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「学ぶ」の探求。これまでとこれから。

2011年からボランティアとして、2014年からは職員として参画してきた教育支援協会。直近で所属していた南関東を、この3月で退職させて頂くこととなりました。これまでお世話になった皆様、あたたかく送り出してもらい、本当にありがとうございました。
     
「学ぶ」っていう壮大なテーマに、様々な角度から挑戦させてもらった8年間でした。試行錯誤ばかりでしたが、それでも見守ってくれる地域の皆様と先輩方がたくさんいる職場でありがたかったです。
      
保育、アフタースクール、フリースクール、高大接続改革の政策提言、英語の入試改革、民間検定試験の第三者評価、地域人材の指導者育成、シニアの生涯学習。
そして、自分にとって人生の大きな転機となったふくしまキッズという復興支援との関わり。
      
0歳からシニアまで。
学校、家庭、地域。
子どもと指導者。
地方と国。    
       
この経験は、私にとって本当に大きな財産になりました。 
            
私の中でどの事業でも一貫して持っている視点が、
「1人1人が自分の人生(キャリア)をのびのび自由にデザインしていけるようにしたい。そのために、それぞれの持っている良さを今と未来に最大限発揮できるようにするための学びの場をデザインしたい。」というものです。
       
様々なフィールドでの出会い、経験、振り返りを繰り返すこと。
そのきっかけによってアップデートしたいと思える知識やスキル、感性を磨いていくことが「学ぶ」ってことだと考えています。
       
その前提として、人がいる組織、社会に、「ここにいる全員の力を最大限引き出そう」って文化が必要。
なんでも必ず組織でやらないとできないわけだから、一人ひとりが自分のことだけじゃなくて、組織のことを考えることが一周回って全員が一番成長できるための近道になるんじゃないかなと思っています。
            
それぞれが自由に人生をデザインしていけるようになるためには、今この瞬間にどんな学びと成長の場があったらいいのかってことを考えてきました。
        
「自由に」の方向性は人それぞれですが、理想を言えば             
『自分やだれかのくらしをこんなことを通じて良くしたい、こんな困りごとを解決したい。そのために必要なことをもっと学ぼう。だれかの暮らしを良くすることに貢献した結果、それがビジネスとなり生活をしていく。』そんな思いやりと挑戦であふれる大人がたくさんいる社会になっていったら良いなと思っています。自分もその一員でありたいと思います。
                           
そんな大人の背中がたくさんあることそのものが、あらゆることが様変わりしていくこれからの未来で子どもたち生き抜く力になる気がします。
           
理想論かもしれないけど、そんな社会で私は暮らしていきたいと思うので、そのために必要そうなことを1歩1歩進めていきます。そのために、一見バラバラに見えそうですが4月からはこの4つのことをやっていきます。一人ひとりがそれぞれのキャリアを自由に描く。それぞれそこに繋がる事業です。
      
      
■全国検定振興機構
https://www.zenken.or.jp/
 2015年、全検は新体制の立ち上げで協会と並行して関わらせてもらっていました。ずっとお世話になっている教育支援協会代表理事でもある吉田さん(吉田 博彦先生)が理事長をしています。高大接続・入試改革のことが本格的に動き出そうとしている今、多様な学びが評価される社会に向けて、民間検定試験の質的な向上に取り組む事業を少しお手伝いさせていただきます。
         
■教育イノベーション協議会
https://gs.dhw.ac.jp/faculty/interview/sato-m.html
 教育の現場にITの力が届いていないことに大きな課題を感じていた時に出会ったEdtech。テクノロジーの力によって、学習者中心のアダプティブな学びとその成果に対する評価がいよいよ可能になるなって確信しています。基礎的な学習はぎゅっと短い時間でできるようになるし、その分おもしろい経験がたくさんできる。インターネットを通じで今まで出会えなかった人と一緒にプロジェクトベースの学びもできる。幼児教育から企業の人材育成の現場まで動き出しています。こんな動きを少しお手伝いさせていただきます。ここでは、デジタルハリウッド大学大学院の佐藤さん(佐藤 昌宏先生)のアシスタントをさせて頂きます。
       
■CyberFelix, Inc
 https://cyber-felix.com/
 私は、パソコンとインターネットさえあれば叶えられない夢はないと信じて、それで人生を切り開いてきました。自分の人生の経験を踏まえて絶対に必要だと感じているデジタルシティズンシップ。これを学ぶための教材を子どもたち、保護者のみなさん、企業に提供していきます。石山くん(Masami Ishiyama)が中心となり、社会人と学生が入り混じってまさに今立ち上げをやってるベンチャーです。この事業は、ライフワークとして。
      
■企業の人材開発、組織開発のことを学ぶ
 どんな教育を受けてきた子どもも最後は社会に出ていくし、そこが学びや挑戦のフィールドになります。日常全部、経験全部を学びや挑戦の場ととらえて学びの場をデザインしていきたい。そして、その学びの成果を評価をするのは、社会そのものであり、ビジネスでの成果だと思います。NPOだって、どんな風に社会をかえるかと向き合っている会社です。私自身、学校よりも社会や企業に育ててもらってきました。
 これまでは学校、家庭、地域の学びの場のことをやってきたけど、新たな挑戦として、企業の学びの場のデザインについて深めていきたいと思います。
        
       
「人が学ぶ」というテーマはやっぱり壮大で、奥が深い。きっと未来に希望を生み出すようなすごい可能性を持っていると信じています。
だからもう少し、これまでとは違う切り口で引き続き、深めていきたいです。

私は高校卒業してすぐ社会に飛び込んだので、初めて社会人になってから10年が経ちました。
自分の中では次の半年~1年は少しサバティカルな期間として設定し、新しい学びと成長に挑戦していきます。
          
自分がこんな社会で暮らしたいっていう絵をのびのび描きながら、頑張ります。


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