私の英語多読遍歴49:Auggie & Me
先日読んだ「Wonder」のスピンオフ作品になります。
「Wonder」がとてもよかったのでこれも読んでみることにしました。
この本は、「Wonder」では脇役だった3人の子供たちが主人公です。オーガストをいじめた首謀者ジュリアン、学校にいくようになる前の友達で遠くに引っ越してしまったクリストファー、そして最初にオーガストをサポートする係に選ばれたシャルロット。
それぞれの視点での話ですが、ここでは彼らの生活に焦点があてられ、オーガストが脇役です。「Wonder」でオーガスト側から見ていたのとは違う彼らなりの悩みや葛藤、それから日常がそこにはありました。
この話は「Wonder」の続きではありません。なので読まなくても支障はないのですが、読むことで話の別の側面をみることができてさらに物語に深みが増すと思います。
なにげに好きなのがシャルロットの話。あのとき女子サイドではこんなことが起こってたのか…とか、女子ならではのポジション争い。どの世界でも女子のヒエラルキーつーのはあるんですね。クラスの派手な女子のグループへの憧れとそこはかとなく感じる見下され感、苦手だと思っていた子の意外な本音。みんな可愛すぎます。
これも英語は読みやすく、話も短編が3つなので構えずに読めるのではないかと思います。とはいえ若者のテキストチャットはほとんど暗号だったけどね…
もし「Wonder」を読んで気に入ったならこちらもお勧めです。
以上、「Auggie & Me」でした。
次は「Poison Study」ティーンズ女子向けゴシックロマンスアドベンチャーという感じの小説です。
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