sin

白鯨のあごひげ

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白鯨のあごひげ

最近の記事

    • 夢日記〜マイクの代わりに突然

      文化祭のような空間にいた。 高校の時のように友達と話していて、突然ステージから音楽が流れ始めた。 曲は忘れてしまったが、知っているバンドの曲だった。tacikaの二人のような姿だった。ライブが始まったと、周りの人たちもステージへ近づく。 リハのような雰囲気で始まった歌が一番ほどで終わり、ボーカルがステージを見渡す。 ばっちりと目が合う。それから何度も目が合う。これは当てられる感じだ。目立つのは苦手なのでいつもなら下を向く。けれど今回はなぜか離せない。 やはり声をかけられた。

      • 真剣な顔して大体くだらないこと考えてる人生

        コロッケが何よりも大好物ではない。しかし最近幸せを感じたのはダントツで帰り道の途中でかぼちゃコロッケを齧った瞬間だった。 あの、揚げたての油が沁みた紙袋から頭を出したのを、温かいうちにかじるのは、たまらなく幸せで、特別な瞬間だ。 ラジオで、朝井リョウさんがDJ松永さんについて、彼は刹那の中で生きている人だというエピソードを語っていた。 朝井さん自身はその感覚が新鮮で、 「文脈の中に生きていたい=保証されたい、安心したい」 という自身の感覚を言語化できたことが嬉しかったと話し

        • だいじょうぶ。だいじょうぶ。の言葉の強さよ。 絵を描いて、歌を歌って、この私を見つめるのだ。あいのまなざしで。

        • 夢日記〜マイクの代わりに突然

        • 真剣な顔して大体くだらないこと考えてる人生

        • だいじょうぶ。だいじょうぶ。の言葉の強さよ。 絵を描いて、歌を歌って、この私を見つめるのだ。あいのまなざしで。

          Fuji kaze日産スタジアムライブから受け取ったこと

          8月24.25に行われた日産スタジアムライブ。 25日の公演に行ってきました。 想像を超えたfeeling goodな瞬間でした。 そこから感じたことを綴ります。 24日の全公演模様がYouTubeで無料配信され、視聴できます。 ステージではなく観客席から登場した風さん。ゆっくりとアリーナの芝生に移動し、graceが響く。 あなたはわたし。一人はみんな。生と死。隔たりはなく、みんなが違う光を持つ個であること。 デビューからずっと、曲や言葉や行動で一貫したメッセージを表

          Fuji kaze日産スタジアムライブから受け取ったこと

          話がしたいと。

          最近思う。もしおじいちゃんと沢山話せたなら、 私は彼と、何を話しただろう。 私とおじいちゃんは長い会話をしたことがない。 おじいちゃんは私の生まれる前に脳失血で半身麻痺になり、言葉がうまく出てこなくなった。 おじいちゃんからゆっくりと発せられるシンプルな単語や言葉は、彼が亡くなり3年経った今も、記憶の奥で聴こえる。 おーい うまいなぁ 忘れちゃったよ (景色を見て)変わっちゃったなぁ (酒が)回ってきた ありがとう ありがとうございました その声は、彼自身の、雪解

          話がしたいと。

          一人のときに、心に根を張る

          一人でいるときに触れる文字や、音や、歌からとどくその人の、その中の空気ときらめきが、じんと染み入るときが、すき。 一人のときに、深く心に根を張る。 木の枝に、根に、宝石が挟まっていて、1人のときだけ、それが広がっていく。 私はそれを、本当に大切な人に、一番美しいときに、みせる。 そんな根を、枝を、きらめきを、少しずつ集めてる。

          一人のときに、心に根を張る

          忘れてください

          拝啓から始まる、 n-bunaさんの言葉が離れない。 忘れることで空いた空間に癒されることが、 忘れることで満ちてくる何かがあるのかもしれない。 寝起きの君が寝ぼけ眼で座ったその朝のダイニングテーブルに 僕の心があったこと、忘れてください

