと身体が軽くなった。
それまでどれだけ周りだって同じ、とか思ってても自分を責めることを辞められなかったのに。
「あの人も頑張ってるから、自分も頑張ろう。あの人ができているから、私もできるようになろう」
チョロい。チョロ過ぎる。
だけど、チョロいくらいできっと良い。
私をチョロくしてくれてありがとう。
これからも頼むね私の推したち。