エコミュージアムを探る。
欧州の若者文化、社会教育の状況を探っている私たち。今年の初めに欧州での調査内容を発表する機会をいただき、住民参加型のエコミュージアムという存在を教えていただいた。実はそれらしき活動に欧州で触れたこともあって、今回の旅では住民参加型、アソシエーションでやられている博物館や美術館も探ることにした。
エコミュージアムについて、フランス語や英語のwikipediaを見ると、その数は200にも300にもそれ以上にもなるとされているも、出典が見つからなかった。ちなみにフランスには、Fédération des écomusées et des musées de société、エコミュージアムと社会博物館連合のようなものがあり、ここには180ほどが加盟しているらしい。しかしここに漏れるエコミュージアム的事例を私たちは目にしたため、市民活動レベルを見ると数ははるかに多いように思われる。
また、欧州では野外博物館が一般的に言語として用いられ、そのなかにもエコミュージアムに似通った事例があるらしい。実際、エコミュージアムの運営を比較した研究では、いくつか野外博物館が含まれていた。野外博物館に関しては、欧州レベルでネットワークがあるらしい。エコミュージアムに関しても、イタリアのネットワークもあるらしく、まだまだ全体像が見えてこない。
いつもの私たちの視点、住民の自由時間とミュージアムがどの程度関わっているのか、今回の旅では探ってくる予定。もう少し予習を深めたい。