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鬱の峡谷をフリーフォール

恥ずかしいタイトルだね。厨二どころか赤ちゃんなので許してくださいね。
フリーフォールしないように、足場みつけたり、梯子かけて這い出たりするし、「こないだ作ったエスケープルートはこっち!」みたいに辛さを脱する方法は学んでるんですよ。
最初の頃は、峡谷にどんどん落ちていってしまうのを止める方法を知らなくて、ODしてみたり、リスカしてみたりしてたんですけど、どちらも大きな声で誰かに助けを求めているだけで、フリーフォールの速度は緩まりません。でも、おかげで助けの手が伸びてきた事もありました。主に医療従事者と家族でした。
助けてくれた人達は私が自分から死なないように色々教えてくれたり、身体的にも精神的にも死にそうだったのを蘇生してくれました。峡谷に足場を作って、命綱を着けてくれて、私は捨て身の自傷をする事はなくなりました。最後入院したのから一年くらいは経ってます。
でも、自分で這い上がらないといけないんですよね、この峡谷。足場で休めば休むほど筋力が衰えて崖を登れなくなるし、辛さの感度が麻痺していって、上まで登るのがめんどくさくなる。ここで寝てていいかなぁって。この足場めっちゃ居心地良いんだよなぁって。
大学に入り直すのは、手の届くところにある新しい足場までちょっと登ること。卒業までの道のりはあまりよく見えてないけど、多分少しずつ登れば届くのかなって。
今は出来ないことだらけです。外出して友達とご飯を食べてお外用の顔して話したら、一日、二日は回復のためにお家でじっと寝てなきゃです。カテキョも週一や週ニでやったら、それ以外の日は爆睡してます。頑張るとすぐその反動がくるというか。ちょっと出掛けたりすることが相当な頑張りに値するというか。
こんなに寝てばっかりの私ってなんなんだろう。足場からお空を見上げます。地表に出たら、もっと色んな場所に行けて、色んな人に会えて、沢山駆け回れるんだろうなぁ。でも、遠いなぁ。登るの大変だよなぁ。やだなぁ。ここに居て毎日寝てたいなぁ。でも、こんなに活動出来ない自分そろそろ嫌なんだよなぁ。こんな深い谷に落ちてなかったら、今頃地表で走り回ってたのに…早く…出たいなぁ…

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