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Metahero Q&A Session with Mariusz Król Part 1 (2022/11/7) 動画 日本語書き起こし

0:56
質問者
私たちはワルシャワの近くにあるあなたの王国にいます。WOLFが大型プリントを作成している場所、その技術が生まれた場所です。

◆コンセプトや代表的なプロジェクトについて、もう少し詳しく教えてください。


Mariusz Król CEO
これについては何時間でもお話しできます。
ここで皆さんをお迎えできることは、私にとって本当に光栄なことです。

WOLFの核となるのは新しいテクノロジーです。大型プリントや壮大なプロジェクトについて言及されましたね。WOLFの歴史は、まさに新しいテクノロジーと結びついています。プリントから始まり、それが大型プリントへ、さらに海で拾ったリサイクルPETボトルのゴミを使ったプリントへと進化してきました。

しかし、WOLFはそれだけではありません。Metaheroにあるような「デジタル」もあり、これがプロジェクト全体の核になります。新しいテクノロジーについて語るには、特にフォーマットや録音、特定のフォーマットを使う可能性について語らなければなりません。

何かをプリントするためにはファイルが必要です。このファイルを入手するのは、いくつかの方法がありますが、特にスキャンすることです。これがフォトグラメトリー(写真測量技術)と呼ばれるもので、後に詳しく説明します。

一方、壮大なプロジェクトについての質問もありました。すでにたくさんあるので、それについて話すのは難しいです。私たちにとって、大型プリントは常に記録の更新を伴っています。最大の家具をプリントしたり、ゴミからプリントしたり、最近あった音楽業界のプロジェクト(2022年10月のWojtek Sokół のコンサート)のように、海から集めたボトルやゴミから高さ6mほどの大きなフィギュアをプリントで作ったり、本当にいろいろなプロジェクトがあります。また、家具業界にも積極的に取り組んでいますが、これは非常に楽しい部門です。

一方で最も重要なことは、3DプリントはコンピューターグラフィックのデザイナーやCADのエンジニアが作成するか、スキャンするデジタルファイルなしには存在し得ないということです。このスキャンについては、WOLFが開発したコアな分野の一つなので、今日はもっと詳しく話したいと思います。


<ポーランドのミュージシャン Wojtek Sokół のコンサート(2022年10月)>
メタスキャナーのスキャンから3Dプリントで作成した6m大のフィギュアや、ロボットアームを用いた演出等でWOLFグループが関わった

Zacznę od tego, że bałem się benefisu, nie jestem najlepszy w przyjmowaniu komplementów, nienawidzę jak śpiewają mi “Sto...

Posted by Sokół on Sunday, October 30, 2022

10/30 Wojtek Sokół のFacebook投稿より
「スキャン、6メートルのフィギュア、ステージ上の仕事をくれたMariusz KrólとWolf Groupチーム全員に感謝します。」

2:57
質問者

◆Metaheroというプロジェクトについては、最近どうでしょうか?


Mariusz Król CEO
プロジェクトを引き継いだ後、しばらく時間をいただくことになりましたが、その時間は無駄にはしていないということから始めたいと思います。この期間は非常に濃密でした。技術パートナーであるSONYとの協力関係を強化していますが、これについては後ほど詳しくお話しします。

近い将来、皆さんにとって興味深い事実がたくさん出てくると思います。ご存知のように、これはもう秘密ではありませんが、WOLFグループはスイスに移転することになりました。生産と研究開発部門をスイスに移すので、来年は最も濃密な時期になるでしょう。

Metaheroもそうです。というのも、私たちにとって安全が第一だからです。私たちがプロジェクトのために調達するデータは、あなたのデータ、スキャン、アバターも含めて、最も安全なものでなければなりません。

これが私たちの使命であり、目標です。つまり、セキュリティが第一です。それが、安全な国として知られるスイスを選んだ理由です。何よりもまず、あなたのデータ、お金などのセキュリティです。スイスはセキュリティの代名詞です。第三者に依存しないよう、最初から自社でサーバールームを構築するために、今回の措置に踏み切りました。最初から最後まで、自分たちで責任を持ちたいのです。

同時に新しいパートナーを選び、フォトグラメトリーを適用できる新しい扉を開いています。詳しくは後ほど話します。これは、皆さんと一緒に作り上げていくものです。

新しいチームも結成されました。新しい技術の開発に携わる優秀な人材がたくさん集まっています。このリブランディングは、皆さんにとって大きなサプライズになると思います。

また、ウェブサイトのデザインも新しくなり、私たちが何者で、どこに向かっているのか、そして私たちはどうありたいのか、どのように技術を発展させていくのかを伝える新しい説明文も用意されています。

本当に濃密な時間でした。書類を完成させ、法律的な問題を解決し、ホワイトペーパーを完成させる...これらは私たちにとって非常に重要なことです。

私自身が1つ約束できることは、皆さんも期待していると思いますが、もっと情報を提供し、もっと私の存在感を示すことです。私はもっと頻繁に戻ってくるつもりです。約束します。

5:08
質問者

◆データベースのお話がありましたが、Metaheroプロジェクトで準備中のデータベースの構築やセキュリティ対策について、最新情報を教えてください。また、100%使用できるようになるのはいつ頃でしょうか?

