「トゥギャザーしようぜ」の「トゥギャザー」は固有名詞なのか?[ミニ考察①]

「トゥギャザーしようぜ」
これは、お笑いタレントであるルー大柴氏がよく使うフレーズ(ルー語)である。

このフレーズを聞いた際、私は一つ疑問を感じたので、今回はその事について考察してみようと思う。
(これ以降、記事内では"である調"を用いることとしました。)


感じた疑問

私が感じた疑問を簡単に説明すると、「トゥギャザー」が何かの固有名詞なのではないか、というものだ。詳しく解説する。

まず「トゥギャザーしようぜ」に対する意味として、大半の方はこれを訳して「一緒にしようぜ」というものを連想すると思う。
しかし、私は「トゥギャザー」を固有名詞だと考えた。なのでこの場合の「トゥギャザーしようぜ」は、「トゥギャザー」と呼ばれる何かを一緒にしようぜ、という意味になる。
そして、「モンハンしようぜ」が日本語として成立するならば、どちらも日本語として成立すると考えたこともあり、今回の疑問とすることにした。

仮説

ここからは、仮説を立てて行くこととする。

仮に「トゥギャザーしようぜ」が固有名詞なら、何故それを固有名詞としたのかという疑問が生まれる。
その疑問に対して、まず私は以下のように考えた。

「固有名詞にすることによって意味がよく分からなくなるので、お茶の間に対するウケ狙いなのではないか?」

これは、前述した通りルー大柴氏がタレントだということから生まれた考えである。
「意味が分からないもの」を用いたお笑いは多々存在する。なので、それを彼が用いたのではないかと推測し、これを仮説とすることとした。

調査

ここからは、事実に基づき調査をしていく。

まず、「トゥギャザーしようぜ」が固有名詞なのかどうかだが、これは本人に聞かない限り完全には解決しない。このような些細な事で問い合わせるのも迷惑と考え、この方法以外で調査することとした。

調査を始めると、ルー大柴氏自身は「トゥギャザーしようぜ」以外にも様々なフレーズを用いていることが分かった。
その例として「藪からスティック」「根耳にウォーター」というものがある。これはそれぞれ「藪から棒」「根耳に水」ということわざから来ているらしい。

意外にも簡単に答えが出てしまった。

つまりルー大柴氏のフレーズは「英語部分は直訳せよ」ということらしい。これは先程も少し述べたが、上記のルー語2つを直訳すると、実在する"ことわざ"となるからである。
つまり、「トゥギャザーしようぜ」は「一緒にしようぜ」という意味になるということだ。

まとめ

調査をし、案外簡単に答えが出てしまった時は少し落胆したが、「言葉は様々な解釈が出来る」ということを知ることが出来たので、必ずしも無駄な考察ではなかったと思う。
そして、またこのような「下らない考察」をしてみたいとも思った。

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