【用語解説】カイザーパーマネンテ
こちらでは、CHD Journalの文献に登場する専門用語を解説していきたいと思います!
1.LEED Platinum Certification(和:LEEDプラチナ認証)
LEEDとは、非営利団体U.S. Green Building Council (通称USGBC)とGreen Business Certification Inc.(通称GBCI)による建築・都市の環境性能評価システム、および環境配慮型建物の認証プログラム。「プラチナ」は最高クラスの認証。
2.Carbon Positive(和:カーボンポジティブ)
温室効果ガス(とりわけCO2)を削減した時、ライフサイクル(後述)全体で、吸収量が排出量を上回る状態。(CO2排出量が±0の時をカーボンニュートラルと言う。)
3.Net-Zero Energy City(和:ネットゼロエネルギー・シティ)
カイザーパーマネンテ(本文中)の所在地である、ロサンジェルスのランカスター市が2011年に掲げた省エネ達成の目標。当時、パリス市長は「2017年には(ネットゼロエネルギー)を達成する」と宣言したそう。
4.Heat Island Effects(和:ヒートアイランド効果)
都市部になるほど気温が高くなる現象。都市化が進むほど高温は長時間化し、領域も拡大する。
5.ADA – compliant ; ADA(和:障害を持つアメリカ人法)
1990年に制定された連邦法で、障害への差別を禁止する公民権法のひとつ。「雇用」「公共サービス」「公共施設での取り扱い」「電話通信」の主に4つの柱で構成されている。
6.Electronic Health Record;EHR(和:電子健康記録)
デジタル版の個人医療データ。アメリカでは、認可を得た医療機関のみがデータを収集・管理し、他病院ともデータ連携ができる。また、患者がPersonal Health Record;PHR(個人健康記録)の一部サービスを使ってEHRへアクセスすることも可能。
※ Electronic Medical Record(EMR)は「電子医療記録(電子カルテ)」
7.Life-Cycle Cost(和:ライフサイクルコスト)
建物において、計画・設計・施工(イニシャルコスト)から、維持管理(ランニングコスト)、改修、解体・廃棄までの全工程に想定される総額費用。
8.Regimen(和:レジメン)
食事・運動などの療法、投薬など医療行為の計画、あるいは患者の行動指針。
本編は3部に渡る文献です。ランドマークのデザインから地域コミュニティと連携した公衆衛生の取り組みまで、読み応えのある記事となっています。ぜひ合わせてお読みください(^^)