ダメージは三ヶ月後
退屈な世界
刺激がない。長い籠城生活において一番の問題点はコレである。以前は変化を恐れて、保守的になり自分の殻に閉じこもりがちだった。法的にはもう外界へ赴いて冒険をしていいのだろうけど、内なる戦いから引き返せずにいるのが現状である。
錯覚
虚無を生成するのには最適だった。無理の無い生活をしているが、それは身体的負担が無いという意味であって、精神的な負担は増大の一途である。終わりなき戦いに突入してしまったのではないか?自分は刑務所の囚人なのではないか?悟りが開けるのではないか?とぐるぐる思考は負の渦へと巻き込まれるのだ。
軌道外
望んでいた世界はディストピアだった。自分の世界に閉じこもり続け、身体的苦痛や他者との相互作用を感じずにのびのびした生活はフィットしていると錯覚していた。だが現実はどうだろうか?工場で生成されたどこを切っても似たりよったりなハイチュウは軌道から外れた時に疎外感を感じる。製造レーンから外れて廃棄となる運命を悟るからだ。それならば銀紙に包まれてパッケージの中で窮屈に天寿を全うする事が正義にすら見えてくるが、どちらもディストピアなのかもしれない。
時間差
精神的な疲れは時間差で来るらしい、世界は狂っているので今頑張ろうとは思ってはいけない。故に6割位の出力でゆるく無責任なくらいが良いのかもしれない。
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