発表されたワルシャワとチューリッヒでのスキャニング・チャンバーの商業的な立ち上げまでに完成させることが必要でしょうか?

Mariusz Król CEO
先ほど述べたように、スイスはすでに決定しています。第一選択です。 セキュリティ、クオリティ、独立性、主権など、その理由はすでにご存じのとおりです。これらは、私たちにとって最も価値のあるものです。インフラそのものは、来年半ばには準備が整う予定です。

データ収集などを開始するまでにデータベースを完成させる必要があるかというと、答えは「いいえ、必要ありません」。しかし、何度でも繰り返しますが、セキュリティ、セキュリティ。そしてもう一度言いますが、データのセキュリティが最も重要です。もちろんスイス、ここが最初の目的地であり、最初のサーバールームを建設しているところです。

私たちは、このようなソリューションを提供する外部のプロバイダーとは独立した存在でありたいと考えています。ですからまず第一に、私たちは独自にやっていきます。

そして第二に、私たちの活動をさらに同時進行するための準備を行っているいます。というのも、皆さんもよくご存知のように、国際法は非常に幅が広いので、スイス、あるいはヨーロッパのためだけに1つのソリューションを用意するというわけにはいかないのです。ヨーロッパでさえ各国で異なります。アメリカではアングロサクソンの法律が扱われます。ですから、ここを最初のピットストップとしています。全てを準備し、それに取り組んでいますが、最も難しいのはその法律を受け入れることです。

これが最大の課題であり、今日、それを規制するものが何もないことを認識する必要があります。ですから、私たちにはそれを共同で創造し、正しい方向へ導くチャンスがあるのです。

7:00
質問者
それはチャレンジであると同時に責任でもありますね。

◆国際的な個人情報保護の法に準拠した行動をどのように確保しているのか教えてください。


Mariusz Król CEO
私たちはスイスを選びました。理由なく決めたのではありません。
スイスは独立した主権国家であり、常にセキュリティと結びついています。顧客のデータ、特に財務データは、まさにここ、スイスに保管されています。

私たちは国際的な法律事務所と連携しています。その理由はヨーロッパも世界も、ひとつの法律ではないからです。ご存知のように、テクノロジーは常に法律より早く発展します。つまり、法律が技術に追いつかなければならないのです。私たちにはこれを共に創造していく機会、喜び、特権があります。つまり、リスクとは何か、機会とは何かを示すのです。
しっかり意識していておいてください。

最終的に、スキャンをどのように使用するかを決めるのはあなた次第です。一方で、スキャンは非常にパワフルでセンシティブなデータであり、私たちはそれを管理する必要があることもお伝えしておきます。

昔は人々の言葉で十分であり、言葉での約束が大きな価値を持ちました。それが署名になり、支払いやクレジットカードの確認中にスキャンされるようになりました。その後、電子決済が導入され、通信と連動するようになりました。つまり今日では、電話番号に送信されるSMSで送金を承認することができます。未来はどうなるのか想像してみてください。顔認証や生体認証がすでに始まっています。

スキャンはどうでしょう?
スキャンとは、あなたを起点とする何百万ものエンコードと確認の機会を保存する強力なデータのセットであり、デジタル世界に入るのはあなた自身です。あなたが管理し、あなたが多くの道を選択することになります。ですから、私たちはまず第一に、あなたのデータをサーバーに安全に保存することに全力を尽くします。

そして第二に、このデータを受け取り、適切に管理できるようにするために、法律と、そして共に環境を構築するパートナーたちを準備することにも取り組みます。

ですから、さまざまな国、さまざまな法律事務所と協力することが、私たちにとっての優先事項です。しかし、強調したいのは、このスキャンをどう使うかを決めるのは、最終的にはあなた方だということです。

8:58
質問者

◆スキャンのアイデアや技術について、どのようなものなのかもう少し詳しく教えてください。


Mariusz Król CEO
もちろんです! (カメラの収めたボックスの前に移動)