          忘れてください

          愛、脈々と。

          愛することを航海と喩えた人がいる。 誰のものでもないところが難しくて、 誰のものでもあるところが易しい。 掬おうとしても追いつかない程広く、深い海のようでいて、 私の体の中を流れている血液のようである。 唯ひとつ、その存在が無数にあるということが、脈々と続いている。

          愛、脈々と。

          くじらの光

          カーテンから流れてくる光がくじらみたいだ。 くじらの光はゆったりとおでこを通り、眉間をなで、髪や胸へと伝ってゆく。 いつのまにか私は、くじらと光の中を泳いでゆく。 ゆっくりと瞬きをする。 遠くで雲の音がする。 だんだんと地上へ近づき、浮き上がる。 こうして私たちは、呼吸を思い出す。

          くじらの光

          雲一つ、今に生きる。

          私がここに居ないと、生きているとは言えない。 自分が今ここに生きていることを、どうしてわかるのか。 犬や猫たちは呼吸のように毎瞬、私に訴えかける。 今、なんて嬉しいの! あなたと目があって、 新鮮な葉の香りがして、気持ちがいい。 あなたが撫でてくれる。嬉しい! 大好きって幾度となく私の形で伝えるよ あなたは幸せ? わたしは今、とても幸せ。 毎日、その日を一生分のように。 今いる場所、人へのまなざし、心の在りか。 体の芯から呼吸をして、目の前のものを愛でることはこんな

          雲一つ、今に生きる。

          人を許せる人である

          人を許せる人である。 いつでも、誰がどんなことをしていても関係なく、私がどう在るかを自由に決められるから。 人生の先輩の芯のある優しさと余裕に感化された。 1番大切なことは、自分が気分よく生きられることだ。 ゆっくり呼吸しよう。 いつのまにか暮れた空に、朧月がみえる。 1日の最後に、今、無事に終えられたこと、 沢山助けてもらったこと、 感謝して、感謝されて、お互いに楽しめたこと。 あ〜よかったって、味わおう。 忘れてもいい。 思い出して、習慣にして、自分も人

          人を許せる人である

          光を追いながら、光から逃げていよう

          紛らわせる方法だらけの中で、しんと静かに、自分と自分の間で話せた言葉が、本音だ。 煌々と光っている。それが美しいものでなくても、まだ光ってみえる。 あるうちはそこに光を見続けよう。終わらなくていい。 美しいと思うものに触れていよう。 光を追いながら、光から逃げていよう

          光を追いながら、光から逃げていよう

          真実を教えてくれた本 アルジャーノンに花束をとの出会い

          ヨルシカがかなり好きです。推しています。 ヨルシカ推しの方はお分かり頂けると思うのですが、彼らの楽曲の一部に文学作品があることから、関連する本に行き着く人も多いかと思います。 ヨルシカのアルジャーノンという楽曲から、出会った本について、人生で読んで良かった本ベスト3に入るので紹介します。 内容については極力ネタバレは避ける所存です。 とはいえ感動のあまり溢れてしまうかもしれませんので、これから楽しみに読もうとされている方がいらっしゃったら、ご容赦ください。 文学作品に

          真実を教えてくれた本 アルジャーノンに花束をとの出会い

          くりーむ大福

          しあわせと くりーむ大福 包むほほ

          くりーむ大福

          ヨルシカ 月と猫のダンス2024〜雪国〜

          雪国 ヨルシカといえば夏を思い浮かべるほど、夏が出てくる作品が多い印象のなか、この曲はまったく違う。 始まった瞬間、聴く人を雪景の中に連れて行く。 スクリーンに映る空のグラデーションが綺麗で、寒い日ほど鮮やかな長野の空を思い出す。 音と音との間が、雪の中を一人歩いているような孤独感と静けさを引き立てる。 シンとした雪の中、冷たく乾ききった関係が、suisさんの歌声にのせると、不思議と潤った空気で満たされる。 サビ  冬の身を切るような寒さと、身体の中に生まれる熱が、同

          ヨルシカ 月と猫のダンス2024〜雪国〜