なぜNZで生活してみようと決めたのか②

当時わたしは30歳、夫は32歳。
そこで考えられる選択肢は
①わたし1人で行く
②夫はstudent visaで滞在する
のどちらか。

両親の影響で家庭環境が良くなかったわたしは、何となく夫婦は離れてはいけないような気がしていました。一緒にいない時間が長いと、心が離れていくのを知っていたから。
そうなると、日本の家のローンを払いながら夫の語学留学費も工面しなきゃならないことになるんだけど、ローンは毎月約7万で留学費用は半年で100万ほど…そして物価の高いNZに円安真っ只中で飛び込むワケだからうんぬんかんぬん

このチャンスは今しかないし、どれだけお金が掛かろうともそれを良い経験にできるか否かも自分たち次第。たとえ苦しい思いをしようとも、夫婦で乗り越えるいい機会になるに違いない!と思い、1年半かけて700万円貯めることを目標にしました

準備金700万円の内訳

90万…家のローン
180万…NZでかかる家賃
200万…NZでの生活費
180万…夫の一年間の留学費
50万…往復の航空券代

2人でNZで無収入でいたとしても、とりあえず1年間は生活できるように算出したものです。節約のために、わたしは語学学校には行かないことにし、渡航前の1年半は独学でひたすら英語学習に取り組みました。その話はまだ別で書きますね。

最終的にまず私1人で先に行き、生活基盤を整えてから3ヶ月後に夫が合流することになりました。なんやかんや1人だとやっぱり身軽だし、2人でいるとどうしても毎日日本語ばかりになってしまうので、あえて3ヶ月別行動にしました。結果的にこれが大正解で、私の1人海外生活の冒険欲も満たされ、英語環境に慣れることにもなり、それから日本の役所関係のあれこれの処理を夫に頼めるし、「日本からこれ持って来ればよかった…」というものを3ヶ月後に持ってきてもらえるという、かなり合理的なシステムとなったわけです。あと、1人でいると現地の方々が積極的に助けてくれる気がしました。

実際は600万程度の貯金で1人渡航し、じっくり3ヶ月かけて後に2人で暮らすための手筈を整え(銀行口座開設、住む場所の手配、仕事探し、語学学校の選定、車購入などなど)しました。
思わぬ出会いとたくさんの助けがあり、何とかなりそうだな。というのが3ヶ月経った今の現状です。そして来週、夫と再会します。

案外寂しくなかったし、外国って別にそんなに遠くないんだなって思います。



いいなと思ったら応援しよう!