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GOOD WAR TOUR 1.あってない子

きのうアツアツのすき焼きうどんを食べたので、昔酔っ払って転んで12針縫った唇の古傷が痛んでいます。
みなさんこんにちは。
GOOD WARが帰ってきました。短いお別れでした。
この一年間、みなさんはいかがお過ごしだったでしょうか?

諸江さんは、公演中止の多い一年だった。2ヶ月に一公演、計4公演が中止になったらしい。
あとはバイクで走っていた、1000キロくらい走っていた。
伊奈さんは、髪型がとても変わった。
「おばあちゃんみたいやね」と朗くん。おばあちゃんは細いボーダーのよれよれの服を着るからね。
「昨日は髪を乾かさず自転車で爆走してきた髪型だった、けどちゃんと乾かしたらいい感じ」とのこと。
綾子さんは、引っ越しをした。
さっき水を買いに行ったらお財布の中には23円しかなかった。

スケジュールの都合が合わず、残さん一人減って、朗くん、伊奈さん、諸江さん、綾子さん、あと私(とたくさんの人)でもう一度、GOOD  WARを考えます。
今度はツアーです。初めの公演は、東京はこまばアゴラ劇場。

「まずは台本を読まずに……いや1回読もうかいや2回本を読んでから、今20分ですけど30分から時計ないですけどこの部屋」
全言撤回の鬼。

「向き合いでいいです。ここでしか向き合うことないから」
そうかもしれない。

今日手渡されたテキストには、新しいものと、去年も使用したものが混ざり合っている。
「過去のテキストと持ちつ持たれつで全然構わないので」
朗くんが言った。いい言葉だと思った。

読み終え、朗くんが「どうでしたか?」と聞くと、諸江さんが「思い出した」と言った。
思い出した。
と同時に、去年は気にならなかった単語が気になったりもしている。

あとは、メモ。

■阿鼻叫喚/ウルトラマン
ごっこ遊び、我が名は綾子、眉毛攻撃、包んだったわ
どんどんエスカレートしていく
こいつに勝つにはどうすればいいか
だんだんデカくなっていく、だんだん物理攻撃になっていく

■宣言延長
宣言の延長を宣言いたします
ずっとずっと聴いていただくことになります
机を実用的にする
一番重い引き戸は鍵がかかっています

稽古終わり、諸江さんの靴下の、めずらしい場所に穴が空いていることに気がついた。

稽古2回目
日時:2021年12月6日(月)
出席:河井、伊奈、諸江、渡辺、田中
場所:京都芸術センター 制作室4


本作は2021年2月に京都で上演された『GOOD WAR』のリクリエイションを行い、大阪と東京で公演を実施します。

『GOOD WAR』は、私たちが「あの日」と聞いて想像する争いと日常で構成されています。
私たちは生きている限り、これからも誰かと戦い続けなければいけません。現時点で戦っていなくても、生きている限りいつか争いに巻き込まれます。『GOOD WAR』ではいずれ来る「その日」と、過去にあった「あの日」との向き合い方を鑑賞者と共に考えるべく、だれかの「あの日」で集積された記憶のモニュメントとして演劇作品を立ち上げます。

GOOD WAR

原案 『よい戦争』(作:スタッズ・ターケル 訳:中山容 他 1985年7月25日出版:晶文社)
構成・演出 河井朗
ドラマトゥルク 蒼乃まを、田中愛美
出演 伊奈昌宏、諸江翔大朗、渡辺綾子
美術 辻梨絵子
音響 おにぎり海人、河合宣彦
照明 松田桂一
制作 金井美希
制作協力 (同)尾崎商店、黒澤健
衣装協力 MILOU
記録 田中愛美

日時・会場
2021年12月25日(土)〜12月26日(日)|こまばアゴラ劇場
2022年1月26日(水)〜1月30日(日)|クリエイティブセンター大阪 Drafting room(名村造船所跡地)
2022年2月10日(木)〜2月15日(火)|北千住BUoY

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