私の英語多読遍歴52:Number the Stars
ツイートされた感想を見て面白そうだと読んでみました。「The Giver」の作者Lois Lowryのナチスによるユダヤ人迫害にまつわるお話です。
舞台はデンマーク、ナチスドイツの手からユダヤ人たちを守ろうと命をかけたデンマークの人々の話です。
10歳の女の子の目線でかかれていて英語はやさしいながら当時の緊迫した空気などが伝わってきます。友達のユダヤ人一家が追われている、だから助けるために自分たちも一緒に逃げる。大人たちが彼らを守ろうと必死で動くなかで、まだ子供である彼女もまた自分にできる精一杯のことをします。
なんども危機一髪の目にあってハラハラしどおしでした。背景にあるのがナチスの迫害であることから、もっと悲惨な話になるのではと思いながら読んでいたのですが結末はハッピーエンドでした。よかった。そして思ったよりだいぶ短かった。
Kindleで読んでいると思っているより早く読み終わって「あれ?」ってなることありますよね。巻末に別の作品が載ってたりすると残り%がまだあるのに終わったりして…
これは実話を元にした話だそうで、デンマークではこうやって多くの人たちがユダヤ人を匿い逃したのでしょうか。短いながら考えさせられることの多い良書でした。こういう本を子供の頃から読んでナチスのしたことを考えさせ、二度と起こさないようにするのがヨーロッパの教育なのかなと思います。
以上、「Number the Stars」でした。
次はやっと続きに手を出した「Anne Of Avonlea」赤毛のアンの2作目になります。
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