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【DREAM!ing】推しへと転げ落ちたあの日

柴咲真也というキャラクターをあなたはご存じであろうか。
彼はDREAM!ingというアプリゲーム発のマルチメディア展開がなされているコンテンツに登場するキャラクターである。

お時間のある方は上のリンク先へ是非!

外に跳ねたふわふわな赤毛、作中屈指のくりっとした茶色の目、人当たりの良さそうな笑みを浮かべているのは公式HPの立ち絵をご覧になっていただければ分かるだろう。そのままページをスクロールしていただければ、プロフィールを見れるはずだ。そこには年齢、学年、身長、出身、血液型、誕生日、趣味などが網羅され、最後に短文で彼の魅力が紹介されている。その後に続く東雲ネットワークという名のショートストーリーを読んでみてほしい。最高だから。

そもそもDREAM!ingと私の出会いは何かといったら、正直なところ詳細な記憶は思い出せない。リリース初日か、次の日にはDLして沼にはハマっていた。最古のスクショを掘り起こしたら、8/9とあった。おそらくリセマラ大会をしていた最中であったのだろう。なんでだ、リリース日から狂ってた。

せっかくの機会でもあるので、ここにこっそり書いておくけれど、プレイ最初期の頃の推しは望月悠馬である。かわいくてかわいくて、一生懸命だが、芯が通っているところが好きであった。だからこそ物語冒頭のふくれがしのシーンでは、頭を抱えこんなのってありかよ・・・と呆然とした記憶がある。

そのままプレイして1ヶ月が過ぎる頃、運命のその瞬間は突然に訪れた。

それは限定ガチャ「なりきりKnightガチャ」が実装された期間だった。私は無論SSRの望月悠馬を獲得するべく、ゆめまくらとダイヤでガチャをぶん回した。私が運命と出会う数秒前である。

中央に一つのベッド、それを囲むように扇状に並べられた9個のベッド。なんの変哲もないいつものガチャ画面だ。一斉にベッドが勢いよく回転し、虹のベッドがでることもなく、夜背景に金色のベッドが現れた。見慣れた光景だ。SSRがでないことを知った私は、気軽に画面をタップした。私が運命と出会った瞬間である。

限定ガチャSRの柴咲真也がスマホ画面いっぱいに表示され、なんでか私は見入ってしまったのだ。今でも確かな理由は知らない。ただ、本当にただふと目につき、いやぁ・・・顔がいいな?と思ってしまったのだ。


実際の画面である 時が止まった瞬間 金色の光がまるで後光だね


2018年の9/14のことであった。終わりの始まりである。6年前のあの日から今日に至るまで私はずっと終わり続けている。

勝手に始まりの一枚と私は呼んでいるのだが、このSRカードの正式名称は「朝焼けの名君」であり、当時の公式のツイートには、「優しい王様が似合う特待生ランキングNO.1」と紹介されている。しつこいと思われているかもしれないが、やはりここでも終わってしまうのである。当時SNSに対してあまり明るくなかった私は、情報難民であった。そのおかげで私はいまだに公式のツイートにより数年越しのボディブローを食らっている。

さておき、柴咲真也のカードがこの世に数多あれど、その中でも私が一番好きなのは「朝焼けの名君」なのであるという話だ。ずっとこの話しかしていないせいで、まるで話が進んでいない。なぜ、わざわざ文字にしているのに簡潔に言い表せないのだろうかと、自分でも不思議に思う。あまりにもな進み具合に、人に読ませる文章を書くのが下手すぎないか?私はちゃんと読み手側のことを想定しているのだろうかと不安になる。練習が必要なのかもしれない。


でもせっかくなのでこのSRカードの絵柄の良さについて書き留めておきたい。
上記の公式ツイートの画像をご覧になりながら、見ていただけると嬉しいです。

▶︎変身前

笑い方が「ニッ!」としており、歯をきれいに見せているのがたまらない。いつもの優しい人当たりの良い微笑みとかではなく、男子高校生らしい笑顔である。純粋さもやんちゃっぽさも少し兼ね備えており、大変かわいい。眉毛もきもちキリッとしてて凛々しい感じがする。右手には木の枝と王冠を、左手には白いシーツを掴み、右足は椅子の上に置き、なんとも勇ましいポーズである。見どころが多過ぎてこまってしまう。さぁさぁさぁ、ここで注目してほしいポイントは右足である。公式ツイートでは名前表示に被ってしまって見えにくくなっているのだが、このイラストでは右足がちゃんと写っているのである。


そう・・・紺色のショートソックスが!!!!!


