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IB 国際バカロレアってなに???


はじめまして、こんにちは。mayuです。今回はぶっちゃけIBって何?ということについて、もとIBDP生が記事にしてみました。IBに興味がある、気になる!という方だけでなく、初めて聞いた!という人も気軽に読んでいただければ嬉しいです!



IB(国際バカロレア)ってなに?

 IB (international Baccalaureate)、国際バカロレアについて一言でまとめると、国際的な教育プログラムのことです。国際バカロレア機構により日本語訳されたIB教育についての資料では、以下のように示されています。
「より良い、より平和な関あを創造するためのスキル、価値観、知識を若者に与え、生きる力を身につけさせる。——そんなひとつのビジョンとミッションを共有した学校、教師、児童生徒の世界的なコミュニティーを想像してみてください。それが国際バカロレア(IB)です。」
 私は、国際的な視野を持ち世界で通用するレベルの知識、スキルを身につけ世界をより良くすることのできる若者を育成するための教育プログラムと認識しています。IBは4つのプログラムに分かれており、その中で特に日本で推進されているのがDPと呼ばれる教育プログラムです。




4つのIBプログラム

IBではPYP、MYP、DP、IBCPと呼ばれる4つのプログラムが提供されています。特に興味がある方は、プログラムごとの説明についてIB公式YouTubeの説明が分かりやすいと思うので、ぜひ字幕を活用して動画を見てほしいです。

・PYP(3-12歳)

 初等教育(Primary Years Programme)で、精神と身体の両方を発達させることを重視したプログラムでどのような言語でも提供可能です。PYPは学校内外で子供を探求者として成長させることに重点を置き、魅力的で挑戦的で意義のある教育を提供することで優れた成果を生みだします。
 2024年9月時点では、日本でのPYP認定校は65校、候補校は50校となっています。


・MYP(11-16歳)

 中等教育プログラム(Middle Years Programme)で、青少年にこれまでの学習と社会のつながりを学ばせるプログラムでどのような言語でも提供可能です。8つの科目グループれ構成され、思春期初期の生徒に幅広くバランスの取れた教育を提供します。
 2024年9月時点では、日本でのMYP認定校は39校、候補校は18校となっています。

・DP(16-19歳)

 ディプロマプログラム(Diploma Programme)は、所定のカリキュラムを2年間履修し、最終試験を経て所定の成績を収めると国際的に認められる大学入学資格(国際バカロレア資格)が取得可能です。原則として、英語・フランス語・スペイン語で実施され、一部科目は日本語で実施可能です。幅広く深い知識を持つ学生、身体的、知的、感情的、倫理的に成長する学生を育成することを目的としている。
 2024年9月時点では、日本でのIBDP認定校は69校、候補校は9校となっています。
 IBDPの詳細については後日記事にします!しばらくお待ちください!

・CP(16-19歳)

  キャリア関連プログラム(Career-related Programme)は、生涯のキャリア形成に役立つスキルの修得を重視したキャリア教育、職業教育に関連したプログラムです。一部科目は、英語、フランス語、スペイン語で実施されます。2024年現在、日本での導入校はまだありません。(候補校一校)



IBの学習者像

IBでは生徒が目指すべき学習者像が10示されており、それを目指して学習を進めます。

・探求する人(Inquirers)
・知識のある人(Knowledgeable)
・考える人(Thinkers)
・コミュニケーションができる人(Communicators)
・信念をもつ人(Principled)
・心を開く人(Open-minded)
・思いやりのある人(Caring)
・挑戦する人(Risk-Takers)
・バランスのとれた人(Balances)
・振り返りができる人(Reflective)

10の学習者像の詳細については後日記事にします!しばらくお待ちください!


IBのメリットって?

 International Baccalaureateのウェブサイトでは生徒、教師、学校などに分けられてメリットが説明されています。(個人の和訳であるため意味が多少違う点があると思います。ご了承ください。)

・学生にとってのメリット

 IBの生徒は、ユニークで挑戦的で多様な教育を受ける事が出来る。IB学習者とは、批判的に考え、複雑な問題を解決することを勧められる。世界の最高ランクの大学への進学を可能とする教育プログラムの中核となる。第二言語の修得を通じて、文化的意識を高める。グローバル化が進み、急速に変化する世界で人々と関わることができる。また、IBの生徒は優れた学力、社会性、感情的特性を身につける。そのため、他のカリキュラムの生徒よりも学業成績が良い傾向にあります。


・教師にとってのメリット

 IB教師は以下のアクセス権が与えられます。批判的思考、自己反省、生涯学習と継続的な改善を奨励する質の高い専門能力開発。革新的で多様な教育フレームワーク、ユニットプランナー、教育リソース、評価ツール。世界中の大学が提供する認定及び学位プログラム。探求心と生涯学習を継続する意欲のある生徒を育成することで知られる教育法。質の高い専門能力開発へのアクセス(対面ワークショップ、オンラインワークショップ、ブレンド型学習)など。


・学校にとってのメリット

 IBワールドスクールに認定されれば、学生育成を支援する質の高い教育プログラム、教育者と専門学習コミュニティをサポートする専門能力開発、IBワールドスクールの世界規模のネットワークへのアクセスが可能となります。加えて、成績優秀な生徒、学校スタッフの専門能力開発の促進、プログラムサポートなどがあります。


まとめ!

 この記事では、IBについてプログラム毎の簡単な説明、学習者像、メリットという点から簡単に説明しました。結局IBってどうなの?ということについてですが、個人的には自分が向いている!と思った人はIBに進んだ方がいいと思っています。私は、中学までの知識詰込み型のテストよりもプレゼンやレポートをはじめとして自分で考える答えのない学びができる方が向いてるな!と思いIBDPを選びました。逆に、詰め込む方が得意でそれらが苦手だから絶対IBDPはやらない!という友人もいました。どちらの学びにも利点も欠点もありますが、結局自分がやりたい方が一番なのかなと思います。IBは普通のカリキュラムに比べ確実に負担は大きいです。しかし、その分自身の能力として身につくこと、経験として将来役に立つことは非常に大きいと言い切れます!今IBに悩んでいる人は、自分の後悔のない選択をするためにインターネットやSNSでサイトやブログ、IB経験者についての情報を活用してみてください!


質問、相談があればコメント、SNSでお答えします。ぜひ気軽にメッセージしてください!

ここまで読んでいただきありがとうございます!





参考資料

この記事を執筆にあたり参考にした資料、サイトです。IBに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。(記事を読んだ方が参考にしやすいようにURLはリンク形式にしてあります。)


🔶非営利団体国際バカロレア機構(2017)『国際バカロレア(IB)の教育とは?』

https://www.ibo.org/contentassets/76d2b6d4731f44ff800d0d06d371a892/what-is-an-ib-education-2017-ja.pdf


🔶InternationalBaccalaureate Organization website
「Programmes」https://www.ibo.org/programmes/

「Benefits of IB」https://www.ibo.org/benefits/


🔶文部科学省 IB教育推進コンソーシアム
「国際バカロレアとは?」https://ibconsortium.mext.go.jp/about-ib/

「IB認定校・候補校」https://ibconsortium.mext.go.jp/about-ib/school/


🔶International Baccalaureate 公式YouTubeチャンネル


🔶1 Minute Lesson YouTubeチャンネル「Approaches to LEarning (IB PYP)」https://youtu.be/j-exwQwiNv8?si=Jos-g1Z5c5cRYqlZ


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