私の英語多読遍歴21:HOLES
英語多読勢におけるド定番と言ってもよい児童書。HOLESです。
大物2冊に疲れたのでここらで児童書に戻ろうかと。
多読で色々検索している中で必ず名前が上がる1冊。私も多読おすすめ書籍でこの本を知り読んでみることにしました。
前半、主人公たちがなんで穴を掘らされているのかも不明なまま突然過去の話が始まったりしてちょっと混乱します。しかし1つの章が短いので「わけわからん…つまらん…」となる前に次の話に移り飽きさせないです。
そして暗示的ななんやかんやを眺めつつとにかく進んでいくと、中盤から一気に話が展開し始めます。そこまで色々中途半端に出されていた事実がどんどん繋がっていき、さながらジェットコースターの勢いで結末まで走るので確かにこれは面白い。あの意味不明の話は全部伏線だったのか!という驚きと、回収の鮮やかさで英語で読むのになれていない人でも夢中にさせるのが人気の理由でしょうか。
どうやら私はこういう「伏線一気に回収してスッキリエンディング」系の話が好きなようです。
余談ですが登場人物で「Warden」という人がいまして、ずっと名前だと思ってました。が、違った。「看守」とかそういう役職の名前だった。ボキャブラリー・・
ルイス・サッカーは話の組み立て方というか盛り上げ方が上手いし読みやすいのでいいですね。児童書でも話が子供っぽくないので大人が読んでも面白いし。
英語レベルは児童書としてはやや高めかな?ロアルド・ダールより難しくハリポタよりは簡単だと思います。
以上、洋書多読の殿堂入り小説「HOLES」でした。
次は古典も嗜んだらステキちゃう?というしょーもない動機で読んだ「The Old Man and the Sea」です。ヘミングうぇーい。
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