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高3娘の不登校(4) 〜大学オープンスクール参加〜

オープンスクール1校目

初めてのオープンスクール参加は、神戸の女子大でした。
高校で指定校推薦の資料を見せてもらった時に、心理学部に興味を持った大学で、オープンスクールには大学からバスが出るという事もあり、参加しました。
少し小高いところにある、緑の多い大学で、とても落ち着いた雰囲気の大学で校舎も趣がありとても綺麗でした。
街の中心からの近く便利で、その割に静かでとても好印象を持ちました。
ただ娘のタイプとして、女子大はちょっと違うかなと思っていたのですが、本人も「学校通ったら見える光景が全部女子かー。なんかそれは、ねえ」と言っていました。

オープンスクール2校目

オープンスクール2校目は、神戸の共学の総合大学です。
校舎が新しく立派すぎて、アメリカの学園ドラマに出てきそうな雰囲気でした。
イケてる雰囲気、金持ちそう雰囲気に圧倒されて、申し訳ないことに私は学校の説明を覚えていません。

オープンスクール3校目

地元の私立大学です。
田舎ということもあるのでしょうがこれまでの2校とは違い、活気やにぎわいは皆無でした。
大学の入ってからの履修内容についても、特に魅力的なものはなかったです。
先生や生徒や学校全体から、熱意ややる気は全く感じられませんでした。

親の時代の大学とは違うかも

3校見学しての大学に対する私の感想を書かせてください。
「私の時代の大学進学とは違うんだ」というのがまず率直な感想です。
子供の数が減り『全入学時代』とはこういうことなんでしょう。
見学は全て私立大学だったのもあるので余計ですが、基本推薦メインといった印象を受けました。
そしてその推薦の種類もいろいろあり、駆使すれば同じ大学でも複数回推薦受験できます。
英検で上の級を合格しておけばかなり有利です。
見学に行った大学の1校目・2校目は、私の時代は「いいやん!」って思えるレベルの大学名でした。
今でも偏差値的にはそこそこ難しいです。
だからこそ昔の感覚で思ってましたが、どうも通っている人の認識は違うらしい。
どちらの大学も学生さんが案内してくれたのですが、1校目の生徒さんの言葉が私には印象的でした。

学生さん「わざわざ県外から来てくれたんですねー。すごーい。私なんか家から通えるところで選んだからー。成績もそんなにだったしー。」
私「地元出身の生徒さんが多いんですか?」
学生さん「そうですねー。県外から来て一人暮らししてる人ももちろんいますが、実家の人多いですね」

入試ランキングの偏差値は高いけど、高いお金を出して県外からわざわざ来るほどでもないのかな…本人が『ここで勉強したい!』の熱意があれば別だけど、『とりあえず大学くらいは出といた方が…』だったらわざわざここに来る必要はないのかも?と思ってしまいました。
1校だけならそこの大学が良くなかったということになりますが、3校とも私は同じ感想をもってしまいました。

不登校の立場で何を言っているんだとも思うかもしれませんが、不登校とかそういうこと関係なく、大学進学の意義・価値をもう一度考え直してみなくてはいけないと、私自身思いました。


あとがき

今回は主に私の視点からの、大学オープンスクールの感想になってしまいました。
大学名を選ばなければ、誰でも“大卒”を手に入れられる時代になったんだな、と思いました。
頭では知識としてわかっていましたが、それを体感した大学オープンスクールでした。
ここまでお読みくださりありがとうございました。

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