2023年4月の読書・鑑賞ログ
2023年4月に読んだ本や観た作品で、印象的だったものを記録します。
私らしく自由に生きるための北欧流 7つの幸せ習慣(いんこ)
北欧で学んだ、毎日を気ままに幸せに暮らすための習慣が紹介されています。
本書を読んで、「自分センサーの精度」を上げたくなりました。
日常に取り入れられる、身の回りの小さな幸せを探すためです。
今の自分は、どんなことをしたいのか、どんなことが好きなのか、視界がぼやけている状況です。
たとえば、部屋の中にある小物でも、何があると自分は嬉しく感じるのか?
サッパリ分かりません。
なので、いろいろと少しでいいからやってみる。
ダメもとで試して、「自分にとって心地よいもの」や「自分にとって好きなこと」を感じる練習をしてみる。
もし見つかれば、毎日少しずつ嬉しい気持ちを積み重ねられると感じました。
みなさんの「自分センサーの精度」はどんな感じでしょうか?
「私らしく自由に生きるための北欧流 7つの幸せ習慣」はKindleアンリミテッドで無料で読めます。
気になった方は読んでみて下さい。
自分を大切にする本。(吉田あつし)
自分を責めてしまったり、自分に厳しい人が、日常に取り入れると気分が軽くなる習慣がわかる本です。
たとえば
心の底から涙を流せない人は、どんなことから始めれば、心の底から涙を流せるのか?
自分をいつも責めてしまうのをどうにかしたい。
これらの対象法を知っていても、実行しない人がほとんどだと思います。
本書では「かんたんな方法で、まずはこれをやってみようよ」の、日常に取り入れられる「自分を大切にする方法」が39個紹介されています。
「知っている」と「できている」は違います。
やってみると、あなたにあったステキな方法も見つかるかもしれません。
気になった方は読んでみて下さい。
異性(角田光代、穂村弘)
男と女の恋愛感について考察されているエッセイです。
穂村弘さんが男性視点で、角田光代さんが女性視点で、恋愛における男女の理解できるところ、理解できないところを討論していきます。
当たり前かもしれませんが、男性の僕は穂村弘さんの意見がめちゃくちゃわかります。
そして、角田光代さんの意見では「え~、女性はそんな感情や感覚があるのか」と、おどろきの連続です。
女性からしてみると、「え~、男ってそんなこと考えてるの?」かもしれませんが...
個人的に1点だけ、「真逆の角田光代さんの気持ちめっちゃ分かる~、けど穂村弘さんの気持ち分からん」ということがありました。
それは、ファッションの話です。
僕はこのファッションしてる人は、こんな音楽が好きで、あの雑誌読んでるよねって、思い込みが強いことに気づきました。
それか、なにかしらの統一ルールで「ワタシはこういう人なんです」を表明したい気持ちが、無意識にあるのかもしれません。
という訳で、自分の感覚でちょっと変わっているところにも気づけるかもしれない1冊です。
男性目線でも女性目線でも、「あるある~!分かる~」なシーンがたくさん紹介されています。
子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば(石田勝紀)
子どもにとって、どんな言葉が自己肯定感を高めるのか?また、どんな言葉が自己肯定感を下げてしまうのかがわかる本です。
本書では、子どもの自己肯定感を破壊する「3つの呪いの言葉」が紹介されています。
①早くしなさい
②ちゃんとしなさい
③勉強しなさい
この3つの言葉は、誰もが使ってしまうし、自分が子どものときにも親から言われて育ったのではないでしょうか?
