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6.頑張って準備しても結果が出ない、こともある

今年は進路学習の担当をしています。

異動したての学校で、メインで担当するのは初めてにもかかわらず、学年に分掌の担当が一人しかいないので、非常にあたふたしながら進めています。

幸い、学年の先生方は私の提案に対して好意的に受け取ってくださり、時には意見も言ってくれるので、試行錯誤しながらも、生徒が将来を考えるきっかけにできるといいなと思いながら、色々考えることは楽しいです。

中学1年生のテーマは、
「自分を知る」「仕事を知る」です。

2年生の職場体験に向けて、3学期は「仕事」がメインのトピックになります。

私が参考にしているのはこの本です。

進路学習に使える本は何かないかな、と探しているときに見つけ、読んでみたら自分の目から鱗が落ちまくった本です。

大人になった今は当たり前のように流している「働く」ということについてとってもわかりやすく書いてあり、自分が思春期の頃に出会っていたら、また違う選択肢があったかもしれないと思わされます。

生徒の中には本を読まない子もいるので、なんとか進路学習の時間に組み込んで伝えていきたい!

ところが教材に向き合う時間があまりにもない…

そんなとき見つけたのがこちらです。

小学4~6年生向け、となってはいますが、内容を工夫すれば中学1年生でも十分取り組めるのではないかと思いました。

何より本の内容に沿って進められることがよい!

0から1を生み出すのはとても大変なことですが、
すでにあるものをアレンジさせてもらえるのは本当にありがたい。

指導案もついているので、準備時間の少ない担任の先生方が取り組みやすいようにと、それをもとにベースとなるスライドを作り始めました。

作ってるうちに楽しくなってきて、
「あ、こんな資料も入れたらさらに深まりそう!」
「アンケートの結果はここに入れよう」

と、ついモリモリに内容を詰めてしまい…

いざ、授業が始まって各クラスを回っていったら、
全然1コマで終わる内容じゃなくなっていました…

想定していた6~7割くらい。

担任の先生方も、それぞれの持ち味で教材を料理して生徒に切り込んでいくので、さらにふくらんでしまった感じです。

自分だけに責任がある教科指導と違って、
学年で足並みをそろえていくこの進路学習の舵を取るには、まだまだ私の準備不足だったなと反省しきりでした。
準備不足というか、準備しすぎて色々な荷物を載せた結果、船がうまく進まなくなってしまったというか…


ただ、授業後の生徒アンケートを見せてもらった際、
ねらいに迫っている生徒も、私が想定していなかった考えにたどりついている生徒もいて、方向性としては間違っていなかったのかなと思えました。
柔軟に受け止めてくれる生徒の感性にはいつも驚かされます。

切り替えて、次の単元につなげたいです。



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