〔フランス就職〕卒業後1つの企業にとどまっている人は8%
「卒業後3年間1つの企業にとどまっていたのは8%に過ぎず、9割以上が少なくとも1回以上転職している。3回以上の転職も29%と3割近くに達している。」以下記事より。
30代前後の職を持つフランス人に何度も会ってきたが、転職している人はめっちゃ多い。
仕事をしたい・家族を持ちたい人は、30代前後で職を定める人が多いのが印象的。そこまでにも、インターンや職をしたりするのだが、仮?というかなんというか、、取りあえずやってみて、だめだったら違う場所探そう!みたいな人結構多いのかも。企業もそれを知っているような感じ。
特に印象的だったのが、面接に行ったときのこと。社員募集に申込み、面接に行ったのだが、
「どんな仕事がしたいのですか?将来的には何をする予定ですか?」と聞かれるという。そして、「ここの会社でずっと働きたい!」とかいわなくてもスキルがあれば就職できる。ここでこんな経験したいとか、将来こういうことしたいみたいな目標があれば、企業は受け入れてくれることが多いようだ。
若者はうろうろするのが前提のような感じで、面接の会話が進んでいく。バイトでも何でも、働く場所はそこまで拘束するつもりがない。いつが休みが良いか?給料はこのくらいで良いか?と交渉のような面接が行われる。
自分のしたい仕事をするという考えが土台にあって、それができないのなら違うのにする。「自分が好きなことをするのが幸せだ!」っていう幸福感は、フランス人っぽい仕事のあり方を導いている。
そこで気になるのは、自分のしたいこと、好きなことをどうやって探すのかだ。それは、休日・バカンスの過ごし方にあると思う。特に学生時代は4ヶ月ちょっと(土日を除く)のバカンスがある。その休みの間、子供達は想い想いに好きなことをする。自由だ。宿題はない。だって休みだから。
この時期に「したい」を鍛える子供が多いきがする。自分がしたいことを取りあえずやってみる。それで、自分にあっているかどうか考える。
バカンスはそんな時期のようだ。
その段階を学年が上がるごとに踏んでいくことで、徐々に固めていく。それがフランス社会の裏にある。
日本のようにタイミングが来たから、やらなくちゃ行けないという感じは薄い。「~歳になったら、これしなくちゃ行けない」みたいな小・中・高校・大学でダブる人もいるし、人が様々すぎて、「ここでこれしないと!」って明確にできないし、しないのが特徴かも。
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