9:15
Mariusz Król CEO
まず、フォトグラメトリーとは何なのかを説明する必要があります。
それは、まず第一に写真です。写真を撮るためにはカメラが必要です。私たちはSONYとの提携を開始しました。SONYが最高品質の機器を製造するメーカーだからです。

私の手には、当社のチャンバー、スキャン装置の心臓部があります。私たちは通常、これをスキャニング・チャンバーと呼んでいます。これは6100万画素のSONY ALPHA 7R4で、私たちにとって装置全体の中で最も重要な部分です。技術の話をしていただけるのはとてもうれしいです。実際、これは技術プロジェクトであり、そこから始めるべきだからです。

この時点で、すべてが写真から始まったことを述べておくべきでしょう。今日、あなたが見ているもの – テクノロジーの発展というのは、最初のイメージを作ることなんです。最初はみんなそれを恐れていました。カメラは魂を惑わすと言われていました。写真で現実をとらえることに抵抗があったわけですから、これは非常に興味深いことです。

十分な数の画像を集めてスキャンし、フォトグラムとして仕上げた写真。その過程で起こったことを思い出してみましょう。最初は写真があり、次に録音が、そしてコマ撮りのような組み合わせで映画が出来ました。その後ゲームに移り、コンピュータゲームが作られました。

そして今日、私たちはデジタルの世界にいて、完全に空間的な新しい形のデータ記録を参照しています。つまり、画像を組み立てた3Dファイルのことです。

もっと詳しくお話するために、チャンバーと呼ばれる私たちのスキャン装置にお入りください。どうぞ中に入ってください。(スキャナーの中に入る)


11:00
質問者
すごい! 内側から見るとこんな感じなんですね! 宇宙を感じることができますね。

Mariusz Król CEO
とても宇宙的で、未来的で、先進的、人々にはそう見えるようです。タイムトラベルのマシンに例える人が多いですね。内部に配置された96台のカメラが、96本ものレンズでこちらを見ているのですから当然かもしれません!

これが最終バージョンです。コミュニティとして、みなさんは次のバージョンを見るチャンスがあります。これが最終版です。高は3.5mで、前述の96個のカメラが搭載されています。重さは500kg強です。配線は1200mで、1/100秒でスキャンします。

もちろん、この他にもソフトウェアなど興味深いものがたくさんあるのですが、私たちのために、少し謎を残しておかなければなりません。でも、そうです、印象的ですね。感動してもらえたならうれしいです。

11:56
質問者

◆スキャニングチャンバーで撮影後、スキャン処理にどのくらい時間がかかりますか?


Mariusz Król CEO
私たちは、ハードウェアとソフトウェアで皆さんをデジタル空間、つまりバーチャルの世界に引き込むデバイスを作るという道を選びました。それは完全に自動化されたプロセスではなく、スマートフォンを手に取って、ぱっと写真を撮れば、すぐにそこに行けるというものではありません。それは新しいファイルストレージの形を指します。完全に空間的な3Dファイルで、自分自身のアバターを管理することができます。

しばらくの間はクオリティのためにアーカイブすることができます。SONYのカメラのおかげで、数日か数時間はもつかもしれません。すべてはクオリティ次第です。

パートナー企業と連携しながら環境を整え、最適化します。プラグインを書いたり、最適化するためのソフトウェアを準備して、この時間をできる限り短縮します。確かに、1/100秒というのは完成したスキャンを生成するための1/100ということになるでしょう。でもそれはコンピューターの能力だけでなく、リソースという意味もあるので、まだ先の話です。現状では、個人で3〜4時間程度必要です。

つまり、スキャン装置に入って1/100秒のクリックをした瞬間から、仮想世界の中でアバターとして自分を発見し、自分を管理できるようになるまで、3〜4時間が必要です。もちろん、一人一人、すぐに大容量にするという原理で規模を拡大しないようにお願いしたいです。なぜなら、処理側の対応するリソース、つまり流入する量を増やさなければならないからです。ですが、なるべくその数字に近づけようとしています。これから減らしていきます。実際、パートナーから提供されるものは、完全な最適化にかなりの影響を与えるでしょう。

11:39
質問者
お話のすべてが非常に印象的で、興味深く拝聴しています。

◆「最初のボランティアにスキャン代金を支払う」という考えを今も支持しますか?


Mariusz Król CEO
この約束は絶対に守ります。私たちは最大のスキャンのベースを作りたいので、これはそのための1つのモデルになります。また、新しいモデルも作っていくので、その時はまたお知らせします。

14:02
質問者

◆チャンバーでのスキャンの目標価格は、対象物の大きさや種類によって変わるのでしょうか?例えば、人間のスキャンは動物や物体のスキャンより高くなるのでしょうか?


