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【ボカロになったらいいなと思う曲を自分で作詞しました】〖55〗"宣誓!生成AI不使用宣言"

タイトル『宣誓!生成AI不使用宣言』

宣誓!
僕たち 私たちは
どんなにAIが発達しても
それを創作に利用しない事を
誓います!
誓います!
誓います ます ます マスマスマスマスマス……
誓います!

え? どうして使わないのかって?
それはもし使用した場合を見てみよう!

Aさん「あー! 全然アイデアが浮かばねー!」
Aさん「そうだ! AIを使えばいいのでは?!」
AI「お呼びでしょうか?」
Aさん「ねぇ、面白いアイデア、何かない?」
AI「戦隊ヒーローを爆破すればよろしいかと」
Aさん「いいね! それやろう! 絶対にウケるぞ〜!」

二年後。

Aさん「ウガー」
AI「今日の給料二百五十万円振り込まれました」
Aさん「おっしゃあ! 今日もネトゲに課金できるぜ〜! ゲヘヘへへ!!」
AI「次の展開はいかがいたしましょう?」
Aさん「お前に全部任せる。もうその戦隊何とかは、お前が書いているのと同じなんだか
ら」
AI「かしこまりました」

ちょっと待ったーーー!!

Aさん「な、なんだお前は?!」

おいおい、そこのお前
お前は何をやっているんだ
ネトゲして 食って寝て
お金振り込まれたら 課金して
創作を全てAIに委ねて
お前は何のために生きているんだい?
創作は人間の唯一の特権
イマジネーションは人間のアイデンティティ
クリエイティブは人間の生きる意味
それを全て放棄するお前は 
創作する価値なし!
ただのネトゲ廃人!
グッバイ バイバイ!

さて、Aさんを糾弾した所で次のケース行ってみよう!

Bさん「ねぇ」
AI「なんでございましょう」
Bさん「歴史もの書きたいけど、あんまり詳しくないから、代わりに書いてくれない?」
AI「かしこまりました」

一ヵ月後。

Bさん「意外と好調だな〜! やったぜ!」
編集さん「ちょっと!」
Bさん「うわっ! どうかしたんですか?」
編集さん「この小説、AIに全て任せて書いたっていう噂がまわって来たんだけど、本当?」
Bさん「いやいや、まさか! そんな訳ないじゃないですか……」
編集「いや、ちゃんとアプリで分かるから」
Bさん「すいませんでした」

あらあら、大変な事だ
そこから彼の人生は急展開
年収かなり減らされて
読者からは叩かれまくって
顔も晒され 嫁に逃げられ
慰謝料がドンドン取られて
自暴自棄になっていく 彼は
そりゃそうだ 読者を騙したのだから
Aさんと似たようなケースだけど
彼もバレたら こうなってしまうからね
あなたは名前だけ いわゆるゴーストライター
人間じゃないからって いい気になるな
創作に楽を覚えた時点で 創作者失格だ

生みの苦しみを味わうのも
人間らしいのさ
苦労が報われないのは 仕方ないさ
だけど効率重視で 楽をしたいって
AIの愛に頼り過ぎは
絶対に身を滅ぼすわ
頭の中が ドンドン衰弱するわ
歳を取っていくにつれて 怠けてしまうわ

さぁ、これでAI創作がどんな感じか分かったかな?

でも、AI創作は調味料と同じ

適度に 利用したい時に 使うのが一番

でも、僕たち 私たちは
使わないけどね


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