私の英語多読遍歴106:Good Girl, Bad Girl
Twitterでフォロワーさんが「面白い!」と絶賛していたので。
殺された男の家の隠された部屋から見つかった謎の少女Evieと過去に家族を殺された心理士Cyrus。施設で暮らすEvieを引き取ったCyrusだったが、ティーンエイジャーの少女が殺された事件の捜査に関わるうちにEvieとの絆もまた強くなっていく
メインの話は殺人ミステリーで、そこにEvieの過去の謎、Cyrusの葛藤が加わっていると言ったらいいでしょうか。凄惨な事件によるトラウマ、虐待や暴行など読むのがしんどそうな場面も多かったのですが、根底にある絶対の信頼みたいなものが少しずつ築き上げられていく過程がすごくよかったし、他の話ほどそういうところであまり辛く感じなかったです。
Evieはその生い立ちからとても反抗的で不安定なんですが、同時にとてもピュアな部分もあって、Cyrusは優しくて物静かであるとともに大きな哀しみを抱えたまま生きています。この二人のキャラクターがとても魅力的。読み終わってもまた二人の話が読みたい!と思わせるものがありました。
英語は結構知らない単語が出てきたのでサクサク読める…とまでは行きませんでした。ちょいちょい辞書の助けを借りる必要が。特に若者言葉、隠語、スラングは知識が足りません。。
普段辞書はあまり使わないのですが、それでも「あいつは◯◯だ」の◯◯がわからないとか、「××された」の××がわからないと全然話が見えなくなるのでそこはやはり確認したい。多読三原則はあくまで原則なんで、調べたければ調べればいいと思います。(調べすぎて疲れて挫折するのは本末転倒ですが)
ミステリーとしても面白いのですが、やっぱりメインキャラクターの魅力が大きなポイントだと思います。これから二人の関係性がどうなっていくのか、Evieの過去の謎はいったいなんなのか、先の展開が楽しみです。
次の話も買っているので続けて読もうと思います。
以上「Good Girl, Bad Girl」でした。
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