めいめい

💭忘れてしまうような一瞬を言葉にするのが好き。|服と雑貨と音楽と、食器と本に囲まれて暮らしたい🪞|バックパッカー

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マガジン

  • 宇宙のはじめ方〜就活編〜

    • 8本

    sorano meメンバーの今までの宇宙との関わり方や、進路の選び方、これからのことを発信するマガジン。「就職するか研究を続けるか」「新卒で宇宙を仕事にするかしないか」など、様々な分野からメンバーが集まったsorano meだからこそ書ける就活事例をお届けします。

  • 記憶があるうちに〜だらだらエッセイ〜

    毎日のことを、少しずつ。いつかきっと、いい人生だったと思えるから。

最近の記事

海街diaryと梅酒。もうすぐ夏が来る。

是枝監督の「海街diary」。英題は「Our Little Sister」。 映像サブスクで公開されていたので、久しぶりに観返した。 公開された当時、わたしはこの映画をかつての親友と観に行った。 2015年に映画館で撮った写真。画素数が荒い。 映画の中で大好きなシーンの一つに、梅酒を仕込む場面がある。冬に梅酒を飲んで広瀬すず演じる・すずが酔っ払うとこ、庭の立派な梅の木から実を取り、ひとつずつヘタを取って穴をプスっと開けるとこ、幸とすずが出来上がった梅ジュースを飲むとこ、

    • からだを揺らしながら目を瞑る

      6月9日水曜日、ロックの日。 TENDREのライブに行った。 2021年初めて、半年ぶりのライブハウス。 生の音楽を、文字の通り浴びて、わたしは胸がいっぱいになった。 TENDREは歌った「音楽があれば、それだけでーーー」。 涙が溢れて、びっくりした。ああ、わたしは、こうして大好きな音楽を浴びる時間を、音楽が大好きな人の声や言葉を求めていたんだ、と気づいた。 ライブハウスでは客席は声を出してはいけない。どんなに素晴らしくても、歓声を目の前のアーティストに届けられない。

      • 花束みたいな恋なんて、もう二度としない。

        花束みたいなワンピースを着て映画「花束みたいな恋をした」を観た。めちゃくちゃ泣くかなあと思って、落ちても気づかれなさそうなグレーのクリアマスカラをして行ったけど、湿っただけで涙は流れなくて、マスカラの心配は無駄だった。むしろクスクス笑った回数の方が多いんじゃないだろうか。誰を思い出すだろうと思ったが、予想通り、4年弱付き合った明大前に通ってた彼氏を思い出した。思い出しただけで、恋しくはならなかったけど、明大前の彼がこの映画を観たら、誰を思い出すのだろうとは思った。 イライラ

        • あと100日、から数日。

          30歳まで「あと100日。」の前編が、想像以上に多くの方に読んでもらえた上に、感想もいただけてびっくりしました。長くなりそうですが、24歳からの後編、参りましょう! ☀︎ものづくりを仕事にした24歳。就活は楽しく、何社か内定をもらった。結局私は「宇宙のグラスを作りたいんです。」と面接で話したガラス食器のメーカーに入社した。配属は企画部で、新製品を開発する希望の場所だった。千葉にある工場で1ヶ月研修があり、期間限定だけど初めて一人暮らしをした。内定者懇親会で「まつ毛が赤い。ギ

        マガジン

        • 宇宙のはじめ方〜就活編〜
          8本
        • 記憶があるうちに〜だらだらエッセイ〜
          5本

        記事

          あと100日。

          10年続いた20代が、あと100日で終わる。 あっという間だった。思い出せないことも、きっとあるんだろうと思えるくらい年月が過ぎた。日に日に薄れていく、わたしの記憶をここに記しておこうと思う。 この記事は前編・後編に分かれています。 後編はこちら☀︎ ☀︎入学式のない春から始まった。 3.11で、入学式も新入生歓迎会もなかった。不安な春から、私の20代は始まった。成人式のことは遠い記憶のようだけど、この日のことはしっかりと覚えている。強烈な感情を生むような出来事は、簡

          あと100日。

          ガラスの塊を、愛でたことはありますか?わたしはあります。

          モノで溢れる、5.5畳の小さな部屋。 少し離れた場所に住む2人の弟たちは、部屋を見るたび「すげ〜な〜(散らかってて)」とニヤニヤ笑って帰っていく。笑ってくれてありがとな。 6年前社会人になってから、ファッションを楽しみ始めた。特に好きなのはワンピースやロングスカート。足元にふわっと裾が見えるのが好き。小さい時、ママレードボーイを読んでプリーツたっぷりのスカートに憧れたことを、この文章を書きながら思い出した。(光希か茗子か、着てたのは誰だったか忘れた) 最近は、デニムも好き

          ガラスの塊を、愛でたことはありますか?わたしはあります。

          バイバイ、シャムキャッツ。またね。

          2020年6月30日。シャムキャッツが解散した。 好きなバンドの解散を経験するのは、初めてじゃない。高校時代から邦楽ロックが好きで、たくさんのバンドと出逢い、メンバーの脱退、新体制、解散を見てきた。それでも、彼らの解散はなんだか一味違ったのだ。 シャムキャッツをずっと一緒に追いかけてきた友達と「さみしいね」ってラインして、一晩経って、ぽっかり空いた心を埋めるように、今この文章を書いている。今の気持ちを残しておかないといけない、そんな義務感に駆られながら。 これは、わたし

          バイバイ、シャムキャッツ。またね。

          宇宙ビジネスの歩き方〜夢はないけれど、誰かの夢を叶えることを選んだ宇宙人編〜

          1.はじめに🌞この記事は「宇宙のはじめ方〜就活編〜」企画の第八弾です。 https://note.com/soranome/n/n2c6a0058666b 2.簡単に自己紹介🌙株式会社sorano meコーポレート&twitter担当のめいめいです。(学生時代からみんなに呼ばれているあだ名です。) ここは渋谷スカイ このシリーズも早いもので8回目。バラエティ豊かなsorano meメンバーのお話、みなさま楽しんでいただけているでしょうか。お気に入りの記事があれば教えてく

          宇宙ビジネスの歩き方〜夢はないけれど、誰かの夢を叶えることを選んだ宇宙人編〜

          シャッターを切る瞬間のこと。

          数年前から一眼レフをいじるのをやめて、富士フィルムの「写ルンです」で写真を撮っている。(最近はFUJI CARDIA miniELITE OPも使ってる。) 写ルンですのいいところを話すと、まず、軽い。とにかく軽くて、疲れない。暑い夏に、一眼レフを首からぶら下げた時の、あの疲労感にどうしても耐えられなかった。近所を散歩する時も、友人たちとドライブする時も、夏フェスでも、世界の反対側へ旅する時も、わたしは「写ルンです」をカバンに忍ばせている。いつも本当にありがとう。 二つ目

          シャッターを切る瞬間のこと。

          大切な本の話を。

          記念すべき初noteは、とても大切で道しるべのような本の話をしようと思う。 原田マハさんの「本日は、お日柄もよく」。初めて読んだのは、2016年6月、紫陽花が静かに咲き誇る季節だった。 読んだ後の感想を、わたしはこう記している。 「いいほうに変わるなら、変わる方がいい。言葉は何かを変える力を持つ。わたしも、変える側の世界を、見てみたい。」 あ、一応、「本日は、お日柄もよく」のあらすじを。 OLの二ノ宮こと葉は、想いをよせていた幼なじみの厚志の結婚式に最悪の気分で出席

          大切な本の話を。