子育て中の方は、ドキッとするかもしれません。
僕も幼少期はこの「3つの呪いの言葉」が日常で、もはや、親は「このセリフを言って当たり前」という感覚すらあります(笑)
とはいえ、自己肯定感を破壊する「3つの呪いの言葉」をすぐに辞めるのもむずかしい。
なので本書では、マイナスな言葉は少しずつ減らしていけばよい。
その代わりに「プラスの言葉を多く使うように心がけよう」という方法が、紹介されています。
プラスの言葉である「自己肯定感を高める10の魔法のことば」は、子育てだけではなく、コミュニケーション術、自分自身に対しての言葉がけにも応用可能です。
じっさいに僕も、結婚したことすらないので、自分自身を育てるつもりで本書を購入しました(笑)
という訳で、子どもだけではなく、自分自身の自己肯定感を高めたい方にもおすすめです。
僕はゲームのように生きることにした。(本田晃一)
本田晃一さんの自伝です。いくつもの出会いと経験から「本当の自分に会える方法」が分かる本だと感じました。
冒険のステージはこちらの3つ
1:今いる場所に退屈を感じたら、新たな場所へ一歩踏み出す
2:ステキだなと思う人と出会い、理想の自分を思い描く
3:理想となる人から学び、学んだことを心から喜び、相手に伝える
それぞれのステージの攻略法は「数学」や「社会」の教科書ではなく、「人生」の教科書といえるかもしれません。
結局、人生に大事なのは何なのか?
幸せってどんなことなのか?
気になった方は、冒険の書(本書)を読んでみて下さい。
人生で成し遂げたいことがある人や、学びたい人におすすめの1冊です。
数値化の鬼(安藤広大)
仕事ができる人、仕事ができる上司の共通事項がまとめられた本です。
再び読みたくなり、2回目です。
行動レベルまで細分化した計画はたくさんあるけど、けっきょく最初の1日目の目標を達成できた計画はいくつあるだろうか?
最近の僕は、目的を達成するためではなく、目的を達成するための計画をしているときの楽しさが、目的だったのでは?と感じられます。
自分を俯瞰したい方におすすめの1冊です。
人間関係のおかたづけ(堀内恭隆)
まず最初に関わっている人を「どうでもいい相手」という箱に識別して、その後、必要に応じて整理整頓していくと人間関係がうまくいく、という本です。
本書を読んで、「相手に対して自分が演じている限り、相手もその役割を演じる」という不思議な現象を思い出しました。
じっさい僕も、「変なやつ」「気持ち悪いやつ」と思われたくない一心で、自分の本音をずっと言わずにいた子どもでした。
自分の意見を言わずに、毎回相手に合せてしまうって方におすすめの1冊です。
映画『万引き家族』
2018年公開の映画『万引き家族』は、年金不正受給問題から着想を得て作られた映画です。
家族とはいったい何だろう?と考えさせられる映画で、自分の価値観についても見直す機会になりました。
俳優さんの演技力がすざまじく、本当の家族のように見えてきます。
海外の賞をたくさん受賞している映画なのですが、海外の方からは、いったいどのポイントが良かったのかも気になるところです。
個人的に、テレビドラマ『池袋ウエストゲートパーク』や『木更津キャッツアイ』が好きな方におすすめな映画だと思います。
映画『マスカレード・ホテル』
原作は東野圭吾さんのミステリー小説です。
刑事と犯人の知恵比べ対決よりも、「優秀な刑事」と「優秀なホテルマン」の価値観対決を感じます。
もし僕が犯人なら、できるだけ確実に犯行を行いたいので、犯行予告なんて出さずにコッソリと行います(笑)
犯行予告を出すことで、警備が厳重な状態で乗り込んでくる犯人の心境も、個人的に気になりました。
そして、キャストが豪華すぎる。オールスター感謝祭のようです(笑)
この映画を見ると、ホテルに宿泊した後の「お気をつけていってらっしゃいませ」の言葉がけに意識が向くようになるかもしれません。
キムタクが探偵役のゲーム『JUDGE EYES』が好きな方におすすめです。
映画『青の炎』
原作は貴志祐介さんの小説です。
2003年に公開の映画で、17歳の主人公が母親を守るために、完全犯罪を計画します。
最後のシーンは、謎に長すぎ?ですが。
・『流星の絆』
・『フリーター、家を買う。』
などから、二宮和也くんは守りたいもののために苦悩する、せつない主人公イメージがすごくあります。
由比ヶ浜が舞台となっており、当時の景色を見たくなった方にも好きな方にもおすすめです。
以上、最後までご覧いただき、ありがとうございます。
「同じ作品を見たよ」などあれば、ぜひ感想を教えて下さい。