そして軸足の近くには脱ぎ捨てられた真也の右靴が横に倒れて置かれている。ここで私が楽しくなる理由は三点ある。一点目は彼のソックスの色である。普段の立ち絵では確認することのできない。彼が足首までの靴下なのか、くるぶしソックスなのかはわからず、何色なのかも知るよしがない。そう、このカードが実装されるまで、もしくは手元にこのカードがくるまで、私たちは彼の靴下の色を知る術など持ち合わせていないのである。そうこれこそが、シュレディンガーの靴下!!!!!コメントが一点目なのにも関わらず、なかなかに終わっている。二点目は、靴を脱いでから、椅子の上に足を置いている点だ。普通にお育ちがよい。いや、この言葉を彼に対して使うのはいささかおかしいとも思えてしまうのだが、本当にお育ちがよい。わざわざ靴を脱ぐという段階を踏むことで、彼の良さを表現できており、私はもう泣きそう。最後である三点目は、彼が靴を脱ぐ動作についてだ。もうどこに対して感動を覚えているのかと思ってしまう。でも感動するだろ、推しが靴を脱いでるシーン。柴咲真也は天性のドジっ子気質である。なにもしていなくても、突如地面に顔面をめり込ませる男だ。果たして彼は安全に靴を脱ぐことが可能なのであろうか。一瞬片足に重心を寄せ、脱ぎたい方の靴の踵を軽く踏みながら靴を脱ぐのだ。しかも先ほど述べたように、両手が塞がっている状態のままで、である。実際にバランスを崩したかどうかは知る術など持ち合わせていない。そう、これはシュレディンガーの転倒とでも名付けておこう。個人的には彼の後方、床に置かれているハサミが気がかりでしょうがない。どうか怪我をしていませんように。

▶︎変身後

ここまでくるのに柴咲真也の可愛さによりだいぶ精神力が削られている。短く言葉をまとめたはずであったのに、だいぶ書いてしまっている。なぜか。なにはともあれ、変身後だ。

もう何もいわなくてもいいであろう。

変身前の冠は、重厚感の溢れる王冠に、
かつて無邪気さを演出していた白いシーツは、打って変わったように、王としての威厳を讃えるための真紅の生地に重量感のある毛皮へと、
右手に持っていた少年の憧れが詰まっていた小枝は、一国の王を象徴する豪勢な杖へとその姿を変えていた。

そしてそれらを着こなし、ゆったりとした振る舞いで腰掛けているのが、あの柴咲真也である。彼は変身前とは打って変わり、慈愛に満ち、落ち着いた微笑を浮かべている。なんだ、この余裕そうな表情は。脳破壊がよく進む。記憶が正しければ、このカードが初めて彼のトレードマークになりつつあった頬の湿布だがガーゼが描かれていないものになる。

こんなの見せられてしまえば、否応がなく「狂う狂う狂う!!!!!!!」となるのが関の山である。例に漏れず狂い続けたのが私である。

ここまでつらつらと書き連ねたが、自分でも何を書いているのか、なぜこの文をいま書いているのか分かってないです。反省はしています、でもずっと書いておきたいなと思っていたので後悔はしていないです。

万が一ここまでお読みになってしまった方、本当にありがとうございます。時間は有限であるのに、この文章に時間を割いていただき、誠にありがとうございます。

次の記事では今まで柴咲真也くんに対して行ってきた考察ともいえない、一人の壁として騒ぎ続けた妄想を書こうと思います。

『次回、幼少期の柴咲真也っていくらでも頭狂える』


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