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子供の世界も辛い

兄妹とも不登校


私には、二人の子供が居る。

長男23歳と長女11歳。

二人とも不登校を経験している。

息子は小5から中学までの5年間。

素敵な高校に恵まれ、そこでやりたい事を見つけ、東京の専門学校に進学し、今年からは東京の高いビルの中で仕事ができるまで成長した。

とても苦労したが、頑張って努力して自分の手で掴んだ未来。

とても強くなり、私は息子を尊敬している。


娘は3年の終わりから4年の終わりまで。

娘は今も休んだり行ったり自分のペースではあるがどうにか学校に行っている状態。

突然の不信感


娘は幼稚園から仲のいいお友達が居る。

一緒に出掛けたり、お泊りに来たり、すごく仲がいいと思っていた。

ある時、娘が、教科書の角で顔を殴られて帰ってきた。

今でも目の横に傷が残っている。

その頃からその子に不安を覚えた。

それでも、仲がいいので様子を見守りながら、変わらず仲良くしていた。

お互い、Wi-Fi環境だけで使える携帯を持っていたので、ライン交換して、

離れていても、一緒にゲームなどしていた。

その事が、後に、大きな問題となる事に・・・

家庭環境


その子の家は、母子家庭という環境。

私も、母子家庭を2度も経験しているので、大変さは理解している。

その子の場合は、おじいちゃん、おばあちゃん、21歳のお姉ちゃん、お母さんの5人暮らし。

割と恵まれていると思っていた。

私は、その子の、母親と仲がいいので、色々な話をしていた。

しかし、3年程前に彼氏が出来たのをきっかけに、生活が乱れてしまったのだ。

彼氏に会うために、夜出かけて朝まで帰ってこない。

子供をほったらかして、彼氏中心の生活に変わってしまったのだ。

運動会の時には、娘ではなく、彼氏とべったり。しかも、その彼氏は、お酒を持ちながら来ていた。

ママが来たときはすごく嬉しそうにしていた。

しかし、すぐ彼氏と居なくなってしまい、とても悲しい顔をしていた。

そんな状態が3年も続いているのだから、その子は寂しい想いをしている。

そんな事を知っていた事もあり、娘とも仲がいいので、
お出かけする時や、BBQやったり、お泊りなど、誘っていた。

娘からの衝撃の事実


娘も学校に行けるようになって、辛い時もあるけど、やっと楽しくなってきた時期。

その子とは、一緒のクラス。

良かったと思っていたが、裏では娘が、標的になっていたのだ。

表面では明るく活発な少し幼い女の子。という印象だった。

そして、昨日、娘が、悩んで、相談してきたのだ。

自分の思うようにいかないと、

『殴るぞ!』『嫌いだからもう遊ばない!』『ラインブロックするから!』
『もう連絡してこないで!』

と言われていたのだ。

こんな事が日常茶飯事だったのだ。

ラインスタンプはよく連打で30件40件入れてきたり、返信しないと

『もういい!』などと、やり取りしてるのは知っていたが、そこまでひどいとは知らなかった。

昨日はさらにひどかった、これでは、娘が精神的に参ってしまうと思った。

親に連絡した

私達だけでは解決できないと思い、仲も良かったので、その子の母親に連絡をした。

事情をすべて話した。

『全然知らなかった・・』

と言っていた。

なので、ラインを確認して、その子と話をしてもらいたいと伝えた。

そして、伝えてもらい、その子から謝りのラインが来た。

娘は、やっと言えた事にホッとしたようで、気持ちが少し楽になっていた。

少しでも軽くなってくれた事は良かった。

私が想った事


子供の問題に親が首を突っ込んでいいのか?
すごく私も考えた。いちいち親に言うのはどうかな・・・
しかし、自分の子供が精神的に参っていく姿をみて何もしないなんてできなかった。

自分の子供にだけに、対処方法を教えても、限界がある。
始めは、『そんなこと言われても、気にせず、気分が悪い時は他の子と遊んだり、お友達に相談してみたらと伝えていた。
しかし、そういう子は余計エスカレートする事が分かった。

距離が近いからこそ難しい。
幼稚園からの仲だからと言って、娘を大切にしてくれるわけではなかった。
私もショックだが、娘は相当傷ついたと思う。
距離が近いからこそ簡単に離れられないのだ。

担任の先生にも現状を伝えて、知ってもらった。
いちいち学校に言うのもどうかと思ったが、不登校だった事もあり、頻繁に先生とは連絡を取り合い、お互い信頼関係が築けていたからできた事だと思う。
先生によっては難しい場合がある。

大人も子供も結局人間関係


今回の経験で、大人も子供も悩む事は一緒だと思った。

しかも子供の方が辛い。

大人は選択できる。

しかし子供はまだ成長過程で、学校と言う小さな世界がすべてなのだから。

正しいか正しくないかは分からないが、今回した事は、みんながいい方向に向かえばいいなと思ってした事なので、良かったと思うように言い聞かせている。









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