アトラエ入社2年目の振り返り。守破離の"破"を乗り越えたい。
こんにちは。世界中のヒトや組織の可能性を拡げたい副島です。
2022年8月にWevox CS(ウィボックス カスタマーサクセス)としてアトラエに中途入社し、私の中では3年目がスタートしました。
「マネジメントされずとも全員が常に120%の本気を出せたら最高やん、と思って入社したアトラエでの仕事」について書いた初noteはこちら↓
入社時と変わらず、メインの業務内容は「Wevox」というサービスのカスタマーサクセス(以下CS)を担当しています。前回の振り返りから1年弱でどんな変化があったのかを振り返っていきたいと思います。
成長過程において「守破離」の考え方がありますが、今回はそこに当てはめた振り返りをつらつらと書いていきます。
「守」は、見習い段階で、新しい仕組みやルール、知識を習得して、環境に慣れる時間かと思います。
「破」は、独り立ちをした後に、自分に合うやり方を模索し、さらなる発展を目指す段階。
「離」は、自分の道を確立し、他のメンバーにも影響を与える段階で、”○○さんだから頼りたい"と周りのメンバーからも信頼され、より使命感も増しているような状態だと考えています。
守破離の守は得意だけど、及第点で終わらないように気をつける
突然の自己開示ですが、私は「破」から「離」に行くのにいつも時間がかかります。
最低限のことを当たり前にできるようになるまでは、割と短い時間でできますが、そこから自信を持って「自分独自のやり方で高い成果を出せています!」と言えるまでには時間がかかります。守破離でいうと「守」は割と早めに脱せますが、「破」から「離」に移行できている実感を持てないことが多いです。
ちなみに、学生時代の通知表も、3より下を取ることはほぼないですが、5もあまり取れなくて、調子がいい時で4で埋め尽くされているようなつまらない学生でした。(笑)
ということで、万年及第点女の私が、ゲームルールが複雑なアトラエという会社でどうやって守破離に立ち向かっているのかを紹介していきます!
とはいえ、実はWevoxのCSは「守破離」の「守」のボリュームもかなり多い
WevoxのCSの仕事は、お客様に「Wevoxをうまく使ってもらうこと」を目的にしているのではなく、Wevoxを一つのツールとして「自分達のチームを自分達の力で良くし続けてもらうこと」を目指して支援をしています。
その上で「守」にあたるのは、Wevoxのプロダクトの知識だけでなく、Wevoxで最初のカウンターパートになっていただくことが多い人事の皆さんは、そもそもどういう仕事をしていているかを、きちんと理解することから始まります。そして、実際に現場で日々チームづくりをしている管理職の方々は、何に悩んでいるのか、さらにそれが業界や職種、会社の歴史や商習慣の違いで全く異なる特徴を持っているので、そこを最低限理解できるようにならないといけません。
その上で、Wevoxの機能説明だけに終始せず
自分たちの組織のありたい姿を言語化してもらう過程をお手伝いをしたり
ステークホールダー(経営陣、管理職、現場の一般社員など)の目線を合わせたり
チームづくりに必要なスキル・スタンス・マインドなどを身に着けていただく方法を考えたり
などなど、明確な答えが無い課題にも一緒に伴走できるようにならなければなりません。
また、人事施策のトレンドも日々移り変わるので、できる限り最新の情報を仕入れ続ける必要があります。
ただ、有り難いことにアトラエのメンバーは、困っていればいつでも誰でも1on1を設定したり商談の同席もしてくれます。圧倒的にオープンマインドなメンバーが多いので、自分や仲間の成功体験は、聞かれなくても毎日誰かがチームのチャットツールなどで共有をしています。まだ共有されていない良さそうな事例を見つけると、誰かがすぐさま拾い上げてチームにシェアをすることを後押しするような文化もあります。
加えて、お客様から日々勉強させていただくことも多く、「チームの可能性を広げるストーリー」として、自社で運営しているDIOというメディアにも具体的な事例がたくさん掲載されています。
アトラエに入ってすぐは、とにかくたくさんの覚えるべきことを頭に詰め込んで、知識自体は増えていたけれどもそれぞれが点々バラバラになっていたような気がします。
ただ、お客様に日々伴走をしていく中で、一つ一つの知識が線でつながってくる感覚があり、相談や質問に対して一問一答形式でお答えするのではなく、背景や今後の展望を汲み取り、自分なりに想像をしながら、ストーリで話せる瞬間がだんだんと増えてきました。これで私のCSとしての「守」は一旦クリアできた感覚がありました。
「守破離」の「破」をテーマに設定した去年の冬
