私の英語多読遍歴50:Poison Study / Magic Study
これまた洋書ファンクラブから。渡辺由佳里さんが当時ティーンエイジャーの娘さんとその友達に勧め、みんなどハマりしていたという話を聞いて読んでみようかと。本人も他の人に日本語訳されたくない!という理由で翻訳版を手がけたほどお気に入りだったそう。
あらすじはこちら。ダークな雰囲気の舞台でぼろぼろのどん底から這い上がるヒロインがかっこいいです。
そしてヴァレク。
最強暗殺者酷薄な上司にしてツンデレ。いやツンツンツンデレ。
ヒロインのこと好きなの?違うの?でもヒロインがピンチになるとどこからともなく現れ助けます。「またいちから教育は面倒だ」とかなんとか言いながら結構ヒロイン陥れようとしたやつらに容赦ない報復をしています。イベントを通過するごとに縮まる距離…これなんて乙女ゲー?
デレたシーンは最高でした。萌えをありがとう。
ヒロインがいろいろ厄介な目に遭いながらも自分の力でどうにかしようとがんばり成長する姿、それを見守る超美形で強い彼、この構図はどっかで…と思ったらTwilightだ。やっぱりアメリカのティーンエイジャーはこういう感じが好きなんだろうか。日本だとドジっ子がイケメンにみそめられて…というのが多い気がするんだけど私が偏ってるだけかな?
舞台が現代ではないだけに知らない単語もそこそこありましたが、逆に口語は少なかったです。次々と問題が降りかかりヒロインが休まるひまがほとんどないので続きが気になってどんどん読めます。軍隊的な言葉遣いも普段みることがないだけにあーこういうんだーと勉強になりました。「さがれ(You are dismissed)」とかね。
ということで、これはいいシリーズを見つけたかもと思って続きを勢いこんで読みました。
話は隣の国にうつり、ヒロインが自分の家族を探します。
が。ヴァレクほとんど出てこないし…出てきてもツンがない。しょっぱなから木の陰に連れ込んだり突然部屋に忍んできて朝帰って行ったり、なんなんだお前は。ツンデレはツンデレだからいいのであって、デレデレはあかん。(個人的感想です)
新しいキャラもたくさん出るのですが、たくさん出過ぎて消化不良な感じ。ヒロインの能力もチートみたいになっていて、トラブルは相変わらず降ってくるのですがなぜか自信過剰な上にいきあたりばったりに暴走して周りが困ってる。なんというか、全体にイベントを詰め込みすぎて話が浅くなってるような…
うーん、ちょっと思ってたのと違う。
ロマンス要素はおいておくとしても、アドベンチャーとしてもいまいちでした。
1作目がよかっただけに残念。
シリーズはまだ続いているのですが、もっと読みたい!と思えなくなったのでこのシリーズはここまでとしました。(好きな人いたらごめんなさい)
1作目は良い。Twilightとか好きならアリ。
以上、「Poison Study」「Magic Study」でした。
次は「Tuesdays with Morrie」この作者の本は死に向き合うものが多いですね。
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