Mariusz Król CEO
私たちは将来に向けて閉鎖的ではありませんが、私たちの焦点は人間であることを忘れないでください。人間が第一候補であり、人間をスキャンするつもりです。質問に答えるなら、子供でも大人でも、背の高い人でも低い人でも、どんな体型の人でも値段は同じです。

14:27
質問者

◆Metaheroスキャナーのフランチャイズを作る予定はあるでしょうか?


Mariusz Król CEO
フランチャイズは大ごとですね。確かに私たちはその準備ができていません。現時点では、このモデルを作ることは考えていません。しかし、それに対して閉鎖的になっているわけでもありません。むしろ、パートナーシップに対してよりオープンです。eコマース、ゲーム分野、ヘルスケアなど何でも、適切なパートナーが見つかれば、彼らとの協力モデルを用意することを前提に、アプローチに注力していくつもりです。


14:53
質問者

◆例えば、ユーザーが自分のスキャンをダウンロードし、それを基に、そのような注文を受け入れる企業に 3D プリントしてもらうことはできますか?


Mariusz Król CEO
私がすぐに思い浮かぶのは問題点です。
セキュリティ、セキュリティ、そしてまたセキュリティ。

最終的にそれで何が起こるかを決めるのはあなたです。あなたのスキャンで。しかし、最初の段階では、それは確かに不可能でしょう。非常にセンシティブなデータですから、未承認の外部の事業体に公開するわけにはいきません。

以前の質問で、パートナーと協力して環境を整えていると答えしました。ひとつは、最高のクオリティを提供することです。ふたつ目は、パートナーがこのクオリティを受け入れて、管理できることです。そして3つ目は、その道筋が安全であるかということです。

ですから、私の答えは「ノー」です。最初のうちは、これを許可することはできませんが、将来的にはあなたが決めることになるでしょう。そのようなことができる認定パートナーを提供できるよう努力します。

では、プリントの話に移りましょう。プリンティングのスペースの一部をお見せしましょう

(移動する)

15:57
Mariusz Król CEO
左側には産業用ロボットが見えます。どうぞ、こちらにお座りください。

産業用ロボットというと、製造業、特に自動車産業を連想されると思います。このようなロボットは、車体の溶接や塗装、自動車の組み立てを行います。

私たちの場合、これらは3Dプリンターです。3Dプリンターというと、おそらくキネマティックレイアウトが少し異なる、デスクトップのソリューションを連想される方が多いと思います。

この3Dプリンターは6軸の動きを持ち、実際に非常に大きなものをプリントすることができます。あなたが座っているのは、そのようなオブジェクトの1つです。


これは、rPETで作られた椅子です。rPETとは、みなさんが水を飲むボトルに他なりません。なぜ "R "なのか?これは、リサイクルされているという意味です。どこから入手するのか?海から採取されたものです。rPETから何がプリントできるのか?これはもう、私たちの想像力の問題です。家全体、家具、排水溝、プール...。実際、それは終わりのない話で、意識的に廃棄物を管理することを忘れてはなりません。これは重要な問題なのです。

16:58
質問者

◆御社が環境保護に無関心でないこと、そしてビジネスモデルにおいてもそれを強調していることは、素晴らしい考えです。


Mariusz Król CEO

そうですね、まさにWOLFで生まれたどのアイデアもそうです。
WOLFという名前は、私たちにとって重要な動物に関連したものですから、決してたまたまつけたものではありません

ご存知のように、オオカミは森に住んでいる自然な動物です。彼は月に向かって吠えるので、私たちは新しい技術競争をしています。私たちはこのテクノロジーの一部です。自然からテクノロジーへと向かうのです。

私たちの使命は、世界を私たちが見つけた時よりも悪くない形で残すことです。それをやるなら、もう大成功と言えるでしょう。テクノロジーの発展は、常に何かを犠牲にしています。私たちの時間、健康、そして地球の状態も犠牲にしています。

次の世代のためにあることを忘れずに、大切にしましょう。


17:48 パート2予告

Mariusz Król CEO
私たちは、2つの重要な決断決定を下しました。
ひとつは、B2C活動で得たプラットフォーム収益の10%を、コミュニティの意思決定に振り向けるということです。

そして、その意思決定をするコミュニティとは、私たちの会社のウォレットを除く、最大保有者の20%です。

続く…


※Q&A動画のPart 2について
Telegramのコミュニティマネージャーによると、11月第3週の前半になりそうとのことです。

"Hey folksQuick update that part 2 of the Q&A looks scheduled for "early next week"Following completion of edit and translation.
We look forward to sharing it with you all 👍🏼"

https://t.me/metahero_io/815500
https://t.me/metahero_io/815529


◆元動画

Metahero:
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Mariusz Król:
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