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キウイフルーツができるまで(この1年を振り返って)…

1 収穫後(冬の時期)は…枝の剪定をします。
この写真のように伸び放題の枝を切り落としスッキリとさせます。

このようにツルのように絡んでいる枝は切ります。
冬のキウイフルーツ畑(枝の剪定中)

結構、バッサリと切るんです。春になり新しい芽が伸びると込み入って病気の発生原因となったりするので、容赦なく切ります。

2 春は花粉付け
 キウイフルーツはオスの木とメスの木があり、オスの木の
花粉をメスの木に受粉させないと実がならないんです。だから、
オスの木の花を取ってきて花粉だけを取り出す作業をします。
下の写真はオスの木の花です。この雄しべを切り取って温めて
花粉を取ります。それから綿付き綿棒でメスの花一つ一つに花粉
を付けます。

オスの木の花です。
やく(花粉が入っている袋)から花粉を取り出している様子
花粉をメスの木の花に付けています。

3 摘果…せっかく受粉成功した果実なのですが、多くならせ過ぎても果実が大きくならないので適正な数まで摘果(果実を取って減らし)ます。

きちんと花粉が付いて実となりました。

4 6月後半…順調に成長しています。

5 猛暑の夏は…枯れないように毎日、井戸水をたっぷりまきます。

6 収穫間近…ここまで大きくなってくれてホッと一安心。
我が子のようです。
あとは収穫まで台風が来ないことを祈って…

収穫間近のキウイフルーツ畑

7 召し上がり方
キウイフルーツは樹上では完熟しないため、追熟する必要があります。
追熟は、まだ固いキウイフルーツを何箇所か強く叩いてからビニール袋に入れて封をして5日程度おきます。その後は封を開けて(約7~15日後)キウイフルーツが柔らかくなったら食べ頃です。(果実を傷めつけることによってエチレンガスを生成させる方法です)
 また、リンゴ(つがるや黄王)から出るエチレンガスによって追熟させる方法もあります。
「ふじ」では追熟されないのでご注意ください。詳細はお問い合わせください。

不明点等はご連絡いただければ対応させていただきます。
ぜひ、丹精込めて栽培した甘いキウイフルーツをご堪能いただきますようお願いします。

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