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【『ブルーアーカイブ』の各学園の政治体系について少々考察してみよう】Part3:山海経高級中学校

※考察は、僕のうっすい政治/ブルアカ知識とそこそこの偏見でお送りしますので、暖かい目でご覧ください。
※今回は、イベント「月華夢騒」のネタバレを明確に含むぞ!ネタバレが嫌な人はブラウザバック推奨!


ゲーム『ブルーアーカイブ』の舞台である学園都市"キヴォトス"には、数多の学園が存在する。それら学園は、連邦生徒会の統率のもとで、アメリカ合衆国の連邦制のような強い権限をそれぞれの学園の自治区で持つ。ゆえに、政治体系などといったものは学園によって大きく異なる。このシリーズ(続くかは分からない)では、そういった各学園の政治体系といったものを、少々考えてみようというシリーズである。第3回目は、以下の学園だ。それではさっそくやっていこう。


1.山海経高級中学校

山海経高級中学校は、中華圏がモチーフの学園。「玄武商会」の提供する料理の質には定評があり、観光業も盛んである。また、「梅花園」という教育施設も学内で運営している。

この学園では、「玄龍門」という組織の会長が専制政治を行う体制をとっている。玄龍門は治安維持組織も兼任しており、実質的に玄龍門の会長が警察権力も握っているようだ。会長の権限は絶大であり、会長の命令は基本的に絶対とされる。ただし、伝統的に「梅花園」は玄龍門も過干渉は許されないことになっている。それほど教育に力を入れているのだろうか…
また、生徒たちからは、玄龍門の会長のことは"門主様"と呼ばれる伝統がある模様。以下、この記事でも「門主」と呼ぶこととする。

かんたん図解

門主は、玄龍門内の生徒から選ばれているようである。具体的な方法は定かではない(多分…)が、おそらく玄龍門内の生徒による選挙であろう。であれば、トリニティの回でも話したが、この学園は実質的に玄龍門内の意見のみを取り入れ政治を行っていることになりそうだ。ただ、現門主の竜華キサキちゃんはその限りでもなさそうで、結局は門主が全てである模様。

玄龍門の方針(≒山海経の方針)として、伝統を非常に重んじる伝統主義がある。しかも、その伝統主義は山海経の鎖国気味な体制に繋がるほどであり、学園全体としてに偏った印象を受ける。玄龍門でない生徒たちにとっても、この伝統主義はマジョリティなようである。ただし、「玄武商会」は常日頃から新作の料理の研究に取り組んでいるなど、伝統主義の程度は生徒によって差があるようだ。



少し話を変え、今回のイベントについて。
イベント「月華夢騒」では、山海経がレッドウィンター連邦学園を自学園に招くという交流会を開いた。よくあんな不安定な学園と交流会を開こうと思ったな...。現門主のキサキちゃんはどちらかというと中道寄りのようであり、伝統を重んじつつ、ある程度の変化も望んでいる姿勢が見られる。

キサキちゃんの、"伝統"に対する考え

そして、この方針に強く反対する生徒がいる。"京劇"という山海経の伝統芸能を運営する、京劇部の「漆原カグヤ」ちゃんだ。

彼女は極端な伝統主義者であり、変革を極端に拒む生徒だ。伝統は長い歴史の中で培われてきた確固としたものであるのだから、その掟を絶対的に守るべきだという考えをもっている。
彼女はもちろんレッドウィンターとの交流会にも大反対であり、結局はクーデターを起こし、キサキちゃんを権力の座から引きずり降ろそうとまでした。(変革を拒む者がクーデターで実情を変えようとしたとは、皮肉が効いているねぇ…)

最終的にクーデターは未遂に終わったわけだが、この一連の騒動を終えて、「門主様は伝統を守っているとも限らないのか...?」と疑う生徒も出てきている。間違いなく、今後伝統をどう扱っていくかによって、山海経の内政がどう動くかがかかっていると言えよう。山海経は今、自らが守ってきた伝統によって、内政の安定という点において窮地に立たされているのかもしれない。



いかがだったかな?前回の記事から割と期間が空いた気がするが、まあこの記事はマイペースにやっていくつもりなので、気長に待っといてね。まだまだ暑いので、ガチ体調には気を付けろよな!

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