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上ばかり見ないで、地に足を着けて生きようよ~桜

「わぁ~咲いた!」

「桜が咲いた!」

玄関を出てすぐ隣が小学校。その桜並木の桜が開花した。

昨日までは、硬いつぼみだったのに、いくつかの桜が開花していた。

私は、桜の木の上を見上げながら歩いていた。青空に映える小さな小さな薄桃色の桜の花が嬉しくて、落ち着かない様子で浮足立ちながら。

本心は、まだ桜に咲いて欲しくない。それなのに、開花した桜を発見して、いてもたってもいられなくなった。

その時、ふっと足元を見た。

なんと! 木の根っこの部分に桜が咲いていたのだ。

え? どうしてこんな場所に花が咲いているの?

そう思った瞬間に、我に返った。

「地に足を着けて、生きようよ」

「人と比べて、自分が出来ていないことに意識を向けるのではなくて、今いるところ、今していることに目を向けてね」

その桜から、そんなメッセージが届けられた気がした。

今いるところ。

今していること。

それしかない。

足の裏にしっかりと地面を感じて、自分を感じる。

地に足を着けて生きる。

今年の桜の季節、どんな春を迎えるのか?

ありがとう

心からの笑顔と感謝と共に。


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