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好きな絵本②寝かしつけに。


もともと、本を読むのが好きなのですが、
こどもが生まれ
絵本というジャンルにも興味が出て、
絵本を紹介する本やネット記事を
読むようになりました。

息子が1歳半くらいになったころ。

歩けるようになり、じっとしていることが
なくなって、

起きているあいだは部屋の中を
ちょろちょろ、ちょろちょろしています。

保育園から戻って夕飯を食べると、 
パワーアップして、

夜なのにテンションが下がらず
元気いっぱいです。

寝る時間の目標は21時としていて、
元気に動き回っている息子を落ち着かせ、

「寝るモードに移行するためには
絵本が必要だ!」と思ったときに、

寝る前に読むのにおすすめの絵本として
紹介されていたこの本を手に取りました。


この絵本では部屋の中にある、
いろいろなモノたちに
順番に「おやすみなさい」を言っていきます。

ページをめくるごとに、
部屋がだんだん暗くなっていき、
最後にはみんなが寝て部屋が真っ暗になります。

そこで

「ものたちもみんな寝たね~。
そろそろ私たちも寝ようか~」

といってそっと本を閉じて、
寝かしつけるようにしていました。

もうそろそろ寝るんだな、と
息子に感じてもらう雰囲気づくりに
大いに役立ちました。

子供は遊ぶのが大好きで、   

「寝る時間だよ~」

と口で言うだけでは
なかなか伝わらなかったので、

絵本を通して
「夜になったら寝るものなのだ」と
子供に理解してもらいました。

大人にとっては当たり前のことを
文字をまだ理解していない子供に伝えるのに、
絵は有効です。

またこの絵本はお部屋の中の絵が中心なので、
2歳から3歳になってきたら、

「これなにかな?」と指をさして
モノの名前を質問したり、

「この部屋に時計はいくつあるかな」

「この絵には何匹のくまさんが書いてあるかな?」など、

数に関する質問をすることもでき、
学びにもつながりました。

そして、部屋においてある、
でんわ、とけい、くし、ブラシ、
くつしたに「おやすみなさい」と
挨拶していく内容なので、

モノにも気持ちが宿っていることを伝え、
モノを大切にする心をもってもらえる
といいなと思いながら読んでいました。

 (※物を丁寧に扱うことについては、 
この絵本では伝えきれず、
いまだに絶賛教育中です)

不思議なことに、
息子は小さいころからお月様がでていると
気づくのがとても早いです。

公園で遊んでいても、
白っぽい月が出ているのを見つけると

「しろい おつきさまだ!!」

と言って喜んだり、

車に乗っていると窓から月を見つけて

「つきがぼくをおっかけている~!!」
「まだついてきてるけど、
ぼくのことがすきなんだね!」

などとはしゃいでいることがありました。

親のわたしより月に気づくのが早くて
驚くことがよくありました。


昼と夜で異なるお月様の姿を
感じることができる情緒が育ったのは、
この絵本のおかげなのかもしれません。


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