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私の英語多読遍歴24:Someday Angeline

続けてルイス・サッカーです。今のところハズレがないので好きです。

ざっくりいうと天才の女の子が学校で苦労する話、なのでロアルド・ダールの「マチルダ」と似た感じかな?と思いましたが、違いました。

マチルダは天才ですが自分の能力を自覚していて、周囲には上手に隠し基本飄々としています。一方アルジェリーンは困っています。好きで天才なわけじゃないのに飛び級のせいで友達もできず、先生からも嫌われてしまい、居場所を無くしてしまいます。普通でいたいのに周りがそうさせてくれないというジレンマ。

その描写がねー。すごくありそうなリアルな感じで胸が痛い。アメリカでもそうなら日本だったらきっともっとひどい目に…とか。

理解者は彼女が天才であることを気にしない人。特別扱いせずにただの女の子として扱ってもらうことが何よりの願いというのが泣けます。

天才って憧れるけどやっぱりいろいろ大変なんやな、と平凡であることの幸せを見直したりした本でした。

以上、Someday Angelineでした。

次はロアルド・ダールで「George's Marvellous Medicine」です。ひたすらバカバカしくて大好きです。

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