2023年の12月に、チームの忘年会兼振り返り会を実施しました。私が入社して1年ちょっとが経ったくらいのタイミングでした。
私の2023年の漢字は「破」に設定しました。
「こういう風にやればうまくいくかも」の型が見えてきたので、今は試行錯誤を意識して「守破離」の「破」に挑戦中です!と発信しました。
「破」で成果を出すために、自分1人では畳めない風呂敷を広げる意識を持つ
昨年noteを書いた時期からの変化としては、まずいちCSとしての顧客折衝に限定すると、お打ち合わせの場限りでの相談役だけではなく、組織開発のプロジェクトを設計して、パートナーとして一緒に走らせていただける機会が徐々に増えてきました。
お打ち合わせの場では、お客様と向き合って対峙するのではなく「横に並ぶ感覚」を持てるシーンが増えてきたのも嬉しい変化です。
少し知識のある私がお客様に何かをお答えする「先生・生徒」的な関係でもなく、発注主の依頼通りに動く「御用聞き」的な役割でもない、横に並びながら同じ課題を眺めて、お互いの意見を出し合うような時間が作れると「CSって楽しいな!!」という充実感とともにぐっすり眠れます。
加えて、自分自身のアトラエという組織への貢献度を上げていくためには
顧客折衝のクオリティを上げるだけではなく、お客様の声を一番近くで聞いているメンバーの一人として、開発側のメンバーと連携をしながらプロダクト自体のアップデートにも貢献していかねばなりません。
ただ、そんな機会はじっと待っていても自動的に降ってくる訳ではなく、日々のお客様との対話のシーンで頻繁に発生する訳でもありません。自分で意図的に協働できそうなお客様を見つけて、畳めるか分からないくらいに大きめに風呂敷を広げて、関係者を巻き込みながら物事を前に進めていく意識を持たないといけません。
そして、私にとっての「破」は、今までの積み重ねの延長線上にあるものではなく、「出来るか分からないけど価値がありそうなこと」に挑戦する機会を自分で作り、自分1人では畳めなさそうな風呂敷を広げて、一緒に畳んでくれるメンバーを巻き込まないとどうにもならない状況に身を置くことになりそうです。
アトラエは10月から新しい期がはじまったので、今年度のテーマは「1人で畳めなさそうな風呂敷を毎月1枚以上広げる」に設定したいと思います。
さいごに
CSとしてWevoxに携わる中で、最近強く実感しているのが「チームづくりに関わる人達の挑戦を後押しするようなサービスにしたい」という思いです。
組織の課題は多種多様で、「今まで何の問題も起きてきてないしこれ以上良くしようがありません!」と言える人はほとんどいないと思います。
チームの雰囲気がなんとなく良くなかったり、特定の誰かとの関係性があまり良くなかったり、チームメンバーに対してどこか一歩踏み込めてない感じだったり・・・
悩みのレベル感はそれぞれかもしれませんが、何かしらの、人や組織に関する悩みを抱えている人は多いと思います。
極論、Wevoxやその他のサーベイツールがなくても、そんなこと(課題)は、当の本人が薄々気づいてたりすることが多いと思います。意思を持って変えに行かないといけないのは分かってるけど、すごく怖いし傷つくかもしれないし、負荷が大きいかもしれないので、二の足を踏んでしまっている状態の方が多いんじゃないでしょうか。
だから、「あなたたちのチームの課題はこれです!あなたはこういう所が原因で信頼されてないので、明日からこんな行動をしてください!」的な、正論だけをズバズバ言ってくるだけのサービスだったとしたら「そんなん言われんくても分かっとるわ!」と反発したくなるかもしれないし、言われて出来るならとっくの昔にやっていると思うので、そうではなくて背中を押しながら、成功も失敗も一緒に振り返って行けるようなサービスだと良いんじゃないかなと思います。
ちなみに、アトラエのサービスにEngagement Run!というものがあります。ノウハウを学ぶことだけが目的ではなく、チームづくりに挑戦する意思や勇気を一緒に育める素敵なサービスです。
↓Engagement Run!に込めた想いは以下のnoteにも記載しています。
Wevoxといっしょにチームづくりに挑戦した方々が、週末だけを楽しみにせずに月曜日の朝をワクワクした状態で迎えてくれると嬉しいし、私もそんな社会人生活を続けたいと思います。
Wevoxを使ってくださる全てのお客様が、勇気をもって一歩を踏み出せるように、私自身も守破離の「破」をクリアしていきます!
そんなアトラエでは、引き続き仲間を募集しています。「少し興味あるなー」「久しぶりに話してみたいなー」というご連絡も大歓迎なので、是非お気軽にメッセージをお待ちしています!!
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