私の英語多読遍歴79: The Case of the Peculiar Pink Fan: An Enola Holmes Mystery
エノラシリーズ4作目です。
今回の捜索対象は2作目で出てきた「左利きの令嬢」です。前回無事に助け出し両親の元に帰った令嬢ですが、どうやら理解のない父親に意に染まぬ結婚を強いられている様子。偶然そのことを知ったエノラは彼女を助け出すために動きます。
ハイライトはシャーロックとの関係性の変化。今までもなんども捜査中にシャーロックとニアミスしていたエノラですが、今回は完全に見つかってしまいます。しかし怪我でピンチのシャーロックを放ってはおけずに助けるエノラ。エノラが心配で怪我をしているのに追ってくるシャーロック。同じ事件に関わっていた二人はついに協力することに…!いやもうこの流れが胸熱で。ロマンスではありませんが(兄妹だし)まるでロマンスのような展開。読みながらおお…!てなってしまいました。
もう一人の兄マイクロフトもいい味を出してきました。今まではあまり出てこなかったのですが、今回はしょっぱなにエノラとニアミス→逃げるエノラに蹴飛ばされるなど散々な役回りですw
英語に関してはこれまで同様、知らない言葉はたくさんあるものの、「まあなにかの装飾品だな」「たぶん浮浪児とかそういう類」など、前後の文脈で(あってるかどうかはわからないものの)わかるくらいの難易度です。
下町の労働者や浮浪児が使うコックニー訛りがだいぶ読みづらいですが、まあたぶん聞いてもわからんだろうということで。言葉遣いはイギリスでは階級を如実にあらわすので重要ですね。
今回は1日がんばったらどのくらい読めるかにチャレンジしました。といっても寝食削ったりはせず、普通に空いている時間にネットを見たりゲームをしたりせずになるべく本を読んだらどれくらい進むのかという実に地味なチャレンジ。結果、100ページくらいが限界でした。この本だと約半分です。まだまだ伸びしろがありますね…!(白目)
母の行方、兄たちとの攻防、まだまだ気になる展開が待っていそうで楽しみです。
以上、「The Case of the Peculiar Pink Fan: An Enola Holmes Mystery」でした。
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